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10-26-2025

 試合結果 

【10/26高知戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

高知ユナイテッドSC 0-1 SC相模原

得点
90+1'武藤雄樹(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2025/102611/live/#live

シュタルフ悠紀リヒャルト監督

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--試合の総括をお願いします。

たくさんのサガミスタさんが応援に来てくれたので、しっかりと勝利でその応援に応えることができて、本当にうれしく思います。

ここ数試合、頭部の外傷が続いていて、今日も残念ながら脳震盪での途中交代がありました。前半から相手との頭部の接触が多かったので、主審には選手を守ってほしいというお願いもしていたのですが、後半に(髙木)彰人が担架で運ばれる形になってしまいました。選手をまたケガで交代させなければいけないのを見るのは本当に心が痛いです。もう少し、選手を守るための対応やルールの徹底があればいいなと思います。

今日は、初めて高知で試合をさせていただいて、街の中にもポスターがたくさを貼られていて、サッカーへの熱を感じました。高知県にこうしてJリーグのチームができたことは素晴らしいことだと思います。また帰って次の試合も勝てるように、いい準備をしたいです。

--前節、松本山雅FC戦で6試合ぶりの白星を飾り、いいイメージを持ちながら今日の試合に臨んだかと思います。試合前は選手たちをどんなことを伝えて送り出しましたか。

いつもと変わりませんが、まずはフットボールのベースとして、走るところだったり、戦うところだったり、そういう部分をしっかり隙なく出すこと。そして自分たちがやりたいサッカーを、全員でうまく表現していこうと伝えました。
最終的にチームスポーツですから、誰がヒーローでも、勝てばいい。お互いに支え合って、我々のコンセプトである「走る・戦う・助け合う」のベースにもう一度立ち返って、しっかり高知に挑んで行こうと伝えました。

--0-0で試合が進む中で、武藤雄樹選手がゴールを挙げました。ゴールシーンについてと、彼の今日の評価をお願いします。

決して褒められるようなゲームではなかったと思います。大きなチャンスも多くはなく、セットプレーや、杉本(蓮)のドリブル突破くらいでした。ただ、その中でもこれまで積み上げてきた“ワイドからの良いクロス”という形は、今日も出せたと思います。

ゴールの場面も、高野(遼)が1対1でしっかりクロスを上げきってくれたことに対して、しっかりと人数と迫力を持って突っこんでいけたことが、結果につながりました。最終的には武藤の頭に当たって吸い込まれるようにゴール入っていきました。そこはさすが、長くこのフットボール界を盛り上げてきた選手の素晴らしいゴールだったと思います。ただ、その陰には、同じようにボックスへ突っ込んだ他の選手の走り込みがありますし、高野の質の高いクロスもあります。本当に、みんなで奪ったゴールだと思いますし、それが勝利につながってくれてうれしいです。

FW/11 武藤雄樹

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--後半46分、武藤選手の決勝ゴールが土壇場での勝ち点3を引き寄せました!

「ゴールを決めてチームを勝たせる」という自分の仕事ができたことはすごくうれしく思っています。

--武藤選手が投入されたのは83分。アディショナルタイムを合わせても10分ちょっとしか時間はありませんでした。

何回もチャンスが来るとは思っていなかったので、1、2回の中で確実に仕留めなければいけないなと。ピッチに入った時には「とにかくゴールを決めたい」と考えていました。

--高野遼選手からのクロスをヘディングで合わせてゴールネットを揺らしました。

高野が左サイドでボールを受けて仕掛けを見せた時に、どこにボールが来るかを予測しました。クロスを上げるタイミングで、相手の前に入れたことがゴールにつながったと思います。

--DFもGKもいる中で武藤選手が先に触れたのは、クロスが上がる前の駆け引きがあったんですね。

そうですね。僕は身長も大きくないですし、ただ待っているだけでは、ヘディングで競り勝つことはできません。これまでの僕自身のキャリアの中でもゴールを決める時は、相手の前に入るとか一瞬の動きのところで勝った時なので、今日もそういう良さは出せたなと思います。

--後半43分に遠目の位置から右足を振っていったシーンもありました。

本当にゴールを決めたいという強い思いがありましたし、今日はチームとしてシュートをまで持っていける場面が少なかったので、打てるチャンスがあれば打っていこうと。あのシュートは入らなかったですけど、まず1本打ったことが、その後のゴールにつながったのかもしれません。

--武藤選手はプロキャリアでたくさんのゴールを決めてきていますが、こういう土壇場での決勝ゴールは特別な感情がありますか。

もちろん、あります。僕にとって、ゴールを決めること、試合に勝つこと、このセットが一番うれしい。今日なんかはアディショナルタイムでしたし、自分のゴールでチームに貢献できたというのは、すごく気持ちの良い瞬間です。

--J2昇格に向けて首の皮一枚つながっている状況の中で、この勝ち点3はどんな意味を持ちますか。

本当に連勝できたことは大きいです。今日は自分たちの思うような試合展開ではなかったですが、アウェイの中で我慢強く戦うことができました。きれいな戦い方ではないですけど、勝ち点3をとれたことは、チームとしては次につながるものだと思います。

--リーグ戦は残りあと5試合です。どのように戦っていきますか。

とにかく、僕たちは深いことを考えずに勝ち続けるしかありません。1戦1戦勝っていくこと。なかなかチームとして勝ち点を積み上げられていませんが、残り5試合を全部勝って、サガミスタと喜び合っていければ、もしかしたら奇跡も起こるのかなと考えています。

--奇跡を起こすには、武藤選手のゴールが、勝負強さが絶対に必要です。

はい、頑張ります!

DF/16 高野遼

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--最後の最後でゴールが生まれて勝ち点3をつかみました。

前半はチャンスもあったり、後半もピンチもあったりで、どっちに転ぶかわからないゲームでした。それでも、何とか1点最後にもぎ取って勝てたのは大きいと思います。

--今日の高知は33度と夏のような暑さでしたが、高野選手が入った時、お互いに消耗している感じはありましたか?

そうですね。かなり日差しも強くて、ピッチレベルでは暑くて、前半から出ている選手は味方も相手も疲れてきているなと感じていました。僕が入った時には自分のところで攻撃の起点になってチャンスに絡めればと思って入りました。

--交代カードの1枚目として高野選手が投入されましたが、どのような指示を受けていたのでしょうか?

今日はチーム全体として「裏抜け」がテーマでした。僕のところでもスピードを使って裏に抜けて行けという話はされていました。そういうシーンをたくさん作れたわけではなかったのですが、攻撃に厚みをかけるのと守備にしっかり戻るのとっていうのを言われていました。

--後半43分、高野選手からの浮き球のパスを左部開斗選手が落として、武藤選手がシュートを放った場面がありました。

ボックスにどんどんボールを入れていくのが狙いだったので、あの場面では開斗が良いところにいてくれて、イメージ通りにポストしてくれて、シュートまでつながりました。

--ゴールへの期待感が膨らんだ中で、後半アディショナルタイムに決勝ゴールが生まれました。

サイドでの1対1になるチャンスがあれば、1発目は絶対に仕掛けようと決めていました。相手が疲れていた中で、(綿引)康がボールを持った時に「パスを出してくれ」と要求してました。自分の仕事はボックスの中にボールを入れること。最後は武藤さんがねじ込んでくれてよかったです。

--ドリブル突破からクロスを上げるまで、どんなことを考えていたのでしょうか?

正直、(ペナルティエリアの)中に誰がいて、何枚いて……というのは見れていません。ただ、深い位置までボールを運べたので、とにかく相手の嫌なところにボールを入れようと考えていました。ほとんど感覚で上げた感じです。ただ、蹴るまでは意外と余裕があったので質の良いボールを入れられたかなとは思います。

--この2連勝はJ2昇格に望みをつなげましたが、この勝ち点3をどのようにつなげていきたいですか?

先週のゲームも今日のゲームもそうですけど、みんながチームのベースである「走る・戦う・助け合う」ができてる上で、今日の勝点3だと思っています。この連勝を無駄にしないように、J2昇格の可能性がある限り、僕たちは戦います。次もアウェイですけど、3連勝を目指して、みんなで一丸となってまた1週間頑張りたいと思います。