SC相模原

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06-30-2019

 試合結果 

【6/30アスルクラロ沼津戦】試合結果・三浦監督・選手コメント

《試合結果》

2019明治安田生命J3リーグ 第14節

SC相模原 0-1 アスルクラロ沼津

■得点
(PK)25'尾崎瑛一郎(アスルクラロ沼津)



【三浦文丈監督】
まずこの雨の中、相模原のサポーターの方がたくさん来てくれて、一緒に戦ってくれたんですけど、勝点3をプレゼントすることができなくて本当に申し訳ない。次はホームなので、また一緒に戦ってもらって、次こそは勝点3を取れるようにやっていきたいと思います。それはまず最初に言わせてください。

ゲームのほうは、いろんなピッチ状況を考えて、相手は長いボールを入れて拾ってくるなと予想していたんですけど、やはり入りから中盤のところでのセカンドボールの拾い合いで少し後手になっているかなと感じていて、相手のほうがパワーがあったなと。それでなんとなく押し込まれた中で、ウチは前線で起点を作ることができず、そこから攻撃という形があまりなかった。沼津さんの特徴として、得点は少ないんですけど失点も少ないという中で、最初に点を与えると苦しい展開になると思っていたんですけど、それを与えてしまったことが最後まで少し尾を引いたかなと思います。後半はウチの選手も奮い立って、けっこう相手のゴールを脅かしたんですけど、決め切れず、最後のところを崩し切れなかったなというようなゲームだったと思います。

--前節・C大阪U-23戦はああいう形で敗れた中で、今日の試合に向けて、どんなことを選手たちに強調して臨みましたか?
春に掲げた「チームのスタイルを確立する」という意味で、積み上げること。例えば、自分たちがボールを握りながらゲームを支配するというところの積み上げはずっと続けてやろうと。その中で、C大阪戦も自分たちがある程度ボールは握れていたんですけど、カウンターで失点してしまった。でも、積み上げるところは積み上げていこうと。リスク管理を含めて、(守備への)戻しだったり、いろんなことを凡事徹底しないといけないということを話した中で、今週は沼津さんが前にボールを入れてきて、セカンドボールを拾ったり、クロスが多いチームなので、そこの対応を含めて、まずはセカンドや球際で戦わないといけないということを今日のミーティングでも伝えて入っていったんですけど、結果的に勝点3を取れなかったという形になりました。

--後半開始から上米良柊人選手、その後も早い段階で小田島怜選手を投入しましたが、どんな意図があったのでしょうか?
エド(川上エドオジョン智慧)も本当にトレーニングからすごく意欲的にやってくれていたんですけど、奪ったあとに前線で起点ができないなと思ったので、一つ起点を作るという意味では、エドに代えて上米良のほうが起点になるなと。そこでハーフタイムから上米良を入れました。その中で、セカンドボールの拾い合いのところで、後半の立ち上がりは前半よりは改善したんですけど、まだ弱いなということを感じて、このままやっていたらなんとなくズルズル持っていかれるんじゃないかと思ったので、そこで小田島を入れて、セカンドボールを拾わせるという意図で、今回は早めに手を打ったほうがいいなと判断して、あの時間帯に入れました。

--前節に続いて無得点となった中で、いまはどんなところに課題を感じていますか?
こればっかりは特効薬はないと思います。ただ、ゴール前でまずは冷静にやらないといけないという部分もありながら、ときにはラフに、大胆に、予想もしないところからシュートを打ってみるとか、クロスを入れてみるという、相手も読めないような大胆さも必要なんじゃないかなと。あとはその大胆さプラス、冷静に決める質というところは継続してやっていかないといけないなと思います。今日も当然(ゴールを取りに)出ていかないといけなかった中で、ボックス近くのところにはボールが行っているし、そこからけっこうクロスも入っていたり、ペナルティーエリアの中にもボールが横切ったりしているんですけど、シュートまでいかなかったり、シュートがブロックされているというところがある。そこで大胆にやるところ、冷静にやりながら質を求めていくところが必要になってくるんじゃないかなと思います。


【MF26上米良柊人】
--後半開始からの出場になりましたが、どんなことを求められてピッチに入りましたか?
前半は0-1で負けている状況だったので、天候も悪い中で、まずは前で起点を作るために、どんどん裏へ走るように声をかけられて入りました。

--川上エドオジョン智慧選手と代わって、最初はそのまま2トップの一角に?
最初はそうですね。でも途中で1トップ2シャドーになって、(伊藤)大介さんとシャドーを組むことになりました。

--上米良選手自身にも決定機が来ましたね。
やっぱりああいうところでしっかり決めていかないと、チームの流れもこういう負ける形になってしまう。ああいうところで決められる選手にならないと思うので、これからもどんどん練習して、どんな場面でもゴールを取れる選手になりたいです。

--それでも、後半は上米良選手が入って攻撃も活性化したように見えましたが?
相手も前半からけっこうアグレッシブに来ていたので、体力的にも少し後半は落ちてくると思っていたんですけど、自分は後半からスタートという形だったので、体力もあるわけですし、その中で相手が嫌がるようなプレーをしていこうと思っていました。

--チームとして無得点が2試合続いた中で、課題はどんなところにありますか?
まずは、失点してもそれを取り返すくらいの得点力はチームとして求めていかないといけないですし、そこは前の選手がいかに貪欲にやっていけるかがチームの勝利に繋がっていくと思うので、そういう攻撃の部分を課題としてやっていかないといけないと思います。ポゼッションも大事だと思うんですけど、個で打開していくことも大事。個で一枚二枚とかわせるプレーがあれば、ほかの選手も空いてくると思いますし、相手からしてもイヤだと思うので、個という部分ももっと伸ばしていかないといけないと思います。監督からも「試合はこのあとも続くから、前を向いていこう」という言葉がありましたし、選手たちもここで下を向いているようでは次の試合もうまくいなかいと思うので、今日は今日で切り替えて、来週に向けてしっかり準備していきたいと思います。

【MF7梶山幹太】
残念な結果でしたし、内容もあまり良くなかったので、率直に残念です。中盤を3枚にして、セカンドボールを拾おうということで入ったんですけど、なかなかうまくいかなかった。相手のサッカーは分かっていましたし、それに合わせてしまったというか、自分たちも少し長いボール頼みになってしまった。そこでどれだけマイボールにできるかが一つのカギだったんですけど、そこがなかなかうまくできなかったのかなと思います。

--特に前半はまさしくロングボールが増えてしまった?
どの試合も「立ち上がりは積極的に相手の裏を狙っていこう」というのは監督も言っていますし、それは今日も狙いを持って入ったんですけど、ただそれだけになってしまったのかなと。落ち着いてやれるところはもっといっぱいありましたし、相手もけっこう同サイドに人数をかけてきていたので、そこを外して逆サイドに行ければまた違った展開になって、オープンな自分たちに有利な展開に持っていけたのかなと思います。今日はフィジカル勝負というか、もちろんセカンドボールも大事ですし、拾わないといけないんですけど、それを拾う前というところも今日は少しできていなかったのかなという感じはします。

--スタートは中盤3枚で入った中で、後半は途中からハッキリと[3-4-2-1]に変えましたが、前半からそのように立ち位置も試合の中で変化させていた?
前半は基本的には([3-5-2]のまま)継続ですね。ただ、やりながら自分もできるだけ前でプレーしたかったし、自分の頭上を越えるような形でボールが行き来していたので、長いボールが入ったときのセカンドボールを前で拾えるように、ということで前めのポジションを取ることを意識していました。でも、それもなかなかうまくいかず…。今日はスリッピーでボールも走るグラウンドだったので、いつも通りボールをつなぐサッカーをやっても良かったのかなと思います。

--チームとして無得点が2試合続いた中で、課題はどんなところにありますか?
シュートを打たないと決まらないというのは当然ですし、ただシュートに行くまでの形というのがなかなか今日もできていなかったですし、(前節・)C大阪戦もサイドには入っているんですけど、そこから中に行けるようなシュートチャンスがなかなかなかったので、そういう意味ではそこの工夫というか、もっと前に人数をかけて、思い切って後ろから出てくるようなプレーも必要かだなと思います。もう少し守から攻への切り替えで、早いタイミングで仕掛けるということも必要ですし、いろいろあると思うんですけど、今日に関しては相手に合わせてしまったというか、相手が対応しやすいプレーになってしまったのかなと。向こうはセカンドボールを拾って前に来るというチームだったので、もちろんそこで上回ることも必要なんですけど、そこをさせないというか、自分たちがボールを保持するスタイルというのをもし今日できていたら、また違った展開になったのかなと思います。でも、それをさせてもらえなかったので、そういう意味では向こうのほうがやろうとしていることは上だったのかなと思います。

【DF5梅井大輝】
自分のファウルでPKになってしまったので、自分のせいで負けてしまったという試合だったと思います。久々の試合でアピールしたかったんですけど、結果的に失点に絡んでしまったのは反省材料だと思います。また切り替えていくしかないので、続けてやっていくしかないと思います。

--あのPKの場面は少し厳しいジャッジのようにも思えましたが…。
自分としてもファウルはないかなと思ったんですけど…。ついていけていたし、対応もできていたんですけど、ファウルになってしまった。僕もまだ映像を見ていないので、どんな感じかは分からないんですけど、やっている感じだと「ファウルなのかな?」という感じだったので、映像を見て確認するしかないです。でも、ファウルを取られてしまったのは事実なので、そこは自分の責任ですし、次はないように気をつけたいと思います。

--結果的に守備ではあの1失点だけだったということを考えると、チームとしてどう得点を奪っていくかが課題になりますか?
自分自身もあのPKを取られたあとにバタバタしてしまって、ビルドアップの面でもバタついてしまったので、そこはもっと自分の中で切り替えが必要だったと思います。あとはもっとシュートの本数を増やしていかないと怖くないと思いますし、セットプレーも何本かありましたけど、そういうところでも決めないといけない場面は何回もあったと思うので、自分もそういうところで攻撃に貢献していかないといけないと思います。苦しい展開の中でセットプレーで取れると試合も優位に進めるので、今日もそこで決め切りたかったなというのはありますね。

【MF19末吉隼也】
悔しい試合になりましたけど、シーズンは長いので、こういう連敗をすることもあるし、次の試合が一番大事だと思うので、この2試合で出た課題を真摯に受け止めて、チーム全体で練習から試合で勝てるように意識してやっていかないといけないのかなと思います。自分たちのことを見つめ直す良い機会だと思って、次の試合に臨みたいと思います。

--今日は[3-5-2]のシステムで入りましたが、どのような狙いを持って臨みましたか?
相手はシンプルに前にボールを入れてくるチームだったので、セカンドボールを拾いやすいように中盤を3枚にした形で臨みました。前半は少しバタバタしたところもありましたけど、後半はほとんどウチがボールを握っていましたし、シュートを打たれたという記憶もあまりないですし、でもかと言って自分たちもビッグチャンスを作れたかというとあまり作れてはいなかった。可能性があるとしたら今日に関してはセットプレーぐらいだったかなと思います。ただ、攻め込むところまではいっているので、あとはアタッキングサードでのクオリティー。センタリングは何本も上がれているのに、味方に合っていないというのも問題ですし、そこはもっと上がる側と受け手が練習からコミュニケーションを取ってやっていかないといけないと思います。あれだけ上げられていて合わせられていないというのは、もっとチームとして考えないといけないと思います。

--今日の内容から踏まえても、どうやって得点を取るかということにフォーカスしていくべきなのでしょうか?
そうですね。試合内容は悪くないのに負けているというのはなかなか向き合いづらいですけど、その前の試合(前節・C大阪U-23戦)も圧倒されていたかというと、そうではなかったですし、その中での連敗というのはなかなか難しいですけど、いまは半分を終えようとしているので、もう一度チームとしてどうすべきかということを考えてやっていきたいと思います。


■Jリーグ公式ホームページ試合結果
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