SC相模原

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11-12-2023

 試合結果 

【11/12FC大阪戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 5-0 FC大阪

65'橋本陸(SC相模原)
67'綿引康(SC相模原)
76'増田隼司(SC相模原)
78'前田泰良(SC相模原)
81'増田隼司(SC相模原)


■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2023/111213/live/#live/

戸田和幸監督

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--今季最多得点を更新する5-0での勝利となりました。この大勝の感想を教えてください。

みんな多分前半のことは忘れて「いい試合だったな」とか「スカッとしたな」と観に来てくれた人たちは思ってくれていると思います。基本、それでいいとは思いますけど、僕は監督なので前半から試合を見てきて後半に5点取るというのは稀なことです。でも、いつも紙一重です。後半、相手はメンバーを代えてきましたけど、元々はあっちのメンバーで来る想定をしていました。長いボールを使ってくると思っていましたし、セットプレーもこぼれ球を含め圧力をかけてくると思っていました。特に後半はそれが出て、(59分に東)ジョンがシュートを止めて綿引(康)がクリアできていなければ、おそらく全然違う試合になっていたはずです。

クロス対応のところは、クロスを入れさせないことも含めて今週ディフェンダーをみんな集めてもう一度やりました。「WBもファーポストまで戻るんだ」と繰り返しやってきて、見事にそこがつながったことでチームを救ったと思います。あと試合はやはり難しいので、前半のなかで入れられたとしても耐える時は耐えるということがチームとしてできるようになったと思います。最終的には5点取れましたので、やってきたことが個人としてもチームとしても出たと感じる得点ばかりでした。

今日、前田(泰良)が随分久しぶりにメンバーに入って、ピッチにも立ちました。松澤(彰)も今日はスタートで出て、彼なりに一生懸命頑張って試合を作れた部分もありました。泰良に関しては今日、ゴールも取れていいシュートも打ちました。チームとすると他の選手に対してもよい刺激になるんじゃないかと。シーズンの終盤に(いい雰囲気を)作れていることは、監督としてはとてもとてもうれしいです。

試合はいつも難しくて、前節ももちろんすごくよい内容だったと思いますけど、(勝ち点を)失っていたかもしれない場面はあったじゃないですか。でもあれが入らないのがフットボールであったりもします。最後は半分運だと思っていますが、それを手繰り寄せられるものが前節は前節であったと思います。今節は今節で前半からよい場面もありましたけど、もっとペースを上げるとか相手の薄いところを突くことがちょっと足りなかった。そういう意味で今日の前半は重かったわけじゃないですけど、後半しっかりとみせてくれたので勝つことができました。

終わったあと、選手にも言いましたけど、リーグで一番失点数の少ないFC大阪さんにマグレで5点も決められないです。点を取るまでの流れに我々らしさが出ていたと思うので、それはまた自信になる勝利だったと思います。

■戸田監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://youtu.be/gyOQz9aWxiY?feature=shared

DF/5 綿引康

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--終わってみれば5-0という試合でしたが、後半の立ち上がりにあったピンチをよく耐えしのいだゲームだったと思います。

監督から前半のスローインの入れ方に指摘があって、前半の戦い方をもう少し変えられたらもっと楽な試合ができたかなと思いますけど、よく耐えたなと。そこも成長しているなと思います。

--ディフェンスに関しては、後半の立ち上がり以外危ない場面を作らせていなかった印象です。

クロスを早く入れてくるという情報がったので、速く寄せにいってクロスをなるべく上げさせないように練習から取り組んでいました。前回対戦ではそこからやられてしまいましたけど、今回はしっかりできていましたし、そういう意味では抑えられたと思います。

--ニアへ飛んできたシュートを東ジョン選手が腕で弾いて、そのこぼれ球を綿引選手がクリアしました。

「やべえ!」と思って、相手が先に触るかと思いましたけどイチかバチかでスライディングしにいって、間に合ってよかったです。とりあえずスライディングへいこうと思って、よかったです。

--今週は練習から「ファーポストまでちゃんと戻れ」と言われてきたそうですが。

今週はクロスの対応をしていて、そういうところは練習から意識して試合に出たので、やっていてよかったです。

--相手より早く反応してクリアできたのも、こぼれてくるかもしれない予測ができていたからですか?

そうですね。練習からこぼれ球への対応もしていたので、一人ひとりそういう意識はあったと思います。スタッフ陣が分析してくれたおかげですし、それがハマってよかったです。

--あそこで失点していたら、全然違う試合になっていたと思います。

たしかに、あのクリアがなかったから5-0にはならなかったと思います。

--67分には綿引選手自身にゴールが生まれました。左足で決めた得点を振り返ってください。

その前に一本(ゴールライン上で相手ディフェンダーに)弾かれたやつがあったので、「どうしよう」と思いながら上の方に蹴りました。FC琉球戦の時みたいにヒヤッとする(ニア上へ)突き刺すゴールになっちゃいましたけど、入ってよかったです(笑)。

--安藤翼選手からマイナスの折り返しに合わせたかたちでしたが「来るな」と予測できていた?

そうですね。練習とか試合でもああいうボールが意外と通ってくるので「もしかしたら」と思ってマイナスにいたら、案の定通ってきたので、あきらめず詰めてよかったです。

--最後まで失点をゼロに抑えたこともチームとして大きなことだと思いますが。

そうですね。次にもつながると思いますし、1点取られていたら次節への流れも変わってきたと思います。自信にもなるし、勢いがつくんじゃないかなと思います。

--後期は多くの勝ち点を積み重ねて、今日の勝利で最下位になる可能性はなくなって、残留へ大きく近づきました。来季へ向けても非常に重要な3試合になりますが、意気込みはいかがですか?

全部勝って、来季につなげたいですね。チームとしてもそうですけど、個人としてもっと点に絡んでいきたいです。前期があったから後期の結果につながっていると思いますし、確実に成長していると思います。若い選手がたくさんいますけど、みんな自分がチームのリーダーになるつもりで練習からやっているので、自分たちの成長をすごく感じています。僕も後ろをやったり今日みたいに前をやったりと、いろんなポジションでプレーできるようにもなって、いろんなポジションの気持ちがわかるようになったことも成長につながっていると思います。

MF/15 前田泰良

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--プロ初ゴールおめでとうございます! ここまで長かったですか?

そうですね。長かったですし、まだ(シーズンは)終わってないですけど今季を振り返ったら試合に絡めてない時間の方が多かった。久々の公式戦でもありましたけど、普段練習でやっていることを出すだけだったので迷うことも緊張もなく、試合に入れました。

--昨季、特別指定選手だった時から数えて決まった初ゴールでした。その間、どんな気持ちでいましたか?

試合になかなか出られない期間があって、悔しい気持ちしかなかったですけど、腐ることはなく「次に来るチャンスで」と思っていました。時には「なんでだろう」と思うこともありましたけど、ブレずに自分に必要なことを意識して取り組んできました。

--藤沼拓夢選手と交代して入ったので、そのまま前で出るかと思いましたが、増田隼司選手が前線で出て、前田選手は一列低いポジションでした。これは元々決まっていたことですか?

そうですね。最近は前期でやっていた一番前のポジションというよりは、2列目で攻守において前でも後ろでも関わるという感じでしたし、今日も最初からそのプランでした。もしかしたら前で出るかもしれないとも思っていたので、どちらでも出る準備はしていました。

--自分でゴールを決めた以外に、前田選手が放ったシュートから生まれたゴールもあり、ピッチで存在感を放ち続けていましたが。

僕の立場からすると、練習からどれだけアグレッシブにプレーしてチームにパワーを与えられるか、自分の武器を出していけるかが大事になります。そういった部分でシュート以外に走り回ったりもすることを意識していました。

--ゴールは気持ちで押し込んだようにも見えましたが。

正直あの瞬間のことはあまり覚えてないですけど、決して綺麗なゴールではなかったと思います。

いいところにこぼれてきたというのもありましたけど、GKが飛び出していたのもわかっていたので、「身体を回転させながら、とりあえずねじ込もう」と思ったことだけは覚えています。

チームにそういう部分が足りないとも思うので、どこでだろうと押し込んで、1勝のための大切な1点になったと思うので、継続していきたいです。

--いいところにこぼれて来たのは、ゴール前までしっかり走っていたからでは?

そうですね。チャンスがあれば飛び出していくことや、シュートを打っていくことを常に意識しているので、あそこまで入ったことがゴールにつながったと思います。

--ゴールを決めたあとのことは覚えていますか?

興奮していたのですべては覚えてないですけど(笑)、サポーターのところへ走ったこととみんなが駆け寄って祝福してくれたことはちゃんと覚えています。

--決めたらゴール裏へ走っていこうと事前に思っていたわけではない?

そうですね。決まった瞬間、気づいたら走り出していました。まだ鳥肌が立っているぐらい、うれしいゴールでした。

--ただ、今のチームはメンバーの入れ替わりが激しく来週も厳しい競争が待っていると思います。

今のチームはみんな差がなくて、一回の練習や一つのプレーで選手が変わってくるので、次の練習からまたメンバーに入るためにどうするかしか今は頭にないです。

MF/30 増田隼司

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--前半戦は0-0でしたが、後半戦はゴールラッシュとなり、5-0という結果になりました。試合を終えてどんな感想ですか?

試合の入りからFC大阪さんのプレッシングとコンパクトな守備に少し苦しめられて、「前半は耐えよう」と言って、後半は押し込まれる時間もありましたけど、後ろの人たちと耐えながら「絶対にチャンスは来るから」と話していて、それをしのいだから得点できたかなと思います。

--ハーフタイムは、監督からどんな指示がありましたか?

「背後の飛び出しを増やしていこう」と言われて、ツバくん (安藤)が収めた時に自分が下に入っていこうと思っていました。

--65分に先制ゴールが生まれてから流れは一気に変わったように見えました。

短い時間でポンポンと点が入って、「もう1点、もう1点」という気持ちがいいかたちとしてつながって、結果的に5点入ったと思います。

--増田選手の1点目は、CKのこぼれ球を詰めたかたちとなりました。

普段、中に入ることがないですけど、(加藤)大育が触ったら自分に来ると思っていました。自分が得点するならそれしかないとも思っていましたし、イメージ通りにそれが来たのでよかったです。

--相模原ギオンスタジアムでの初ゴールにもなりましたが。

ここで何度も試合をして、全然取れてなかったので、やっとみんなの前で得点できてうれしいです。

--2点目はニアの難しいコースを打ち抜いたように見えました。振り返っていかがですか?

(前田)泰良が打つ前に、自分は呼んでいてパスが来なくてこぼれ球を拾ったかたちでしたけど、ダイレクトで打とうとしたら相手がシュートコースに入ってきたので、かわして打ったらいいコースではなかったですけど、入ってよかったです。

--立て続けにゴールが生まれた時間帯は、みんなが自信を持って積極的に足を振っていたように見えました。

前へ飛び出す量がチームの課題としてありましたけど、それをしたことが得点にも勢いにもつながったんじゃないかと思います。

--増田選手は前節、移籍後初ゴールを含む2点を決めて、今日も2ゴールを決めました。自分自身の感覚はいかがですか?

今日の試合もそうですけど、後ろがしっかりとゼロで抑えてくれたから、こうして流れが来たと思っています。自分のゴールでチームが勝つというのが一番うれしいことです。

--ゴール以外での貢献度も多かったと思いますが。

狭い局面や相手が前からハイプレスをかけてきたり、コンパクトな守備をしてきた時に自分のところでもう少しうまく剥がせたり、中盤の(吉武)莉央や(西山)拓実と一緒にもっと前進できるようにしたかったです。そこはもう一度見つめ直したいと思います。

--残り3節へ向けた意気込みはいかがですか?

いい流れで来ていますし、絶対に全部勝ちたいです。