《試合結果》
FC琉球 2-1 SC相模原
【得点】
45' 田中陸(SC相模原)
71' 富所悠(FC琉球)
86' 富所悠(FC琉球)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2024/101204/live/#live
シュタルフ悠紀リヒャルト監督
--試合を振り返って。
リーグ終盤戦は勝ち点がすべてだと思っています。非常にいい展開から先制点を奪って、ほとんどの時間帯で自分たちのやりたいことはできていましたけど、セットプレーから2発を決められて、逆転負けとなりました。また練習をして、次のホームゲームに向けて立て直していけるよう、やるだけだと思っています。
たくさんのサガミスタが今日も来てくれた中、残念な結果で申し訳ない気持ちでいっぱいですけど、諦めたらそこで終わりですので。ああいった(自陣深くへ押し込まれた)ところでセットプレーを与えないため、セットプレーから失点をしないため、日常からもっと集中力を高めてやっていきたいと思います。
--琉球は相模原と同じ3バックを採用してきたため、球際の勝負が重要になったと思います。
1対1の場面は3バック、4バックに関係なく出ます。相手のシステムどうこうだったとは思わないですけど、3バック、4バックどちらの準備もしていました。3バックに対しての追い込み方も選手は理解をして、うまくやってくれたと思います。後半、相手は4バックになりましたけど「変えてくるだろう」という読みを含めプラン通りではありました。そこに対しての準備はできていましたし、結果的に球際の勝負でボールを奪って、効果的にゲームを進めることにつながったと思っています。
MF/25 田中陸
--田中選手自身、先発での出場は約3カ月ぶりでした。
前節はメンバーにも入れませんでしたが(同じポジションの綿引康選手が)レッドカードを受けてしまい、チャンスが回ってきました。週初めではまだスタメンで出られるのかわからない状況でしたけど、自分としてはやれることをやりながら、スタメンだった時には今までやってきたことをとにかく出し切ろうという思っていました。チームとしても連敗中だったので、とにかく勝とうという気持ちで挑みました。
--そんな中で橋本陸選手のクロスに、田中選手が合わせるという形から先制点が生まれました。決まった時の心境を教えてください。
自分の状況を考えても、チームの状況を考えても、嬉しい先制ゴールでした。今日はちょうど娘が生後6カ月のハーフバースデーの日だったので力をまたくれたなと感じていますけど、そのまま勝ち切れたら良かったですね。
ゴールシーンについては、逆サイドからのクロスに合わせるという常に狙っている形からでした。逆サイドで陸くんが抜けた時には(シュートを打つイメージをしていて)思い通りの形から決めることができましたし、ボールもすごくよかった。FWのジュニ(栗原イブラヒムジュニア)と棚橋(尭士)がニアにいてスペースができていたので、そこに走り込んで、うまく合わせられたなと思います。
--シュートは左足でしたが、ボールを地面に叩きつけて東ジョン選手の守るゴールネットを揺らすことができました。
ジョン相手に決めることができたのも嬉しいですし、割と冷静に打てたなと思いました。
--後半は相手がシステムを4バックに変えてきました。WBが前に出て行きにくくはなりませんでしたか?
相手(自分の後ろに)が残っている分、行きづらさはありましたけど、何回か大くん(加藤大育)がスライドしてきてくれたので、上がった時は相手の背後でチャンスにも絡めました。自分の体力もギリギリでしたけど、特に逆転されてからは多少のリスクを負ってでも、チャンスが訪れた時には自分もそこにいられるよう意識していました。
--チームは苦しい状況にありますが、今後に向けてはいかがですか?
切り替えるしかないですし、サガミスタにも相当悔しい思いをさせてしまっているので、次の試合で絶対に勝つための準備をしたいと思っています。
FW/33 棚橋尭士
--棚橋選手にとっては8月31日のAC長野パルセイロ戦以来の公式戦で、先発での出場でした。どんな気持ちでピッチに立ちましたか?
約1カ月ぶりの試合で、練習に参加した回数も少ない中でのスタメンでした。起用してくれた監督のためにも、結果で応えたいなと思っていました。
--監督からは試合前、どんな声をかけられましたか?
「行けるか?」という確認だけで「行けます」と。あとは「周りが見ていて“すごい”と思うようなプレーを見せてくれ」と言われていました。それができずチームも負けてしまったので、そこは非常に不甲斐なく思います。
--久しぶりの出場が沖縄県での試合で、普段以上に暑さもあったと思います。実際にプレーしてみての感触はいかがでしたか?
自分自身、もう少しやれたところはあるかなと思いました。ゴールに迫る姿勢やフィニッシュ、ラストパスの回数、ライン間で受けてドリブルを仕掛けるといった攻撃を活性化させるプレーや、得点に絡むことができなかったので、そこは反省すべき点でした。
--ただ57分には棚橋選手がミドルシュートを放つシーンもありましたが。
ある程度時間があった中での遠目からのフィニッシュでしたけど、ミドルは自分の武器でもあります。でも、そこでゴールネットを揺らせなかったことは悔しかったですね。
--それでも、まだ6試合が残っていて昇格プレーオフ圏内に入る可能性は残されています。次のホームゲームへ向けて意気込みはいかがですか?
失うものはないと思っています。今日、負けてしまいましたけど1試合プレーできたことは自分にとって大きかった。次は自分のゴールで勝たせられるようにしたいですし、ホームで勝って、悪い流れを一度リセットしたい。一試合一試合を勝っていくことがプレーオフにつながっていくと思うので、チーム一丸となって頑張っていきたいなと思います。