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09-28-2024

 試合結果 

【9/28大宮戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

大宮アルディージャ 4-1 SC相模原


【得点】
13'徳永裕大(SC相模原)
50'ファビアンゴンザレス(大宮アルディージャ)
62'オウンゴール(大宮アルディージャ)
69'和田拓也(大宮アルディージャ)
88'小島幹敏(大宮アルディージャ)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2024/092815/live/#live



シュタルフ悠紀リヒャルト監督

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--徳永裕大選手の素晴らしいゴールで先制しましたが、前半をどのように振り返りますか。

先制したところまではよかったですが、その前にも3回ぐらい決められるシーンがありました。良い守備から良い攻撃につなげていくということで、プラン通りに進めていたと思います。徳永は久しぶりのスタメンでしたが、期待に応えるファイトをしてくれました。

ただ、前半の最後の方はちょっと押し込まれすぎて、逆に早い段階でリードしたことが、守りに行く感じになってしまったのはよくなかったなと感じていました。そこを後半に修正できて、追加点を挙げられそうな雰囲気もありました。

GKに止められてしまいましたが、植田(啓太)のシュートや、カウンターも打てていた。パフォーマンス自体は悪くなかったですが、同点弾で流れが壊れたので、そこは悔やまれます。

--加藤大育が復帰して右のセンターバックに入って、3バックの右でプレーしていた小笠原佳祐が右のウイングバックに入りましたが。

もちろん、毎回毎回、相手のストロングを消す、自分たちのストロングをぶつけるという作業をやっています。戦力的に優位に立った状態でサッカーができるチームでない限り、必ずつきまとうところですし、自分が考えて配置して送り出しています。ですから、試合に負けた時は自分の責任ですし、サガミスタには申し訳ないと思っています。

加藤は久しぶりのゲームでしたけど、たくましくやってくれました。僕は最高のDFだと思っています。でも、まだボールのないところで肘を入れられたり、上に乗っかられたり、外国人選手とのやりとりは彼も経験を積んでいかないといけません。

(同点にされた場面は)負傷した隙にやられてしまいましたが、非常に良いパフォーマンスでした。小笠原も右サイドで非常に良い仕事を前半からしてくれていたので、ああいう配置で送り出したことに後悔はないです。

--最終的には1-4とスコアが開きました。失点が重なったのは、ゴールを狙いに行った結果なのか、あるいは逆転されて気持ち的にも体力的にもちょっと切れてしまったところがあったのでしょうか。

気持ち的に切れたということはありません。僕たちはJ2に行きたいので。最後の最後までバトルしましたし、1-2となった時点で守りながら勝ち点1を獲りに行くということも采配として考えられますし、そういうメッセージを送ることもできました。ただ、僕らはあくまでも(自動昇格圏内の)2位のポジションをまずは狙っていく。そのうえでは、勝ち点3が必要になります。

2トップにしたり、ちょっと攻撃的に行こうとしたところで失点してしまいましたが、勝負は紙一重ですし、うまくいくこともあります。今回は3失点目を決められてしまったことで、勝ちというのは難しくなって、なんとか同点に追いつけるかということで、時間帯としても攻めに行かなければいけなくなりました。

結果的に4失点目をして、サガミスタには悔しい思いをさせてしまいましたけど、J2に上げるためには勝利を目指していかないといけません。見栄えの良い試合よりも勝ち点3だと思っているので、そこはブレずにやっていきたいと思います。

MF/6 徳永裕大

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--1-4での逆転負けとなりました。試合全体を振り返っていかがですか?

前半の45分だけで見れば、ほぼほぼ自分たちのプラン通りの戦いができていたと思います。しっかり守りながらショートカウンターを打てていましたし、事前のスカウティングで「相手のボックス付近はけっこうスペースもできる」と聞いていたなかで、そこをうまく突いて得点できたので。ただ後半に入ってから、いろんなアクシデントもあって1点、2点と続けて取られて、自分たちから崩れてしまったなという印象です。前半の戦い方をさらにパワーアップさせられれば全然勝ちも狙えたゲームだったので、もったいない試合でした。

--先制点は徳永選手の素晴らしい右足ボレーでした。小笠原選手から折り返しが来るイメージはできていたのでしょうか?

最初は(橋本)陸のクロスに自分も入っていって合わせようというイメージだったんですけど、少し大きくなって、そこにオガが走り込んでいて。オガとは特に目が合ったりはしていなかったですけど、何となく「来るな」という感覚はありました。

--フリーでしたし、ボールが来るまでに一瞬間(ま)があったのでかえって難しいシュートだったのではないかと思うのですが、よく落ち着いて決めましたね。

そうですね。フリーなのも分かっていたので一瞬トラップすることも考えたんですけど、ボレーには自信があったのでダイレクトで打とうと決めて。少し時間があったので、一呼吸置いて「とにかく浮かさないように抑えて枠に飛ばそう」というイメージを作ってから打てました。落ち着いて狙えたのが良かったと思います。

--大宮の7番・小島幹敏選手は左足からの配球力に長けたボランチでした。中盤でマッチアップする機会も多かったと思いますが、どういったイメージで対応していましたか?

こちらが先制してから5-4-1でブロックを敷きつつも、やっぱり相手のボールの出所をフリーにしすぎてしまうと良いボールが出てきますし、前線には強力な選手もいる。7番をフリーにしすぎないように僕や(福井)和樹が左足を切りながらプレッシャーを掛けるようにしていました。

前半はある程度それができていて、ピッチのなかではそこまでやられる感覚はなかったんですけど、後半から相手がシステムを変えてきましたし、杉本健勇選手が良い位置に下りてきたりして、捕まえきれない選手が多くなっていきました。それを受けて自分たちもずるずると引いてしまったので、もう少しピッチのなかで「誰がどこのマークに付くのか」をはっきりさせられればまた違ったかなと思います。それができれば、前半のようにもう何本かはカウンターを打ち返すこともできたと思う。全体として受けに回りすぎてしまった印象はあったので、残り試合では改善していけたらと思います。

--次節はホームにギラヴァンツ北九州を迎え撃ちます。次節に向けての意気込みを聞かせてください。

北九州は順位的にも近く、昇格を争っているチームなので絶対に負けられません。次はギオンスで戦えるので、ホームの後押しも借りながら勝点3を取りたいと思います。自動昇格の可能性がある限り、プレーオフ進出ではなくまずは2位以内を狙っていますし、それを諦めている選手は1人もいません。残り8試合、ここから8連勝するつもりでもう一度全員で上げていきたいと思います。

MF/48 植田啓太

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--先制点を奪いましたが、後半に逆転を許し敗戦となりました。試合全体を振り返っていかがですか?

先制点を取ってから引いてしまったことがすべてだったと思います。後半頭の同点に追いつかれた場面にしても、大宮にはあそこで続けるしたたかさがあったと思うし、強いチームはああいう失点をしないですよね。ああいう部分も含めて、大宮とうちの差が出てしまったのかなと思います。

--植田選手個人としてはかなり良いプレーも多かったと思います。リーグ首位を走る大宮と対峙してみていかがでしたか?

強い相手とはいえやれないことはないと思っていましたし、最近は中盤でボールを受けてもあまり怖さは感じません。今日は先制してから受けに回ってチーム全体がバタついてしまっている印象がありましたが、そのなかでも自分がボールを引き取った場面ではうまく落ち着かせられている感覚もありました。だからこそ、ああやって押し込まれた展開のなかで自分が受ける回数を増やして、もっとチームを助けなければいけなかったと思います。

あとはシュートチャンスも何度かあったので、そこで1本でも決めきるクオリティを身につけていかないといけません。ただそのなかでも、横浜F・マリノス時代に一緒にプレーしていた和田拓也選手と久々に同じピッチで対峙してみて、当時はまったく敵わなかったんですけど、今日やってみて少し距離を詰められたかなとも感じました。「こういう時にはここを見てそう(狙ってそう)だな」と思ったところで、実際にあの人も見ていたりして。もちろん、個人としてもまだまだ足りないことは多いですが、そのなかで成長できている部分もあると思うので、結果にこだわりながらもっと成長していきたいです。

--コンスタントに出場機会を得て、コンディションも上がってきているように見えます。

フル出場も何度かできていますし、いまは後ろ向きでパスを受けても前に運べる自信があります。前を向いてチャンスにつなげる回数を増やせれば、周りのみんなも安心してボールを預けられるようになると思うので、チームのためにもそこのクオリティはまだまだ上げていきたいです。

--後半、ゴール前中央から右隅を狙ったシュートがありました。相手GKのナイスセーブに阻まれましたが、惜しいシーンでしたね。

あの場面は相手DFが左から寄せてきていたなかで、その逆側を狙ったのですが、ちょっと正直に蹴りすぎたなという反省があります。コースもあまり厳しいところには飛ばせていなかったので。カウンターからああいうシーンを1つでも決められていれば流れも変わったと思うので、フィニッシュの質はより求めていきたいです。

--植田選手は7月に育成型期限付き移籍で相模原にやってきました。シーズン途中加入でありながら「自分が引っ張っていく」という気概を感じます。

自分個人のキャリアで考えてももうプロ4年目で、若手と呼べる年齢ではなくなってきています。来年もJ3で戦う考えはないので、絶対に相模原でJ2に昇格して、その舞台でプレーしたい気持ちが強いです。そのために、今できることを日々積み上げていこうと思います。

--次節はホームでギラヴァンツ北九州との対戦が控えています。大事な試合が続きますね。

今日は思うような結果を出せませんでしたが、絶対にここで崩れるわけにはいきません。相手がどこであろうと僕たちはチャレンジャーだと思うので、1試合1試合気持ちを入れて戦うだけです。1週間いい準備をして、もう一度全員で気持ちを1つにして試合に臨みたいと思います。