《試合結果》
SC相模原 1-1 ザスパクサツ群馬
【得点】
47'青木翔大（ザスパクサツ群馬）
78'安藤翼（SC相模原）
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j2/2021/110702/live/#live/
高木琢也監督
勝ち点3を取りにいきましたので、そういう意味では勝ち点1という結果なので少し物足りないゲームにはなりました。今日、サポーターも方も駆けつけてくださって、勝つ試合をお見せしたかったですが、残念なことに勝ち点1ということになりました。大変申し訳なく思います。
内容の方は、入りのところでは前半良くなかった。後半の入りで同じような流れの中で失点してしまったところは残念なシーンだったと思います。あとは、選手たちが非常に頑張ってくれましたし、良いゲームをするという気迫が伝わってきましたし、非常に惜しいゲームをしたと思います。少しでも勝ち点を増やしていくためにもっともっと努力をしなければいけないと思っています。
－－久しぶりに清原翔平選手を起用した狙いを教えてください。
キヨに関しては、調子が非常に良かったのですが僕の決断が甘くてなかなか起用できず、今までは（安藤）翼を使ったりしていましたけど、基本、調子が良い選手を使おうと思っていました。翼にはチャンスを与えていますし、今回はキヨになんとかやってもらおうという判断で起用しました。あとは左利きなので、右サイドに入った時の視野の部分のところで、右利きの選手とは違う部分がありますから、そういうところでパスの供給、シュートも含めて何か変化を、という狙いがありました。
－－群馬を相手にどのようにして攻略しようと考えていましたか？
群馬さんを相手に、基本的には作りのところでは相手のサイドハーフを引き出すところで、その先のところで上手くいく時もあれば上手くいかない時もありました。前向きな選手ができましたけど、そこから先へボールがなかなか入らなかった。ボールをロストしているわけじゃないですが、縦に生きたボールを考えれば、そういう意味ではロストするボールが多かったと思います。テンポよくボールを動かしているので、その分縦に入れることを怖がらずにやってほしいなと思いました。これはもう一度見直して次のゲームへ向けて改善したいと思います。
－－途中交代の安藤選手が同点弾を決めましたが、ビハインドになってから追いつくためのマネジメントはどのようにしていきましたか？
後半に入ってからの選手交代は回数が限られていますので、一人だけを代えるというのは勿体ないので、一度に2人変えました。兵藤（慎剛）ゲームをもたくさんこなしているわけではないので、どうしてもコンディション的に問題がある。実質、疲れてから交代させるよりある程度の余力がある状態で交代した方がチームに起きる現象に対応できると思ったので、梅鉢（貴秀）を入れました。梅鉢も調子の良い選手なので、非常に良かったと思います。前の選手に関しても、（児玉）駿斗を入れましたけども、そこも（交代の）回数とかの関係でした。あとは、収まる選手を入れたかった。ボールを持っていても（ライン）間で受けられないことが多かったので、そういうところは少し解消できたと思います。
－－これまでの試合でも何度も決定機があった安藤選手が待望の今季初ゴールを決めました。このゴールはどんな意味を持ちますか？
FWに関しては点が取れないでいると色々なことを考える傾向にあると思いますけど、これで彼自身のモヤモヤ感というのは晴れたと思います。次のゲームに期待したいです。
－－勝ち点1を積み上げましたがまだ降格圏にいます。ここから4試合へ向けたプランを教えてください。
「プラン」という横文字のかっこい言葉はないですけども、とにかくもがいてもがいて全勝することしか考えてないですね。
MF／14 安藤翼
－－待ちに待ったゴールが決まりましたが、率直な気持ちを教えてください。
正直、「早くゴールを取りたい」という思いで毎回試合をしていました。チャンスが来たら決める自信は持っていましたし、今日は良いボールが来て入って良かったです。
－－これまでドリブルだったり抜け出しからのGKとの1対1という決定機がありましたが、今日のゴールはヘディングでした。
チャンスの形としては違いましたけど、ゴール前で上手く力を抜いてシュートを打てたことは今までになかった部分かなと。あの時はリラックスしてヘディングできて、ポジショニングも取れたので、毎回そのくらいの余裕を持てれば1対1のチャンスとかでも決めれるようになっていくと思っています。そういうのをもっと工夫してやっていきたいです。
－－追加点を取りにいく姿勢を示していましたが、結果的に引き分けたことはどのように感じていますか？
なんとか勝ち点3が欲しいゲームだったので、「なんとか2点目を取りたい」という思いがあったので、1-1という結果は悔しいですけど、引き分けという結果をプラスに捉えて、次勝ち点3を取れるように準備していきたいです。
－－ゴールを決めたあとは自信をさらにつけたかのようにミドルシュートを狙った場面もありました。得点後はどんな気持ちでプレーしていましたか？
1-1という状況でなんとしても勝ち点3が欲しくて、2点目を取りにいきたかったので、そこは自分で積極的に決めにいきたいという気持ちが強かったです。
－－試合後、高木監督やチームメートには何か声をかけられましたか？
「やっとか」と（笑）。本当、その通りですし、今日も夛田（凌輔）くんから良いクロスが来て、ここまでチームメートにも助けられたゲームがたくさんあります。それでも試合に関わらせてもらっている立場なので、「なんとかしてチームのために」という思いは人一倍持っていたつもりです。そういうのを今後のゲームに、結果として出していきたいと思っています。
－－残り4試合でゴールを量産することをサガミスタの皆さんは期待していると思います。
毎試合点を取るくらいの気持ちでやっていきたいです。それこそがチームの残留に一番繋がると思うので、そこは貪欲にやっていきたいです。
監督も言ってくださったのですが今日、点を取ったあとのプレーというのは吹っ切れたというか、気持ちの部分で少しは楽になったところもありました。それで力を抜いてもっとチームに貢献できるような仕掛けだったりチャンスメークをして、結果の部分にこだわっていきたいです。「ゼロ得点でも使ってくれている監督のためにも」という思いもありますし、ここからなんとか点を積み上げていきたいと思っています。
MF／7 清原翔平
－－かなり試合から遠ざかっている中からスタメンとして出場しました。試合に出た率直な感想を教えてください。
監督が高木さんに代わって、初めの試合（6月5日の第17節Ｖ・ファーレン長崎戦）からスタメンで出ていなかったので、久しぶりでしたけど、それえまでずっと準備をしてました。ここでしっかり試合に入れないと、この年齢でピッチに立つ資格がないと自分に言い聞かせて、しっかり入れるよう意識してプレーしました。
－－前節は後藤圭太選手が久しぶりの出場で活躍をしていました。ポジションは違いますが彼のプレーは刺激になっていましたか？
なりました。歳も近いし、一緒にメンバー外の練習もしていましたし、圭太くんの練習に対する態度だったり立ち振る舞いというのはチームにとって本当に良いように映っていたと思っています。そういう選手が試合に出て、良いプレーをする姿というのはチームにとっても僕にとっても刺激になりました。僕も同じような状況ではあると思うので、そういうプレーをみんなにも示していきたいなと思います。
－－右のシャドーでボールを受けてからアイデアあるプレーが何度も出ていました。群馬を相手にどんなことを狙っていこうと考えていましたか？
チームでどういうところを突いていこうという大まかな決まり事はあるので、そこを使うためにゲームの中でそこを見つけるかというのを意識しいながらプレーしていました。前半、良い時間帯もあったので、そこで決め切ることができなかったことが反省点かなと思います。
－－ディフェンスラインへの意外性のあるループパスがチャンスになりかけていました。良い意味でリラックスしてプレーできていたのでは？
リラックスはしてないですけど、今日は特に勝たなければいけない試合だったので、点を取るために自分が感じたことを第一にやろうと思っていました。裏へのパスだったり、上を通すパスというのは、その時に浮かんだものを第一に出そうと考えていました。それが結果には繋がってないですけど、積極的なプレーというのはできたと思っています。
－－清原選手を応援する家族やサポーターはこうしてまたピッチに立つ姿を見ることができて、嬉しさがあると思います。
誰かに応援してもらっている身として、久しぶりにピッチで戦えたということは自分にとってすごく幸せだなと感じました。自分もそうだし、応援してくれる人にとってもそれが嬉しいことだなと感じてもらえるので、今季は残り4試合ですけど、もっともっとピッチに立てるようにどんどんアピールしたいと思います。
－－残り4試合、残留に向けてどんなことが必要だと感じていますか？
ありきたりですけど、チーム一丸となって残留に向けて戦うこと。あとは試合に出ている人たちは、試合に出られない人たちだったり、応援してくれる人たちの思いをプレーで示すように、責任感を持って残り4試合を戦っていければ、今日も勝ちたかったところですけど、勝ち点1を積み上げることができました。これを次に繋げなければいけないので、責任感だったりを出していければ残留というのは見えてくるかなと思います。