《天皇杯神奈川県代表決定戦準決勝試合結果》
SC相模原 1-0 神奈川大学
■得点
27'松澤彰(SC相模原)
戸田和幸監督
--天皇杯予選の準決勝を突破しましたが、率直な感想を教えてください。
どんな試合であっても、勝った方がよいですから。勝ててうれしいし、選手にはありがとうと言いました。ただ、今日はすごいたくさん、サガミスタが来てくれて、僕はびっくりしたんですけど、もっと喜ばせなきゃいけないと思っていました。勝ったことは素晴らしいし、相手もすごくハードワークしていて、難しい試合なのは確かですが、もっと勇敢さも、賢さも必要でした。自分ができるプレーを見せなきゃいけないし、僕からすると見せられていなかったなと感じます。
--普段とは異なる環境での試合となりましたが。
環境の面については特に言っていません。我々はいろいろな場所でトレーニングしていますし、練習している場所もクラブハウスがあるわけではありません。控え室がテントだとかはプロのカテゴリーではありませんが、それ自体が何かに影響するとは思っていないので。クラブとしては天皇杯には予選を勝って出場したことはないので、それはすごく重要なミッションですし、僕らは託されているので、しっかりと向かっていって結果を残そうと言いました。
--プロvs大学生という中で、挑戦を受ける側のか、それとも自分たちが挑む側なのか、どのようなアプローチをしましたか。
受けるなんて、とんでもないです。いつもと変わりませんから。先ほども話したように僕らには目指すものがあるから、しっかりと試合に挑んで勝つという。相手は団結力があって、ひたむきさがベースで、その上でプレーしてくると話しましたし、映像も見ました。僕らはそれ以上に団結力があって、ハードワークがあって、プレーするのを目指しています。それが今日はどれぐらいできたかを冷静に見なければいけないなと思います。
■戸田監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://youtu.be/EIUdMXkz9MA
FW/18 松澤彰
--怪我で離脱していたこともあって、第2節の福島ユナイテッド戦以来のスタメン出場となりましたが。
普通に緊張しました。(スタメンが)久しぶりで、めっちゃ緊張するわとみんなにも言っていて。でも、アップから最高の準備をしようと思っていました。
--天皇杯予選は何度か出たことがある?
大学生の時に何回か出たことがあります。自分の代の時はインカレに勝ったとかで本大会から出場しました。
--プロvs大学生という構図で、挑戦を受ける形でしたが。
挑戦を受けるというより、僕らもチャレンジャーなので。チームとしては天皇杯予選を勝って出場したことがないというのは戸田監督から聞いていたので。僕らに勝ったからといってジャイアントキリングというわけじゃないし、僕らはジャイアントになるチームなんだと今週の頭から言ってもらえて。僕らも(相手を)食いにかかるという気持ちで臨みました。
--神奈川大学はモチベーションも高くて、かなり手強かったのでは?
はい、強かったです。試合を見ていただければわかるように、全体を通して良い場面もあったし、苦しい場面もあったし、どっちに転がってもおかしくない試合だたっと思います。
--決勝点の場面はコーナーキックを松澤選手から生まれましたが。
セットプレーの練習で、(高橋)健二さんを中心に密にコミュニケーションをとりながらやっていました。練習中にもセットプレーの選手たちで集まって相談していたのが出たのかなと。チームで取れたゴールだったと思います。
--左からのコーナーキックは1本目は吉武莉央選手で、2本目は西山拓実選手にキッカーが代わりましたが、あれは狙い通り?
いや、誰が蹴るとかは関係なしに、(キッカーが)莉央でも拓実でも、どんなボールでも対応できるように入ろうと意識していました。
--ニアに来たボールをファーポストに流す、難しいプレーだったかなと思うのですが。
僕がシュートを打つのもそうですし、ニアで触ることで(中の)誰かが触ればというのもあったので。あれは狙い通りというか、良い感じで当てられました。
--後半は耐える時間帯が長くなりましたが。
僕も含めて、ボールを取った後の失い方だったり、僕とか前線に入った時に全体がプッシュアップすることでミスをしてもセカンドボールを拾える状況を作れなかったことで、ああいう時間帯になってしまったのかなと思います。
--後半は後ろからつなぐというより、松澤選手へのロングボールが多かったような印象も受けます。
そこはチームとして僕を使ってくれればよいですし、長いボールが多くなったかというより、試合の状況に合わせて自分たちがどうプレーするかが大事だと思うので、長いボールを使うのであれば、全体がプッシュアップする必要はあったのですが、そこが足りなくて全体が押し込まれてしまったなと。
--リーグ戦で勝ち星がない中で、天皇杯予選とはいえ勝てたことはチームにプラスになる?
はい、だいぶプラスになると思います。戸田監督も今週が一番大事だと言ってくれて。勝ててホッとしていますし、修正できるところは修正していきたいです。
MF/27 西山拓実
--西山選手は昨年まで大学生で、今年はプロとして、どのような気持ちで臨みましたか?
相手は大学生でしたけど、自分は初めてスタメンで出たので、相手がどうというより、これからスタメンを勝ち取っていくために大事な試合だったので。自分が活躍してやろうという感じでした。
--トップ下での先発でしたが、どんなプレーをしようと考えていましたか?
ポジショニングだったり、守備の部分だったりは、戸田監督からも言われていたので、しっかりやろうと思っていました。
--西山選手が中盤に下りてボランチの吉武莉央選手や佐野陸人選手とビルドアップする場面もありましたが。
莉央くんは自分のことを結構見てくれていたので、立ち位置や関係性というのは意識していました。
--得点シーンは西山選手のコーナーキックを松澤彰選手がニアで合わせました。
自分はキックが特徴だと思っているので、なんとかして結果を残したいと思っていて、彰くんが決めてくれてよかったです。あの形は練習していて、ニアに1人入ってくるのはわかっていて、良いタイミングで入ってきてくれました。
--トップ下でのプレーへの手応えは。
自分自身はまだまだ練習しなきゃいけないなと感じています。
--後半は神奈川大学の左サイド、相模原の右サイドから攻め込まれる時間もありましたが。
相手も勢いがあって、特に左サイドはドリブラーの選手がいたので、守備の時間が増えて、しんどい時間帯が続いたと思います。
--初スタメンで、アシストもして、チームも勝ちましたが、一つの自信になる?
結果的にはアシストはできましたが、全体的にはまだまだだったので、もっとうまくなりたいです。
--ここからメンバーに絡んでいきたい?
今日はメンバーが代わってスタメンに選んでもらいましたが、これから競争していかなければいけないですし、自分のポジションを勝ち取れるようにやっていきたいと思います。