SC相模原

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11-30-2023

 練習情報 

練習レポート(吉武莉央選手、栗原イブラヒムジュニア 選手)

MF/13 吉武莉央

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--吉武選手にとって激動の1年が今週で終わろうとしていますが、どんな心境でしたか?

去年、地域リーグでサッカーをしていて、Jリーグでできるとはほぼほぼ思っていませんでした。でも、それなりの準備をしてきたなかで、この1年、やれたこととやれなかったことがありました。怪我もあったなか、これだけ試合に使ってもらえて自信がついた1年でもありました。

--去年の今ごろは全国地域サッカーチャンピオンズリーグを戦っていたころだったのでは?

そうですね。ちょうど去年の今ごろ、クニくん(國廣周平)から「話があるかもしれない」と言われて、1カ月ぐらい待っている時期でした(笑)。その時はクニくんにしょっちゅう連絡していました。もう、向こう(FC延岡AGATA)はやめてサッカーはラストにしようと思っていたので。

--その数カ月後には強烈なボレーシュートからゴラッソを決めました。

その時は想像もしてなかったです(笑)。あの瞬間のことはほとんど覚えていなくて、入った瞬間からしか記憶がないです。

--第9節・カターレ富山戦で決めたゴールは、5月度のJ3月間ベストゴールに選ばれました。

ボレーの方が選ばれてほしかったですけど、あの時は風が結構強かったんですが、それがなかったらあんなスピードで飛ばなかったと思います。

--プロ1年目にしては活躍できた手応えはあるのでは?

1年目ですけど、同い年とか同世代の選手はずっと活躍していたなか、九州リーグにいた時もずっと悔しい気持ちがありました。今季もサガン鳥栖の河原創が同期なんですけど、その選手は今年初めてのJ1ですごい結果を残しているので、そういう見ていたら「試合には出ていたけど、結果を残せてないし、納得いくシーズンじゃなかったな」と感じました。

--ようやくたどり着いたJリーグの舞台ではありますが、目指す場所はもっと高いところで、そのマインドが練習から現れていたのかもしれないですね。

監督からも「ここで満足するな」とはよく言われています。いけるところまでいきたいですね。

--最終節はどんなプレーを示したいですか?

監督からミーティングでは「いままでやってきたことをシンプルに出すだけだ」と言われて短めに終わりました。今までやってきたことを出すだけですね。

FW/26 栗原イブラヒムジュニア

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--コンディションを最近は上げてきて、前節は久々の先発出場を果たしました。今季は残り1試合となりましたが、意気込みはいかがですか?

このメンバーでできるのもあと1試合なので、最後は勝って終わりたい気持ちがみんなあると思います。個人としては、この間久しぶりにスタメンで出て、そのいい流れで最後を迎えられるので、結果にこだわって試合に挑みたいです。

--60分までプレーしていましたが、感触はいかがでしたか?

久しぶりの試合だったので「あまり考えすぎずやろう」と思って、試合の入りは言われていたことを意識して、チームとして戦うことを大事にしていました。大崩れすることなく前半はゼロで終われたし、後半はみんなギアを上げて押し込める時間が長くなって、個人としてもチャンスに絡むシーンはたくさんありました。いい流れで来ていたので、もうちょっと試合に出たかったと思いましたけど、久々の割には味方とのコンビネーションを発揮できましたし、(ゴールまで)あとちょっとだったなという感覚でした。

いまは(前線で)起点になる動きも多いですけど、最終的にはゴールを決めるポジションなので、ゴール前に入っていくタイミングや感覚を意識してやれています。あと1試合になるので、最後はそこにこだわってやっていきたいです。

--トライアウトやポジション変更などいろいろなことがあったと思いますが、この1年はどんな時間でしたか?

なんとも言えないですけど、育成年代のころからずっとFWでやってきて今年は新しいチャレンジをしたなかで、あるきっかけでFWに戻りましたけど、「やっぱり自分はFWの選手だな」と思いました。FWになって怪我をしたこともあって出場機会を失ったことは自分として痛かったですけど「もっとやれるな」という気持ちが自分としてはあります。でも、今季はまだ終わったわけではないので、その気持ちをプレーで表現したいです。

--CBを経験してプレーの幅が広がった感覚は?

それはあります。あとは言われたことを理解しやすくなりました。「いま、こうしてほしい」という要求が前からの目線と後ろからの目線でまったく違って、後ろが言ったことに対して前がいい反応をしない時もあるし、「前はこう思っているけど、後ろはなんでそうしない?」と思っていたことが結構あったなか、どっちもやった身としては「いまはこうだったよな」って冷静に判断できるようになりました。

--今季は栗原選手のなかでかなり濃い1年になったのでは?

練習や練習試合ではシャドーをやったりもして、こんなにいろんなポジションを経験したことがなかったです(笑)。自分は体が大きいのでポストプレーにこだわりがちですけど、間で受けてチャンスメイクをすることも今季はたくさんしてきました。そういう意味で、プレーの引き出しは広がったと思います。でも、試合でそれをどんどん生かさないといけないので、ラスト1試合をやり切って、来季にいい形でつなげられるようにしたいです。