SC相模原

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10-19-2010

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第46回全国社会人サッカー選手権大会・準々決勝

10101801010183 第46回全国社会人サッカー選手権も大会3日目にして、8チームに絞られた。S.C.相模原は、山口県立おのだサッカー交流公園サッカー場にて、トヨタ蹴球団と準々決勝を対戦した。古賀誠史に続き、水野和樹が負傷したチームは、2回戦からさらにスタメンを変更して試合に臨む。 ただし、GKとDFに変更はなく、ゴールマウスには佐藤が入り、ディフェンスラインは工藤と奥山がセンターを担い、右を金澤、左を井上が務める。中盤の底も鈴木健と富井が引き続き先発。変わったのは2トップと両サイドで、攻撃の核となるサイドアタッカーには、左に吉岡が、右を坂井が入った。そして得点源となる2トップ。望月は、エース齋藤のパートナーに森谷を使命した。 キックオフと同時にトヨタ蹴球団が積極的に出てきたこともあり、S.C.相模原は完全には主導権をつかめずにいた。4分には中央から左サイドに展開され、放り込まれたクロスのこぼれ球からミドルシュートを狙われる。GK佐藤の好判断により弾き出すと、CKへと逃れた。その後も相手の激しいプレスに、狙いとするパスワークを発揮できずにいたが、ベンチから「シンプルにプレーしろ」との指示が飛ぶと、徐々にパスが回り始める。そして、20分を過ぎると、右から左、左から右へと、サイドチェンジや中央を中継したパスにより、大きく展開できるようになり、本来のサッカーを見せるようになっていった。 そして22分、エースの齋藤が今大会3試合連続となるゴールを決める。中央の富井から左サイドでパスを受けた吉岡が、前方のスペースに斜めに走り込んできた齋藤にパス。齋藤は持ち前のフィジカルとスピードを生かすと、ドリブルでゴール前に侵入していく。そしてゴール左、角度のないところから左足で、ゴール右にシュートを決めた。 疲労やメンバー、ポジション変更の影響もあり、攻撃時のパスがずれるという場面も見られたが、S.C.相模原はボールを支配し、相手ゴールへと迫っていく。34分には、鈴木健が犯したファールから直接狙われたFKが、ポストに当たり、助けられるという幸運もあり、前半を1-0で折り返した。 苦しい時間帯にゴールという結果でチームを助ける選手こそ、真のエースだろう。齋藤は後半開始直後の41分に、この日、2点目となる貴重なゴールを決める。1-0はチームにとって、リスクのあるスコアだった。2点差も決してセーフティではないが、それは連戦を戦う選手たちの精神的な負担を大きく軽減するものだった。 後方から右サイドのオープンスペースにロングボールが配球されると、齋藤がディフェンスラインの裏を抜け出し、すぐ下を走る森谷に落とす。森谷はこれをダイレクトで再び齋藤へリータン。縦の関係によるワンツーで、一気に相手DF陣を突破することに成功した。齋藤はそのままドリブルでゴール前に切れ込むと右足でゴール左に流し込んだ。 2点のリードを得たS.C.相模原は、51分に井上に代えて鈴木隼を入れる、さらに64分には吉岡を下げ、秋葉を投入。秋葉をアンカーに配置した4-1-4-1システムに変更して、相手の反撃に備えた。秋葉は中盤の底から的確なコーチングで選手たちを動かしていく。連戦による疲労から運動量や集中力が欠けつつあったチームを揮い立たすと、各選手にチームプレーの徹底をさせた。これにより、齋藤や森谷、さらには坂井といった面々も前線から相手の攻撃を防ぐように連動したプレスをかけていった。 秋葉のコーチングもあり、選手たちは集中を切らすことなく、相手の攻撃に対応し続けると、失点することなくロスタイムに突入する。そうして迎えた82分、坂井が左足で鮮やかなミドルシュートを華麗に決めて加点。スコアを3-0とした次の瞬間、試合終了のホイッスルは吹かれた。 S.C.相模原は、3-0での完封勝利により準決勝進出が決定。 19日は、山口きらら博記念公園スポーツ広場にて、11:00からカマタマーレ讃岐と決勝進出を懸けて、戦うこととなった。
おのだサッカー交流公園サッカー場 13:30キックオフ(40分×2本)
1st (40分) 1-0 得点者:S.C.相模原-齋藤
2nd (40分) 2-0 得点者:S.C.相模原-齋藤-坂井
結果 S.C.相模原  3-0  トヨタ蹴球団