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09-06-2015
その他第14回9月6日「J3第27節vs盛岡 辛島啓珠監督試合後記者会見」
——本日の試合を振り返ってのコメントをお願いします。
「結果的には2−2で引き分けたんですけど、決して内容は褒められたものではなかったです。成田(恭輔)のスーパーなミドルシュートが入って、最後は惜しいシーンもありましたけど、とにかく立ち上がりから守備の緩さが目立っていたと思いますし、一つ一つ、ワンプレー、ワンプレーが軽かったですね。相手にボールをわたしてしまい、2点目もスローインを相手に弾かれて、FWのところの守備もよくなかった。前半で3点目を決められていたら、試合は終わっていたかもしれない。それでも(佐藤)健が活躍したりだとかで2失点で抑えたまま、ハーフタイムを迎えられたのは、まだ良かったと思います。2点差なので1点取れれば、流れも変わるというところで、後半もそのままのメンバーで臨んだんですけど、状況が変わらなかったので、メンバー交代していったところ、前への推進力が出ました。それが得点につながったんじゃないかと思います。いまはケガ人が多い中で、いるメンバーで試合に臨みましたが、自分の中で学んだところもありました。結果的に勝てずにお客さんには申し訳ないことをしたと思います。切り替えて次のゲームに向けてやっていきたいと思います」
——前半は守備がうまく連動せず、攻撃もそれに伴ってうまく機能していなかったと思うのですが、理想としていた狙いはどういうものだったのでしょうか?
「メンバーも当然代わったので、後ろからボールを動かしてビルドアップしていこうとしていました。ボランチから縦パスを入れ、そこから2トップのコンビネーションやサイドからの攻撃というものを取り組んできました。須藤(右介)がCBに入って(曽我部)慶太がボランチに入ることで、ボールを動かしていこうという狙いがあったんですが、立ち上がりの5分で失点してしまうと、どうしても相手に引かれてしまう。それでボールを動かして攻撃的なポジションを取っていっても、相手に弾かれると、そのまま相手FWの起点になってしまった。そこで潰せず、悪循環に陥る状況が見られましたね。それはもう、やっぱり自分が求めていた場面ではなかったです。それでも前半、決定的なチャンスがあって、それが決まっていれば、流れも変わったのかもしれないですが、逆に状況が変わらなかったので選手交代をすることで前への推進力を出しました」