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11-30-2025

 試合結果 

【11/29栃木シティ戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 0-5 栃木シティ

得点
12' ピーターウタカ(栃木シティ)
35' 田中パウロ淳一(栃木シティ)
60' 吉田篤志(栃木シティ)
67' 吉田篤志(栃木シティ)
78' 田中パウロ淳一(栃木シティ)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2025/112912/preview/#live

シュタルフ悠紀リヒャルト監督

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--試合の総括をお願いします。

僕らがイメージしていたようなホーム最終戦とは、まったく違う結果となってしまいました。駆けつけてくださったサポーターのみなさんには、本当に申し訳ないです。

セレモニーも全員そろって参加することができず、直接感謝の言葉を伝えられなかった選手も多いので、あらためてチームを代表して、1年間ずっと後押ししてくださったサポーターの皆さん、そして多大なご支援を続けてくださったスポンサー企業の皆さまに、心から感謝を申し上げます。

ふがいない内容で最終戦を終えてしまい、本当に申し訳ありませんでした。

--体調不良者が続出するという想定外の事態の中で、久しぶりに先発に選ばれた選手も多かった試合でした。どんな言葉で送り出しましたか。

毎日のように誰かが離脱していく状況で、どのメンバーが揃うのかも分からない中だったので、正直に言えば今週は一度も、この11人を起用する想定でトレーニングできていません。ただ、チームとして積み上げてきたものはずっとありますし、あとはそこにどれだけ気持ちを乗せてプレーできるか。それが大事だという話をしました。

相手は優勝がかかった試合で、高いモチベーションで来ることも分かっていました。ただ、僕らのホームで戦う以上、例え優勝やプレーオフが懸かっていない試合であっても“消化試合”は一つもありません。メンバーが欠けていても、プライドを懸けて、勝ちを目指して戦わなければいけない。そう話して送り出しました。それにもかかわらず、前半に2失点し、後半も突き放される内容になってしまった。本当に、ただただ悔しいです。

--ここ数試合は縦に速いサッカーを展開していた中で、今日は自陣からパスをつないで前進するような戦い方になった印象でしたが、攻撃面についてはどう振り返りますか。

試合を通して、チャンス自体はつくれていたと思います。ただ、「決め切る力」が栃木シティさんとの一番の差だったのかなと感じています。一つひとつのクロスを見ても、相手は危険なところに的確にボールを入れてきていて、もっと失点してもおかしくない場面もありました。

僕らも5点、6点取れてもおかしくないくらいの攻撃回数はありましたが、思うように決定機に結びつかなかった。たとえば、まだ0-1の状況でGKと1対1になる場面もありましたが、そこで冷静に決め切ることができませんでした。それが自信の問題なのか、精度の部分なのか、その両方なのかはわかりませんが、そこで決められなかったことが流れに引き寄せられなかった大きな要因の一つだと思います。

前進するスピード感が出なかったのは、GPSのデータはまだ見ていませんが、体感としてはスプリントの数が少なく、走力の部分で相手に及ばなかったように思います。前節が月曜日開催だったこと、バス移動による遠征の疲れ、準備期間の短さも影響したのかもしれませんが、それを差し引いても、全体としてベストなパフォーマンスではなかったと感じています。

--天皇杯での躍進も含め、この2025シーズンはどんな1年になったと感じていますか。

一言で言えば、非常にふがいないシーズンでした。

私はこのチームをJ2へ導くために雇われた立場で、その目標を達成できなかった以上、ふがいないと言わざるを得ません。
今季のJ3のトレンドを読み違えたことも、開幕からスタートダッシュを切れなかった要因の一つだったと感じています。その後、このリーグで勝つために何が必要なのかを、徐々にチームとしてブラッシュアップしていけた点はポジティブでした。

そこから、夏の終わり頃にホームで0-5という大敗を喫してしまい、チームはメンタル的にも大きなダメージを受けてしまい、そこから5試合で1分4敗と結果が出ず、厳しい時期が続きました。
それさえなければ、リーグ後半戦はチームの調子は右肩上がりで上向いていたと思うんですが、「5失点での敗戦」があまりにも大きかった。最終的に、シーズンの締めくくりも、同じ失点数をしてしまう形になりました。

それでも、前節の奈良クラブ戦までは、数字の上ではまだJ2プレーオフ出場の可能性を残すことができていた。そこは間違いなく選手たちが踏ん張ってくれた部分です。
しかし、結果として目標を果たせなかった。その事実に向き合うと、やはり非常に残念なシーズンだったと言わざるを得ません。天皇杯では躍進できたものの、最終的にはPK戦で敗退し、あの負け方も強い悔しさが残りました。

まとめると、これ以上ないほど、悔しい思いをたくさんした一年だったと思います。

--「J3のトレンドを読み違えた」というのは、具体的にどのようなところが予想外だったのでしょうか。

僕はJ3は7年目になりますが、これまでのJ3では、もう少し“つながり”を持ったフットボールでも、上位に食い込めるチームが多くありました。
ただ、今年に関しては、つなぐことよりも、いかにダイレクトに敵陣へ入るか、コンビネーションで崩すよりも、事故が起こりやすい配給や攻撃でゴールに迫るか、そうした“スピード重視”のスタイルがトレンドだったと思います。

リーグとしても、アクチュアルプレーイングタイムを伸ばそうという取り組みもあって、これまでならファールになっていたプレーが流される場面も増えました。そのレフェリング基準も含め、ボール保持をベースにするチームにとっては、やや不利に働く傾向があったと感じています。
そう言った中で、我々はリーグ戦前期、ビルドアップを軸に、中盤にスクリーンを作って守備からボールを奪い、パスをつないで前進していくフットボールを試みていました。ただ、後半戦に向けては、よりダイレクトに敵陣へ入ること、より高いラインで相手陣内からプレッシャーをかけていくスタイルへ、少しずつシフトしていきました。

結果的に見ると、その“トレンドの読み”をもっと早い段階から掴み、最初からその戦い方にシフトできていれば、違った結果になっていたのではないか、という思いはあります。そこは自分自身、もっとアンテナを張り、開幕から調整できていればと、強く悔しさが残っています。

--チーム最年長の田代真一選手が、この試合で現役引退となりました。経験豊富で、ハートの熱い選手だった思いますが、彼はこのチームにとってどんな存在でしたか。

選手として本当に一流で、“危ないところ”をよく分かっていて、失点を防ぐために何をすべきか、その判断が自然とできる。最後の局面での迫力や、魂のこもったプレーをピッチで表現できる選手です。その姿が、若い選手たちにとてもいい形で伝わっていたと思います。

最近は若い選手たちが試合に出続けていましたけど、練習から周りの選手に多くのことを伝えてくれていて、彼から学んだものは本当に大きかったはずです。優しさと厳しさの両方を持ち合わせた、本当に“いい男”で、チームに必要なときには優しさを、そして締めるべきときには厳しさを与えてくれる、まるで“お父さん”のような存在だったんじゃないでしょうか。

だからこそ、彼の最後の試合が、こういう終わり方になってしまったことは、あってはならないことだと思います。彼の輝かしいキャリアを考えれば、なおさら申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当なら、もっときちんと花道を作って送り出したかった。できることなら、プレーオフを勝ち上がり、2試合分を戦い、J2昇格という最高の形で送り出したかったです。
シュタルフ悠紀リヒャルト監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://youtu.be/61rGdW6meEc?si=68QZuBv3oeJCKY3c

DF/5 田代真一

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--現役最後の試合を振り返って。

完敗です。残る選手たちには、この結果をどう受け止めるかが大事だと思っていますし、必ず次につなげていってほしい。僕自身も、今日に関しては反省しかありません。その中でもチャンスをつくれていた部分もありますけど、完成度という点も含め、いろんな面で相手が一枚上手だったのは明らかでした。だからこそ、その差をしっかり受け止めて、みんなで、それぞれがこの悔しさをつないでいってほしいと思います。

--久しぶりの先発起用となり、キャプテンマークも巻きましたが、どんな気持ちでピッチに立ちましたか。

ケガで思うようにプレーできない時間が続いて、今日も痛みを抱えながらプレーすることになりましたけど、こうしてキャプテンマークも任せてもらえたことに心から感謝しています。

この2年間、クラブ、仲間、スタッフ、そしてファン・サポーター……。本当に多くの人に支えられてきました。だからこそ、最後は『ありがとう』という気持ちを乗せて、90分間戦いにいきました。

--惜しいヘディングシュートも何本もありましたね。

そうですね……狙ってはいました。ただゴールもそうですけど、まずは『ゼロで終えたい』という思いの中で、結果としては5失点してしまったことが悔しいです。ただ、90分間本当に楽しくプレーできました。

--これまで、下から這い上がる立場にあるチームに多く所属してきた中で、このSC相模原で過ごした2年間はどんな思いや目標を持って、毎日を過ごしていましたか。

スポーツダイレクターの平野(孝)さんから声をかけていただき、縁があってこのSC相模原というチームきましたけど、選手としては“結果”でしか自分の価値は証明できない中で、何より分かりやすいのは『昇格』だと思っていました。実際、何度かそういう経験ができたからこそ、19年もサッカーを続けられたと思います。だからこそこの2年間、クラブにもっと結果をもたらせなかったことは、申し訳ない気持ちです。

--残る選手に向けて、伝えたいことは?

サッカーは11人でやるスポーツですが、結局は一人ひとりの勝負だと思っています。毎年チームの顔ぶれは変わって、新しいメンバーでまたスタートする。その中で、毎シーズン、「ここが勝負だ」という気持ちでやってきました。毎日が勝負ですし、試合に出るための競争があって、出たらチームが勝つために戦う。その中で目に結果を残せる選手こそが、チームにとって価値のある選手だと思っています。なので、サッカーはチームで戦うスポーツではありますけど、突き詰めれば「“個人”の勝負の積み重ね」。そこへのこだわりや姿勢が、少しでも他の選手にも伝わっていたらうれしいです。

--相模原のファン・サポーターに向けて、メッセージをお願いします。

カテゴリーや環境も含めて、これからのチームだと思いますが、これからも応援し続けてほしいです。選手にできるのは、結果を出すことしかないんですけど、もっともっとたくさんの人にスタジアムに足を運んでほしい。だから、もちろん選手も頑張りますけど、声援を送り続けてほしいです。その積み重ねが、必ず結果にもつながると思っています。個人的には、神奈川に戻ってきて、この2年間を過ごせたことは、本当に幸せな時間でした。自分がいる間に結果を残せなかったことは申し訳なく思いますが、このクラブがこの先、J2、J1、そしてACLの舞台で戦えるようなクラブになることを、心から願っています。

GK/31 猪瀬康介

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--今シーズン、リーグ戦では初先発となりましたが、どんな思いでピッチに立ちましたか。

今シーズンは、なかなか試合に出るチャンスが巡ってこない状況の中で、この試合がルヴァンカップ以来の出場になりました。

自分自身としては、サブとしてチームを支える時間が長い中で、『試合に出たらこうプレーしよう』『こういう形でチームに貢献しよう』と考えながら、今日の試合まで準備を続けてきました。ただ、それがなかなか結果として形にできなかった。そこは本当に悔しいですし、自分が積み重ねてきたものが、まだ足りなかったのかな、と感じています。

--第2GKとしてチームを支える時間は続いた中で、「試合に出たい」という気持ちや悔しさと、どう向き合いながら過ごしていた?

1年を通して、試合日を迎えるまでのルーティンは、1日たりとも妥協せずにやろうと決めていて、その上で練習からしっかり結果を残すことを意識してきました。第32節のガイナーレ鳥取戦のように、ここぞのタイミングで試合に出られない状況もありましたけど、そういう時があってもやることは変えずに、シーズンを通して続けてきました。そこについては、自分の“モットー”として大事にしていましたし、特にシーズンを通して一喜一憂はしてなかったですね。『もうやめよう』とか、そういう気持ちになることもなかったですし、変わらず毎週いい準備をしてきたつもりです。

--そうした中で、今日は試合に出るチャンスこそつかめたものの、体調不良の選手が多発し急造のメンバーで挑む形となり、難しい試合だったかと思います。

実際は厳しい状況でしたけど、プロの世界なのでしっかり結果を出さなければいけないし、どんなメンバー構成であっても勝たなければいけません。

久しぶりに出場する選手も多い中で、もっと自分が最終ラインから落ち着かせてあげられれば良かったな、と。チームとしてももっといい入り方ができたのではないかとも思うし、この結果になったことは自分の力不足だと感じています。

ただ、結果は0-5でしたけど個人としては本当に久しぶりのリーグ戦で、純粋にサッカーをするのがすごく楽しかった。楽しかったからこそ、やっぱり勝ちたかった、という思いが強く残っています。

--猪瀬選手にとって、この2025シーズンはどんな1年になりましたか。

最初は“3番手”という立ち位置からのスタートでしたけど、そこから、「この序列を絶対に覆したい」という気持ちを持ちながら、さっきも話したようにルーティンを崩さずに、自分のやるべきことはちゃんとやって、毎週積み重ねてきました。たとえ試合に出れなくても、どうにか少しでもチームの力になりたいと思いながら、サブとしてできることをずっとやってきたつもりです。

ただ、こういう最後の締め方というか、与えられたチャンスに対して、もっといい準備ができたんじゃないかな、とも正直思います。だからこそ、来シーズンはこういうふうに後悔しないためにも、もっと自分を見つめ直してやらなきゃいけないなと思っています。

--この試合が現役最後になった田代真一選手と、一緒にプレーできたことについては?

マサさん(田代真一)はチーム最年長で、いつも若手や周りの選手たちに声をかけてくれる存在で、ピッチの中でも外でも、いろいろな言葉をかけてくれて、僕らを安心させてくれるような先輩でした。最後に一緒のピッチに立てたことは、本当にうれしかったですし、「勝って、現役生活を終えてもらいたい」という思いでプレーしていました。

今日も失点が重なる状況になって、みんなの気持ちが沈みかけたときに『もっといい顔して、最後までやろう』と声をかけてくれて……。ああいう言葉をかけられる選手に、自分もなりたいです。