DF/8 橋本陸
--後半のスタートから出場となった前節のFC今治戦は、前線に入ってプレーされていました。
監督から守備の行き方やフォーメーションのところでいくつか指示がありました。特に言われたことは守備のことですけど、攻撃に関しては5-4-1のような形のサイドハーフっぽくなるので、違和感なくやれていました。慣れないポジションではありましたけど日頃の練習やミーティングで、いろんな角度から(戦術を)吸収していたので、すんなりと試合に入ることができましたし、周りともうまく連係を取りながらやれました。
--2位につける今治を2-0で下しましたが、試合全体を改めて振り返っていかがですか?
今治は上位につけるチームですけど、2-0で勝てたのは自分たちのコンディションの良さが出たのかなと感じます。スタッツを見ると、後半だけでも相手に10本近いシュートを打たれていますけど、その中でもゼロ点に抑えられたのは、僕たちが前期から積み上げてきたシュートブロックや身体を張るといったプレーが出せたからだと思いますし、自分たちの自信にも繋がります。相手のシュート数が多くても、そこは全然悲観していませんし、少ない数で2点を決められているということで最後の質も上がってきているのかなと捉えています。
--ここ最近は、守備面での良さも取り戻しつつあるのでは?
勝てていない時期は、失点の少なさという、自分たちの良さが薄れていました。シュタルフ(悠紀リヒャルト)監督が来て攻撃のバリエーションが増えて、みんなの攻撃への意識が上がったことは間違いないですけど、そこを見過ぎてしまうと守備が疎かになってしまう。でも「自分たちの強みはまず守備からだ」ということを選手みんなで認識して、前々節のFC岐阜戦では(三浦)基瑛を中心としたブロックを見せることができました。強い相模原を見せられるようになってきたかなと思います。
--今節は首位の大宮アルディージャとの試合になりますが、最近も得点に何度も絡んでいた高野遼選手が警告の累積によって出場できません。橋本選手が左WBのポジションで起用されることも考えられるのでは?
自分が一番輝ける場所はサイドだと思っています。もしそこで出るチャンスがあれば、遼くん以上のクオリティを見せなければいけません。今は遼くんがリーグのアシストランキングでトップにいるので、周りの方たちは「出場停止で大丈夫か?」と思うかもしれませんけど、自分が活躍をしてみんなを驚かせてやりたいですね。
MF/15 前田泰良
--前節、久しぶりに公式戦のピッチに立つことになりました。
最近はなかなか出られない期間が長かったですけど、十数分の出場でも公式戦のピッチでプレーすることは楽しいなと一層感じました。チームも勝つことができましたし、よかったですね。
--試合前から高揚する気持ちはありましたか?
バスを降りた時からサポーターの声援を感じましたし、「待っていてくれただろうな」という気持ちになりました。チャンスがあったら結果という形でその期待に応えたかったですね。
--シュタルフ悠紀リヒャルト監督が就任して、初めての出場機会になりました。出場機会が遠のいていた間は、どんな気持ちで練習に臨んでいましたか?
監督が違えば求められることも違ってきます。僕には中盤で求められるものが足りず、なかなか出場することができませんでしたけど、練習から少しずつ監督の求めるものプラス自分の持ち味を毎週毎週アピールし続けてきて、前節の出場に繋がったと思っています。
--練習では、どんなプレーを示すことができましたか?
紅白戦で得点を取ったりアシストをしたりというのはありましたけど、中盤で前と後ろを繋ぐことができたり、前に出ていく際の連続したプレーを評価してもらえたのかなと思います。最近はコンディションが良くて身体もよく動きますし、自分はこれを継続していかないといけない立場。練習でより表現していけるようこれからも頑張っていきたいと思っています。
--得点は、どんな形からでしたか?
僕が(相手ディフェンスと中盤の)間でボールを受けて、FWとのコンビネーションからペナルティエリアに侵入して左足を振り抜いて決めるという形でした。もっと早くからそういうアピールをして試合に絡めればよかったですし、ここまで長かったですけど、実際に試合に使われるようになってよかったなと思います。
--今節は敵地で首位の大宮アルディージャとの一戦になります。
もちろんスタメンとして最初から出られれば最高ですけど、途中からだったら投入されるタイミングと状況で役割は変わってきます。監督の意図やチームの戦術を読んでプレーしていきたい。チームは今、コンディションのいい選手が多く、連勝もしているのでいい状態で試合に臨めます。ここを叩ければ順位もまた変わってくると思います。