SC相模原

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11-14-2010

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第44回・関東社会人サッカー大会・決勝

10111401011141 22分、右CKの混戦からセカンドボールが相手の前にこぼれてしまう。それを決められ、S.C.相模原は1点を追いかける展開を強いられた。 ジエゴ・カンポスが累積警告により出場停止。坂井や齋藤も負傷を主力を多く欠くS.C.相模原はポジション変更をして関東社会人サッカー選手権大会の決勝に臨んだ。 GK佐藤に加え、工藤、奥山、井上、金澤が並んだディフェンスラインこそベストメンバーだったが、中盤の構成はこれまでの試合とは異なる構成だった。中央は富井、鈴木健が務めるが、右には吉岡、左には鈴木隼が入った。2トップは森谷とユーティリティーの水野が担う。中央ではその水野にくさびを当て、サイドへと展開していく。また、サイドでのパス交換から大きくサイドチェンジを行い、相手を揺さぶろうとした。 17分には工藤からのロングフィードに吉岡が右サイドを抜け出し、ゴール前へ折り返すが、詰めていた水野はタイミングが合わずにシュートできない。27分にも奥山のロングフィードに水野がペナルティーエリア内で胸トラップからシュートするが、ネットを揺らすことはできなかった。 失点後には吉岡と鈴木隼のポジションを変え、右からはSBの金澤、左からは吉岡のドリブル突破により活路を見出そうとするが、ラストパスの精度を欠いたS.C.相模原は得点を奪えず、0-1で試合を折り返した。 後半もピッチを広く使いボールを動かしていくS.C.相模原だったが、相手が作り出した厚い守備ブロックに中央を崩すことはできない。それならばと、サイドからクロスを供給するが、これも精度が合わず決定機を作り出せないでいた。 77分には相手選手と接触した吉岡が負傷。78分には木下がピッチに送り込まれる。そうして迎えた81分だった。左SBの井上から縦に走る鈴木隼に縦パスが通る。前方にスペースがあり、鈴木隼はゴールライン深くまでドリブルで侵入することに成功。そしてニアにクロスを入れた。そこに森谷が飛び込みヘディングシュート。待望の同点弾が生まれた。 試合は延長戦に突入する。90分には相手チームに退場者が出たこともあり、S.C.相模原は数的優位で延長戦に臨んだ。98分には右CKから工藤がヘディングで競り勝ち、リードを奪った。 しかし、試合はこのまま終わらなかった。延長後半になった104分、後方から配球されたロングボールの対処をGKもDFも躊躇してしまう。GK佐藤は飛び出して処理しようとし、DFもそれを見てクリアすべきかを一瞬迷った。このボールが思ったよりも手前でバウンドしたため、クリアできず……相手選手にそのボールをシュートされ、GK佐藤が見送る形で同点ゴールを決められてしまった。 試合は110分を戦っても決着がつかず、PK戦に突入。両チームともに5人ずつ成功して迎えた6人目。 キッカー、木下が蹴ったシュートが相手GKに止められ、5-6で敗れた。

原田大輔

西が丘サッカー場 13:00キックオフ(45分×2本)
1st (45分) 0-1
2nd (45分) 1-0 得点者:S.C.相模原-森谷
延長前半(10分) 1-0 得点者:S.C.相模原-工藤
延長後半(10分) 0-1
PK 5-6
結果 S.C.相模原  2-2  横浜猛蹴