SC相模原

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11-24-2010

 その他 

第34回全国地域サッカーリーグ決勝大会1次ラウンド・第3戦

1011230 全国地域サッカーリーグ決勝大会に初挑戦したS.C.相模原は、1次ラウンドの最終日に大会の怖さを改めて知ることとなった。 HOYOとの第1戦では2点リードから追いつかれPK戦で勝利し、勝ち点2を獲得。Y.S.C.Cとの第2戦に3-0で勝利し、勝ち点を5に伸ばした。その結果、レノファ山口との第3戦で、90分以内の勝利、もしくはPK戦で勝利しても決勝ラウンドの切符を手にできる状況にあった。 S.C.相模原は、第2戦と同様のメンバーで試合に臨んだ。開始1分、最初の攻撃で先制に成功する。右サイドで水野がボールを保持すると、追い越していく金澤に縦パスを送る。そのクロスをFW森谷が鮮やかにヘディングで決め、いきなりスコアを動かした。 次は左サイドからだった。7分、左サイドから坂井が富井にくさびのパスを入れると、スペースへと抜け出した森谷へ。森谷は左サイドからドリブルでゴール前に切れ込むと、GKの位置を冷静に見て、ゴール右に流し込み2-0とした。 レノファ山口が前線からプレスをかけてこなかったこともあり、S.C.相模原はボールをつなぐことができた。右から左へ、左から右へ。ボールも人も動く、本来のサッカーがこの時点までは表現できていた。相手に決定機らしい決定機を作らせることもなく、前半は試合の主導権を握っていた。 ただし、試合を決める3点目を奪うことができなかった。 37分には鈴木健からのパスを左サイドで受けた坂井のクロスに森谷が飛び込む。41分にも左サイドから右サイドへ大きく展開すると、開いていた森谷のクロスから坂井がさらに折り返し、水野がシュートした。43分にも坂井の縦に早いダイレクトパスに鈴木健が飛び出し、森谷にスルーパスを送ったが、これもゴールに結びつけることはできなかった。 試合は後半に入っても2-0のまま時間を刻んでいった。そのリードが気持ちに緩みを与えたのか、S.C.相模原は、攻撃の組み立てやラストパスの精度が徐々に雑になり、相手ゴール前に侵入する機会が減っていく。 そして68分、流れを変える1点が決まる。ゴールネットを揺らしたのは、S.C.相模原ではなく、レノファ山口だった。 中央から右サイドに展開されると、ここで止めることができずに、クロスを上げられてしまう。飛び込んできた相手FWへのマークも甘く、ゴールど真ん中からヘディングで1点を返されてしまった。 2戦を終えて、すでに敗退が決定していたレノファ山口であったが、このゴールによって息を吹き返す。前線にロングボールを入れると、次々に選手たちがゴール前に流れ込んできた。その動きにS.C.相模原は全体的にラインを下げてしまい、ゴール前に侵入してくる第二波となる相手選手をつかまえられなくなった。 そうした状況でも追加点を奪うチャンスはあった。72分には、水野が相手のパスを読み、中盤でカットすると、右サイドからクロスを入れる。それをファーで待ち構えていた森谷がボレー。しかし、これもゴールネットを揺らすことはできない。 すると78分、右サイドから再びクロスを入れられてしまう。落ち着いて対処すれば、クリアできるボールだった。しかし、CBはこのクロスに対して目測を誤ったかのように見合ってしまう。そしてクリアしようとしたボールがDFに当たる不運もあり、こぼれ球を押し込まれ同点になってしまった。 試合は2-2になったが、負けなければ決勝ラウンドに進出することはできた。83分、ベンチは動く。水野に代え秋葉を、森谷に代えジエゴを投入。キープ力のあるジエゴには前線でボールを保持することが、経験豊富な秋葉には試合を落ち着かせ、そして終わらせることが期待された。 しかし、このまま試合を終わらせることはできなかった。選手たちはパスを回し、本来のパスサッカーで打開するのではなく、前線へロングボールを蹴り込んでしまった。これにより、試合は両者ともにロングボールの応酬というリスクの高い状況に陥る。 そして87分、中央から左サイドに展開されたクロスをまたしてもヘディングで決められると、逆転されてしまった。 89分、富井に代え吉岡を投入。3分のアディショナルタイムには、GK佐藤も相手ゴール前に上がり、セットプレーからゴールを狙ったが、同点に追いつくことはできなかった。2-0から3点を返される逆転負けを喫し、S.C.相模原は決勝ラウンド進出を果たすことができなかった。

原田大輔

望月重良コメント 「言葉がでてきませんが、悔しいとしか今は表現できません。この悔しさをいつかは晴らさなければならないし、僕らは前に進んでいかなければならない。本当に、応援してくれている人たちには、結果で答えることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、自分としてもチームとしても、この大会にすべてを懸け、最善の努力をして、結果がついてこなかったのは残念でなりません。この経験を無駄にはしたくないし、必ず生かせるように、前を向いて進んでいきたい。本当に、温かく、熱い応援をありがとうございました。引き続き、S.C.相模原をよろしくお願いします」

ひたちなか市総合運動公園陸上競技場 13:30キックオフ(45分×2本)
1st (45分) 2-0 得点者:S.C.相模原-森谷2
2nd (45分) 0-3
結果 S.C.相模原  2-3  RENOFA YAMAGUCHI FC