SC相模原

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05-08-2017

 試合結果 

03/J3第7節沼津戦安永聡太郎監督試合後会見

——本日の試合を振り返ってコメントをお願いします。 「少し受けたというか。前半、風下に立つというところまではチーム全体で考えて入ったところだったんですけど、それをそのまま受けてしまって、ボールが前線になかなか入らなかった。自分たちが各駅停車でボールを動かしたことで、相手のプレスの餌食にあった。相手の長いボールに対してもなかなかチームとしての意志統一が取れていなかった。それで2失点後も、押し込まれていた。相手の右サイドから攻撃してくるというのは重々分かっていたんですが、どのようにそこをケアするかというところで、前半の途中くらいに(普光院)誠を少し下げることによって、自分たちのリズムでボールが動き始めたのかなと。だから僕が、そこを頭の10分くらいでパッと指示を出して解決の手を打つことができなかったところが前半の反省点だと思っています。 あとは(久保)裕一があれだけフラつきながら走っている中で、早く代えてあげれば良かったんですけど、彼に前線の起点として、ボールの収まりどころとして、ターゲットして、ずっとがんばってきてくれていたので、そこをちょっと引っ張りすぎていたかなと。ゲームそっちの気で、やはり頭の負傷というところでジャッジすることができなかったところも反省です。追いついた後に、もう一歩、押せ押せで出すことができなかったのは、僕の反省点ですし、最後の2失点目に関しても、ボールの失い方に関しては重々言ってきたつもりではいるんですけど、それなのにああいう失い方をしてしまった。あれはやられるべくしてやられた失点。僕は『またか』『ないかぁ』って思ったところもありましたけど、選手が最後まで諦めずに戦ってくれて、追いついてくれたというのは、選手に感謝したいと思います。ジョン(ガブリエル)がこの試合で2得点してくれたというのも、非常に大きなものになったと思います」 ——では久保裕一選手をハーフタイムで下げて、ジョン・ガブリエル選手を入れたのは、純粋に負傷というのが理由ですか? 「はい。(久保が)自分で大丈夫だって言って戻ったんですけど、やっぱり動けなかったですし、ボールサイドにも顔を出せていなかった。ただ、あれだけ今まで前線でボールを収めてくれていたことと、彼自身のコンディションも上がってきていたので、本人が『大丈夫』と言ってピッチに戻ったので、こちらの判断だけで代えるというのもなぁと思っていて、ひっぱり過ぎてしまいました。なので、前線にボールが出なかった、収まらなかったというのは、彼が動けなかったというのも見て取れていた。足の運びも悪かったですしね。当初、後半は2トップにするつもりで準備していたんですけど、前半が終わってロッカーに戻って来たときに、彼の目を見たら『あれ?』と思って。そこで本人に確認したら、ちょっと気持ち悪いという話しでした。自分の判断の悪さが、彼に申し訳ないことをしたなと」 ——ただ、代わりに入ったジョン選手が2得点しました。今日の彼の評価について教えてください。 「彼は来日した当初から数段、役割がはっきりしました。横のクロスに対するボールにも、少し入りすぎていたり、サイズはあるんですけど、170cmの選手に負けたりしていた。そこを何度も何度も話し合って、どこのポジションからどう入ろうということを話してきて、味方のゴールキックに対しても、190cmあるから自分が飛ばなくても、相手をブロックすれば自分が触れるんですよね。でも、そこでバッチリ勝とうとして飛ぶので、タイミングがずれてしまい、相手が良いところでバチンとしてきて競り勝たれてしまっていた。だから、彼には飛ぶなと。飛ばなかったから君の頭に当たるからという話をしていたんです。なので、横浜FCのイバのように飛ばなくても身体を預けるだけでいいんだって話はしました。 練習ゲームでも(麦倉)捺木とは感覚が本当に合っているので、ああいうシーンがばんばん出ていたんですよね。だから、あとは、どこでどう使うかだけだったんです。今日、(保﨑)淳が2週間練習できなかったので、トレーニングをがんばってきた選手をということで、捺木を使うということにした。そこでジョンをもともとのゲームプランとしても早い段階で入れるつもりではいたんですけど、後半頭からではなく、10分くらいからのつもりだったんですけどね。ただ、ああいう風に入ることで、捺木ともいい形が1本作れましたし、合う合わないというのはやっぱりありますよね。まだ、他の選手とは合わないんですけどね。ジョンと捺木、ここは合っている。あのクロスは、分かっていても止められないので、そうなると捺木が(今後)やってくれなければならないのは守備のところ。常に前の人にサポートしてもらっていると、前が疲れてしまうし、前に出るパワーを失ってしまうので、彼はそこに向き合わなければいけない。ちょっと、そこのね。針がどっちに振れるか。あいつ(麦倉)が、(さらに)しっかりと取り組んでくれればと思います。最後は足をつってしまっていましたからね。プラスのほうに振れてくれれば、うちの武器になると思います」