DF/28 小笠原佳祐
――前節の大宮アルディージャ戦では、SC相模原加入後初めて右WBとして先発出場しました。プレーしてみていかがでしたか?
自分がもし1つ後ろの右CBとかで出ていたら「もっとやってほしいな」と感じるパフォーマンスだったと思いますし、改善点はあるなと感じています。そのなかでも1つアシストはついたので、そこに関しては良かったかなと思います。
――徳永裕大選手の先制ゴールのシーンですね。右奥に走り込んで、難しい体勢からよくヘディングで折り返したなと感じました。あの場面ではどんなことを考えてプレーしていましたか?
体勢的にも「シュートは打てないな」と思って。ただ、マイナスのポジションに味方がいるのは間接視野で見えていました。裕大さんかどうかまでは認識できていなかったのですが、ラストパスを送るというよりは「なんとか味方につなぐ」というイメージで折り返して。決めてくれた裕大さんに感謝したいです。
――シュタルフ悠紀リヒャルト監督からはどんなタスクを求められていましたか?
5-4-1のシステムで試合に入るなかで、「まずは守備からしっかり入ってくれ」ということは最初に伝えられていました。普段プレーしているポジション(右CB)とは違うけど、チャレンジしてみてほしいという意味合いが強かったように思います。
――藤枝MYFCからSC相模原に期限付き移籍でやってきて2カ月半ほど経とうとしています。出場機会も増えていますが、プレーしていて感触はいかがですか?
新しいチームに来て、戦術等も含めて夏のミニキャンプから頭に入れてきたものがようやく体にも入ってきた感覚はあります。システムは藤枝と同じなんですけど、守備のやり方が少し違っていて、その辺りもだいぶ馴染んできたなと。CBで出るときも組むペアがけっこう変わるので毎回合わせつつですけど、近くの選手がプレーしやすいように意識しています。
――リーグ戦も残り8試合となりました。J2昇格に向けて大事な試合が続きます。意気込みを聞かせてください。
昇格を狙える位置にいることでヒリヒリしたおもしろい状況に今いれていると思うので、ここからもそのおもしろい状況を続けていきたいです。個人的な話をすれば、以前藤枝で昇格した時もあまり先のことを考えずに1試合1試合戦っていった末に結果として昇格できたので、とにかく一つひとつ。自分たち次第だと思うので、残り8試合、最後まで諦めずに昇格だけを目指して戦っていきます。まずは今週末のギラヴァンツ北九州戦のことだけを考えて、いい準備をしたいと思います。