DF／2 加藤大育

－－前節の愛媛FC戦を振り返って。

前半に連続して失点したことで試合を難しくしてしまったと思っています。自分はディフェンスなので、無失点で終えることが大事ですけど、そこが課題ですね。前半はちょっとしたミスが多くて、試合の流れが相手に傾いていたと思うので、練習からそういうところをこだわらないといけないです。

－－ハーフタイムに若林龍選手と意見をぶつけ合ったと聞きました。今まで見られなかった一面が見えたことは、チームにとってポジティブなことのように感じますが。

龍は反骨心があってやってくれる選手だと思ったので、チームを締めるためにも自分が（若林に）強く意見を言って、それでいい形で後半に入れればいいなと思って言いました。後半に入る時も龍とすぐにコミュニケーションを取って「お前が点を取ってチームを勝たせてくれ」と伝えました。いい兆候なのかわからないですけど、チーム内で要求する声も多くなってきたので、全員が選手ともスタッフとももっともっとコミュニケーションを取ってやった方がいいと思います。

－－要求した分、自分に対する責任感も増したのではないかと思います。

そうですね。自分もやらないといけなかったので、2失点してしまっていましたけど、絶対にこれ以上失点できないと思っていました。自分のことを高めるためにやったのはあります。後半でもできた戦いを前半の入りからやらなければいけないですね。相手をずっと押し込めていましたし、自分たちのサッカーを表現できていたので、試合の入りからやっていかないといけないです。

－－そうしたアクションは、自分がチームを引っ張らなければいけないという考えから来ている？

そうですね。ここ最近、失点が多くこの前も2失点しているので、後ろの人間として責任を重く感じています。

－－チームは一番下の順位にまで沈んでしまっていますが、今後へ向けてはいかがですか？

とにかく、自分たちがやってきたことを信じてやり続けるしかありません。内容も大事ですけど、今の僕たちに必要なのは勝ち点3。勝利が一番の成功体験になるので、どんな形でもいいので、試合が終わって全員がピッチに倒れ込むくらい戦って、ここから浮上するために練習を頑張りたいです。サポーターの方から暖かい言葉をたくさんかけていただいてるので、なんとしてでも勝ってファミリアを踊りたいです。自分たちが結果を出さないとサポーターの人たちは遠のいてしまうと思うので、結果にこだわってやっていきます。

MF／22 佐相壱明

－－月曜日に投稿されていたインスタグラムの投稿が反響を呼んでいますが。

選手の思いがサポーターに伝わればいいなと思ったので。やり続けるしかないので、なんで書いたかはわからないですけど、インスタを打っていたらどんどん降ってきたので書いておこうと思って書きました。諦めない選手の思いが伝わったらなと思ったからですね。

－－できることは増えている中、勝利が遠いことで最下位に沈んでしまって、歯がゆい状況だとは思いますが。

昨季まで地域リーグでプレーしていた選手や学生だった選手が多く、僕自身もそんなにリーグ戦に出ていなかった選手でした。そんな選手が集まってチームが始動して、まだシーズンの前半戦が終わってない段階でこの順位にいることは、別に想定外ではありません。やるしかないチームだと思うので、そこは悲観的にならなくていいです。最後の最後が決めきれない感じですけど、本当にできることは増えていて、良くなっている部分は確実にある。やり続けた先にいい光景が待っていると強く思っています。それぞれが一人ではなにもできないと思うので、みんなが手を取り合って、生かし、生かされる関係のレベルを練習から上げることで、試合でもそれを出せるようになるし、そうしたら勝てるチームになると思います。

－－投稿に書かれていたように、「成長なくして成功のないチーム」だと思うので、努力をし続けるしかない。

それ以外やれることはないと思います。悲観的にならず、練習を続けるしかないので、選手はみんな頑張るだけですね。

－－ただ結果が示しているように、もっともっと成長しなければならないということでしょうか？

そうですね。足りてないだけなので、もっとやらなければいけないです。今、上位にいるチームよりも、長い目で見たらここで負けていてもやり続けている僕たちの方がうまい選手になっていると思うし、強い選手になっていると思うので、ブレずにやっていきたいです。

－－あとは、諦め悪く戦う姿を示していく必要がある。

それは根本的な部分で大事だと思いますし、それは今すぐにできると思います。長野で対戦した時も相模原は手強くて嫌な相手でした。同じように自分たちも頑張るだけですね。