GK/1 三浦基瑛
--今週末は天皇杯・神奈川県代表決定戦決勝となります。三浦選手はどんなイメージを持っていますか?
自分が出た試合は本戦からで、予選は試合に出たことがなく、目の前で悔しい思いをした記憶があります。本戦では悪い思い出はないというか、いい思い出の方が大きく、天皇杯に出た流れでJリーグの公式戦にも出られた流れがあったり、浦和レッズさん相手に試合をできた経験もありました。上に勝ち進まないとそうした相手と戦えないので、すごくいい機会だと思います。
--桐蔭横浜大学の試合に向けては?
変に相手が大学生だからと言って舐めてはいけないですし、何人か来年からプロサッカー選手への内定者もいるので、個々としてのレベルも高いと思う。リーグ戦と変わらず気を引き締めて、後ろはずっと声をかけ続けることもそうだし、ボールの質感が天皇杯とリーグ戦とで違うので、そういった対応もしないといけないので、準備にこだわってやっていかなければいけません。
--ボールの飛んでくる感覚はやはり違うのでしょうか?
そうですね。球がブレやすかったり、シュートを打つ人の質感がリーグ戦とは違ってくると思うので、そこに慣れなきゃいけないかなと思います。あとは芝生との相性ですね。水を撒いていたり、撒いていなかったりで変わりますし、そこは柔軟に対応しなきゃいけないです。
--会場は先週のリーグ戦と同じニッパツ三ツ沢球技場になります。そこで少しでも感覚を得られたのでは?
水を撒いていなくて球が走らないという、ちょっとイレギュラーなところもありましたけど、そこは当日のフィーリングに任せるしかないと思います。アップで確かめなきゃいけないです。
--今シーズンの三浦選手の状態はすごく良さそうに見えます。個人としての充実感はいかがですか?
率直に今は楽しいですね。チームとしても上と離れているわけじゃないし、後ろとしても2試合連続の無失点で、今13試合を終えて6試合でクリーンシートとなっているので、後ろとしては安定した守備を続けられているし、自分としても要所要所でポイントを抑えて相手の流れを断ち切るようなピンチを防いで、味方のチャンスにつなげられている。J2でやっていたからこそ、J3で試合に出た時にちょっと余裕を持ってできる実感があります。それがさらに自信につながって、もっと伸び伸びできたらよりミスもなく、レベルアップできるんじゃないかと思います。
MF/47 岩上祐三
--今週末の桐蔭横浜大学との天皇杯・神奈川県代表決定戦決勝へ向けて、チームはどんな準備をしていますか?
感覚的にはいつも通り厳しいトレーニングをしています。まずは個人のフィットネスやコンディションを上げることにフォーカスしました。
--前節のY.S.C.C.横浜戦ではゴールを奪いきれず、引き分けとなりました。
自分自身、そんなに出られていない事実がありますけど、そこはさておき得点できていないというのは、チームとしての改善点になる。どういうふうに点を取るかを考えないといけないし、シュートを打つ選手は決めるという責任をもっと持たなければいけないのかなと思います。
--ロングスローの機会が試合では増えてきましたが、チームにとって一つの武器になっているのでは?
前々から僕がロングスローを投げるというのは、相手もわかっていると思います。それによって相手が下がってくれたら僕らとしたらポジティブですし、シュートでしっかり終わりたいという気持ちがある。枠に飛ばせばなにか起きるので、そこは全員が意識してやらなければいけないのかなと思います。そこはCKも同じですけど、セットプレー担当のコーチをおいてやっているので、やり続けるしかないですね。
--戸田和幸監督が今は岩上選手と取り組んでいる課題があって、それができれば選手寿命ももっと伸びるという話をされていました。どんな取り組みをされているのでしょうか?
そこは僕と戸田さんの中で、特に外へ発信する必要はないかなと思います。でも、まずはチームが第一。年齢的にもそうですけど、自分のことよりチームのことを考えないといけないですし、どういうふうに勝たせるか。勝つチームになっていくかというメンタリティをもっと伝えないといけません。
--次の試合はリーグ戦とは違い、一発勝負の難しさも出てくるかもしれません。
違った緊張感でみんなできるので、いいんじゃないですかね。リーグ戦から頭をシフトチェンジしてやれればいいと思います。