SC相模原

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05-06-2025

 試合結果 

【5/6鳥取戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 1-0 ガイナーレ鳥取


【得点】
88'加藤大育(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2025/050619/live/#live

シュタルフ悠紀リヒャルト監督

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--試合の総括をお願いします。

ずっと勝利から遠ざかっていたので、今日は勝てたことがすべてだと思います。4試合連続で先制しながらここ3試合はずっと追いつかれていて、今節も複数得点が取れず取り組まなければいけない課題は引き続きありますけど、課題は一つずつクリアできています。前節は、後半戦で点を取れていなかった我々に高井和馬がゴールをもたらしてくれました。久しぶりにメンバーに入った杉本蓮が素晴らしいドリブルからゴールを演出してくれて、そこでジンクスを一つ崩せたことが今日の加藤大育のゴールに繋がったと思います。

我々は身長が高い選手がいるのにセットプレーからタイミングよく(ボールを)合わせられていなかったですけど、ここ数週間はそこに力を入れてきて、それがこうして報われました。第2節のホームゲーム以来、クリーンシートもできていませんでしたけど、ここで一つ達成することができました。

今シーズンの僕らの成長スピードは、残念ながら一歩ずつでしか進められていなかったですけど、この勝利をきっかけにそのペースも加速させて、自信を乗せていきたい。選手たちにはいつも言ってますけど、残りの試合全部に勝つつもりでこれからも取り組んでいきたい。今日はゴールデンウィークの最終日で悪天候だったので、サポーターが集まりづらいような状況でしたけど、941人という入場者数は僕に責任があると思っています。941人の方には感謝していますし、応援は最高でしたけど、もっと魅力的なフットボールで、もっと勝って、昇格が決まるようなゲームでギオンスが満席になるように、天皇杯を挟みますけど、みんなで次に向かって頑張っていきたいと思います。

--今日の勝利を得て、優勝へ向かうためにどんな展望を描いていますか?

一つ勝ったからと言ってなにかが大きく変わることはなく、勝てていなかったからと言って展望が大きく変わったということもありません。僕らはシーズンの最初から「今年は優勝する」と言っていますし、そこに向けてチーム作りをしてきました。もちろん、それが簡単に成し遂げられる目標じゃないことは覚悟の上でスタートラインに立っています。たくさんのチームの監督さんが「優勝を目指しています」と言っていると思いますけど、世界中を探しても全クラブが優勝を掲げているリーグはありません。それだけ過酷で、本当に拮抗したゲームが毎週毎週繰り広げられていますし、引き分けも多いリーグです。

その中でも、課題と向き合ってそれを一つひとつクリアしながら正しい道を進んでいるという実感は、言葉で発信するよりも結果がついてくることで自信に繋がっていくと思う。選手たちにとっては報われる瞬間だったと思いますし、報われることによってまた頑張るエナジーが湧いてくると思う。ここまでは悔しさをエナジーにして練習に取り組んできましたけど、こうして勝利を味わえたことによって、また違うエナジーを吸い上げてトレーニングにぶつけていけると思うので、それが非常にポジティブなんじゃないのかなと思います。

次は中4日で天皇杯の県決勝があります。私にとっては(古巣のY.S.C.C.横浜との対戦なので)特別な試合が続きますけど、そこでもまた勝利をしっかりと取って、勝ち癖や勢いみたいなものをつけていければ一番いいかなと思ってます。

--良くも悪くもスコアレスの時間が長かったですが、内容についてはどう感じていますか?

ピンチがあっても全員で体を張るとか遮断をするといったプレーをして、全員で鍵をかける部分はずっとトレーニングから追求している部分です。滑ったら足が焼けちゃうとか、(普段練習で使っている)人工芝と条件は違うので必ずしも試合と同じような状況ではないですけど、選手たちは必死に取り組んでくれているので、0失点だったことはポジティブに評価できる部分だと思います。

得点に関しては、もちろん物足りないのは僕らもわかってます。今日で通算10ゴール目が決まりましたけど、僕らが目指しているところから見れば全然足りません。シュート数も全然足りていませんし、それがこうやって遅い時間帯にしか得点が取れなかったことに繋がっていると思うんです。でも、スタッツには現れないチャンスの一歩手前のプレーはあります。例えば竹内(崇人)が(相手ゴール前に)抜け出したようなシーンは決定機だったと思いますけど、横パスを選択してシュート数には残らない場面でした。

そういった細かいところに目を向けてもっとやっていかなくちゃいけなくて、攻撃のコンビネーションに関しても、ここ2週間ぐらいテコ入れしている部分ではあります。本当はもっとトントン拍子に点を重ねていくことが理想ですけれども、なかなかそういうふうにはいかない状況が続いています。

その中でも、88分にしっかりゴールネットを揺らせたということと、ここ4試合ずっと1点は取れているので、それもポジティブに捉えて、1点以上取っていくことは今後も継続していきたいなと思います。

シュタルフ悠紀リヒャルト監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://www.youtube.com/watch?v=FBw1l-Bahek

DF/2 加藤大育

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--89分に加藤選手の見事なヘディングシュートが決まり、勝利を挙げることができました。今の気持ちはいかがですか?

とにかくホッとしています。8試合ぶりの勝利で、僕も含めてチーム全体がホッとしているなという感じです。

--ゴールシーンは、振り返っていかがですか?

とにかく、なにも考えずに気持ちで押し込んでいこうと考えていました。(竹内)崇人のいいボールが来て、そこへ自分も勢いよく走り込めた、気持ちが乗ったゴールでした。当てて前に飛ばせばなにかあると思っていたので、とにかく「入れ!」と思って触りました。

--気がついた瞬間には決まっていた?

そうですね。気がついたらネットが揺れて、スタジアムが湧いていたので「ゴールが入ったんだな」と(笑)。自分にとっては今シーズン初ゴールだったので、嬉しかったですね。

--今シーズンは身長の高い選手は多いですが、セットプレーでの得点がここまでなかなか決まっていませんでした。

高さのある選手が多いので自分たちはセットプレーを武器にしないといけないですけど、なかなか点を取れずに来ていました。セットプレーでゴールを奪えるチームは強いですし、そこが武器になればどんなに内容が悪い試合でも、その一発で勝てることもあります。だからこそ、もっともっと磨いていけたらいいなと思います。

--スコアレスの時間が長かったですが、試合中はどんなことを考えていましたか?

クリーンシートがずっとなかったですし、守備の人間としては「無失点に抑えていれば勝ち点は必ず得られるから、その中で一本決まれば勝てる」と思っていました。そのことをノアム(・バウマン)も含めて後ろの選手たちと話していて、先制した後もとにかくバラバラにならないことを意識していました。前から誰かがプレスにいくなら、それに全員がついていくし、後ろでセットするならセットしてと、島くん(島川俊郎)を中心に声をかけながらやって、久しぶりにクリーンシートを達成できたのでよかったなと思います。

--ほしかった勝ち点3をようやく手にすることができましたが、ここからどんな時間を過ごしていきたいですか?

まずは天皇杯予選の決勝に勝って、しっかりとタイトルを取ることを考えたいです。そこでチームにさらに勢いをつけることができれば、このままいい流れに乗っていけると思うので、練習からみんなと切磋琢磨していきたいなと思います。

GK/46 ノアムバウマン

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--勝利、おめでとうございます。

ありがとうございます。やっと勝ち点3を取れました。最近の試合は内容は悪くなくて、勝っていてもおかしくない試合はありました。運悪く勝ち点を落とすこともあったと思いますけど、今日はチームでやっと勝利できてて、非常に嬉しいです。

--第2節の栃木SC戦以来のクリーンシートでしたが、そこについてはいかがですか?

チームとして無失点できたことはもちろん非常に嬉しいです。チームのみんなが戦ってくれたので、感謝の気持ちしかありません。

--雨でピッチが濡れていたので、やりづらさもあったかと思いますが。

悪天候の中で難しい試合でしたけどシュートを止めるのは得意ですし、チームメイトのみんなが頑張ってくれていたので、どんな天気だろうと私たちには勝つ力があったと思います。

--前節も試合終盤に先制をしましたが、アディショナルタイムに失点をしてしまいました。その時の嫌なイメージはフラッシュバックしませんでしたか?

先制しても追いつかれてしまう試合が今シーズンは多いですけど、今日の試合はリードしても慌てることなく守り切ることができ、チームとしての成長を感じました。試合が終わった瞬間はすごく嬉しかったですけど、次の試合がすぐにやって来ます。これから1歩ずつ、少しずつと強くなるようにみんなで頑張りたいと思います。

MF/17 竹内崇人

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--2カ月ぶりの白星ですが、今の気持ちを教えてください。

勝利から遠ざかっている中でも毎試合応援してくださっているサガミスタの皆さんに感謝したいですし、ホームで勝利を届けることができて嬉しく思います。

--決勝点は竹内選手が蹴ったコーナーキックからでした。

今日は前半からコーナーキックがチャンスになっていた中、自分が蹴るのは一本目でしたけどキックには自信がありましたし、いいボールを蹴ることができました。そこに大くん(加藤大育)が飛び込んで決めてくれて、すごく嬉しかったですね。

--試合全体としては、どんな感想ですか?

前半、ビルドアップはそこまでうまくいってなかったですけど、相手を押し込む時間帯も作れていましたし、チャンスも作れてはいましたけど、そこで決め切れないというのが自分たちのこれまでの課題です。前半でのチャンスで決め切れたらよかったですけど、粘り強い守備というのはできていたと思いますし、これからのリーグ戦で負けないことを考えると、それはものすごく重要になってきます。点は取りたいですけど、ゼロで守る時間帯を長くするというのは継続していきたいですね。

--竹内選手自身もゴールに迫る場面はありましたが。

そうですね。みんなからは「打て」って言われました……(苦笑)。打つべきだったと思いますけど、アシストしたので許してほしいです(笑)。次は決めます。

--ルヴァンカップの清水エスパルス戦で決めたゴールのイメージもあるからこそ、竹内選手への期待が高いのかもしれないですね。

プロは結果がより重要な世界だなと感じるので、そこにはこだわっていきたいですし、ゴール前でのシュート練習ももっとしていきたいと思います。Jリーグ初ゴールはまだなので、そこも狙っていきたいですけど、まずはチームのためにやれることをやりたいなと思います。

--最近はベンチスタートが続いていた中で今日は前節に続いてスタメンの座を勝ち取りました。その要因はどんなところに感じていますか?

怪我なくやれていることが自分にとっていいことだと思っていますし、最近は自信を持ってやれています。練習でも迷いなくプレーできるようになっていると思いますし、守備の強度も最初に比べて良くなっている感覚があります。監督は見てくれていますし、だからこそ久々のスタメンで結果を残さなきゃいけなかったですし、チームとしての勝利が自分にとっても必要でした。2試合連続でスタートから出させてもらってる以上、結果を残さないといけないですし、このチャンスを絶対にモノにするんだという強い気持ちを持ってやっています。もっともっとボールに関わって、チャンスを作れる自信があるので、現状に満足することなく成長し続けていきたいですね。

--ポジションは違いますけど、前節は同期の杉本蓮選手がドリブルで何人も抜いてアシストするという活躍を見せました。そういった姿を見て刺激に感じる部分はありましたか?

そうですね。蓮のドリブルはめちゃくちゃ速いし、スーパーなのはみんな知っています。それが前節で見えたのはすごく刺激にもなりますし、嬉しく思いました。今シーズンの大卒選手は僕たち2人だけなので、お互いに刺激を与えながら、2人が中心になってチームを勝利に導いていけるぐらいになっていければなと思います。

--ピッチ外での仲はどうですか?

みんなからは仲が悪いと言われますけど、仲はいいです(笑)。練習後にご飯にいくこともありますし、いつも一緒に過ごしているので、「仲がいい」と書いておいてください(笑)。