《試合結果》
松本山雅FC 1-3 SC相模原
【得点】
4'沖田 空(SC相模原)
20'金子 翔太(松本山雅FC)
36'沖田 空(SC相模原)
52'沖田 空(SC相模原)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2026/091306/
シュタルフ悠紀リヒャルト監督

--今日の総括をお願いします。
聞くところによると、我々のクラブはここで勝ったことがないという話だったので、まずは一つ、SC相模原の歴史のページを新たに切り開いていってくれた選手たちを誇りに思いますし、本当に勝ってよかったなと思います。
試合はすごくいい入りをしたんですけれども、セットプレーで追いつかれてしまって、そこから我々が用意していたロングスローのタオルが消えたり、PKを取ってもらえなかったり、片側にしかカードが出なかったりと、本当に難しい状況もありました。それでも選手たちは集中を切らさずに、自分たちに矢印を向けて90分間を戦い抜いてくれたのかなと。最後はちょっと運を味方にして、1失点のまま勝利につなげることができたと思います。
得点を決めた沖田(空)もそうですけど、本当にみんなが頑張ってくれたと思いますし、GKの金珉浩も最後めちゃくちゃスーパーセーブを連発していたので、みんなの気持ちが引き寄せた勝ち点3だと思います。
相変わらずアルウィンはすごくいい雰囲気で、ものすごい山雅サポーターの熱は感じましたし、その中で勝つって本当に簡単なことではないと思うので、本当に選手を褒めたいと思います。
--1-1の状況になってからの圧力や迫力が弱まらず、最後まで続いた印象がありました。対山雅という部分で、先ほど監督は「自分たちに矢印を向けた」とお話しされましたが、相手のやり方を考えた上で、今日重視したポイントがあれば教えてください。
最後ちょっと相手に持っていかれましたけれども、勢いが止まらなかった点に関しては、スケジュール的なところで我々が有利だったというのを、まず述べないといけないと思います。
本来であれば、ルヴァン1回戦というのは全チーム同じ日にやるべきだなと思います。先週は我々の相手の長野パルセイロさんがフレッシュな状態で、我々が中2日で試合を余儀なくされました。今日に関しては、山雅さんがミッドウィークに湘南ベルマーレさんとPK戦までもつれ込む熱戦を演じていたので、そういったところは絶対に影響があると思います。そういった部分で、我々は今週に関してはラッキーだったんですけど、そういうのはできればないほうが公平なんじゃないのかなと思います。なので、戦術的なところというより、まずフィジカル的なところでは、試合前から多少我々のほうがしっかりこのゲームに準備できたというところは、少しは利点としてあったんじゃないのかなと思います。
戦術的なところでは、やはり相手のワンアンカーの脇のスペースのところはボールがたくさんこぼれますし、そういったセカンドボールを拾うところに、我々は3人ぐらい配置しています。先に回収できれば、3バックに向かって勢いを持って突っ込んでいけるというところだったので、そこを90分通してやり続けたというのが、一つ勝利につながったとは思っています。ただ、結果的にそういった形からゴールはしていないと思いますし、セットプレーを取って、そこからの流れとしては成立しているんですけど、もっと反省して練習しないといけない。自分たちの形から仕留められる力というのは、まだまだ足りないなという課題もまた見えたと思います。
--リーグ戦では第2節、第3節と連勝してから、その後勝利からは少し遠ざかっていたと思います。この間で何か改善や修正があったのか、それとも継続されてきたのかを教えてください。
もちろん、改善はその都度やらないといけないと思っていますし、それが私の仕事です。でも、何かを変えるという意味での改善とか修正ではなくて、少し足りない部分といったところを、より磨いていく。「もうちょっとこういうところはよくできるよね」といった部分を、1週間のトレーニングの中で積み上げています。
たしかに2連勝のあと、ルヴァンを入れたら3試合、リーグ戦に関しては2試合未勝利が続いていました。ただ、その2試合のゲームに関しても、決して我々が表現しようとしている「エナジーフットボール」が出せていなかったわけではなかったですし、チームとしてやり方を大きく変えないといけないような内容ではありませんでした。本当に微調整をしながら、もう一回選手にも自信を取り戻してもらった上で、今日の試合に臨めたというのは良かったんじゃないかなと思います。
GK/21 金珉浩

--試合全体の振り返りからお願いします。
また試合前に、「相模原はこのスタジアムでまだ一回も勝ったことがない」という話をしていて。シマくん(島川俊郎)も「だからこそ、今日はこのメンバーだったら勝てる」と言ってくれましたし、みんな入りから集中して入れたと思います。何より今日は、勝ち点3を取れて良かったんじゃないかなと思っています。
-- 1失点はしましたが、1試合を通してチーム全体ですごく集中して守れていたと思います。山雅は速い選手も多かったり、うまい選手もいる中で、後ろから見ていて守備の部分はいかがでしたか?
そうですね。後半の終盤ぐらいまでは、そんなに大きなピンチもなかったですし、全体的にやろうとしていたところや、危ないところのリスク管理もちゃんとできて、うまくできていたと思います。後半の最後の時間になると、何本かピンチはありましたけど、みんなで体を張って守れたんじゃないかなと思います。
--終盤はビッグセーブが連発しました。まず74分、相手に振り向きざまに打たれたシーンは、結構危なかったと思います。あの場面を振り返ると?
そうですね。前に人がいっぱいいて難しかったですけど、なるべくボールを見ようとしていたので、いい反応ができたんじゃないかなと思います。
--さらに87分ぐらいにも混戦からポストに当たって、そこからどうやって止めたのか、振り返るのも難しそうなセーブがありました。あのシーンはどうでしたか?
そうですね。とりあえずポストに当たって、僕のほうにボールが向かってきていて。ラインのギリギリだったので、とりあえず体を張って、なんとか。運が良かったんじゃないかなと思います。
--ポストに当たったあと、ギリギリで弾いて、その後も足を伸ばしてこぼれ球をしっかり弾いていました。反射神経や技術の部分もあったのかなと思いますが。
それも、一旦ボールが前にあったので、その距離でボールを見て判断するのは無理だと思って。とりあえず体を張ったのが本当のところです。正直、運も良くて、当たって止められたんじゃないかなと僕は思っています。
--相手もなんとか追いつこうという中で、後半はホームの山雅サポーターの声も、かなり圧倒されたんじゃないかなと思います。そうした中でも後半を無失点に抑えられたことについては?
そうですね。3-1になって、そこから早い時間にもし1点でも取られていたら、また流れが変わっていたと思いますし、本当に難しい状況もたくさんありました。ただ、今日に関しては、前線のササくん(佐々木快)から、後ろのケヴィン(ピトリック)、トキ(常田克人)くん、シマくんまで、みんな本当に体を張って、後ろから見ていても、「よく走ってくれているな」と感じていました。やっぱりそれを見たからこそ、僕もなんとか勝利に貢献したいなと思っていました。少しでも勝利に貢献できたかなと思っています。
--最後に、クラブとしても苦手としていたサンプロ・アルウィンで勝てたことをどう次につなげていきたいですか。
そうですね。とりあえず失点がなかったら負けることはないと思うので、次の試合こそは無失点、クリーンシートを目指して。またホームでいい流れに乗って練習できるように、また1週間、いい準備をしていきたいと思います。
DF/19 沖田空

--ハットトリックの大活躍でしたが、ポジションって、右サイドバックで合ってましたよね?
合ってるはずですよ(笑)。スポーツダイレクターの平野(孝)さんにも「謙虚に守備からやれ」って言われました(笑)。
--改めて、得点シーンですが、まず1点目の振り返りからお願いします。
1点目は、フリーキックのところで今回はキーパーの前でブラインドになったり、プッシュしたりする役割でした。その中で、あのシーンに関してはキーパーとディフェンスラインの間にちょっとスペースがあって。「ここにアキト(棚橋尭士)が速いボールを入れてくれたら面白いな」と思っていたので、キーパーの前だったり、ディフェンスの前で触ることを意識していました。
最後は競り合う形になりましたけど、うまくゴール方向に飛ばせて、得点できたなと思っています。
-- 2点目はヘディングでしたね。
何回かクロスが続いたシーンだと思うんですけど。クロスを上げられそうなタイミングで、相手の前に入っていこうと思っていて。そのタイミングはいろんな選手がボールを触った中でうかがっていましたし、あの時はリクくん(中山陸)がパッと中を見た時に「来る」と思いました。
あとは、ああいう時に点が入らないのって、足が止まっちゃっていたりとか、ボールを触ろうとしすぎて止まってしまう。そうすると、ディフェンスにも対応されやすくなってしまうんですよね。なので僕はああいう時に、ファーからニアとかに動いてみることを意識しています。多分、それが一番ディフェンスに捕まりにくいですし、海外の選手とかもそうやって点を取っているんで、そこは今日も意識していました。相手がラインを下げたところのスペースで触るというところと、ヘディングの感覚っていうのは自分も得意としているので、うまくボールを逸らした瞬間に「もうこれ入ったな」と思いました。自分の感覚を持っていた分、良かったかなと思います。
-- 3点目は左足でのゴールでした。
どのセットプレーもそうですけど、一つ目の狙いや自分の役割がある中で、そのあとにこぼれてくることが多くなります。その中で、あの場面ではファーに流れてコウ(綿引康)がヘディングするってなった時に、自分の前にちゃんとスペースを作って、そこでボールをこぼしてくれました。あとはもう、背中にあんまり相手のプレッシャーを感じなかったので、「ボールが来たらいけるな」っていうところでした。
あとはもうちっちゃい頃に前線をやってた感覚というか。点を取ることは僕も好きですし、気持ちよくって言ったらあれですけど、イメージ通りに足に触れたのがうまくいきました。相手の間を狙っていたわけではないですけど、下にボールを転がせれば何か起きると思っていたんで、うまくインパクトはできたかなと思います。



