SC相模原

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08-07-2021

 練習情報 

練習レポート(夛田凌輔選手、成岡輝瑠選手)

DF 2/夛田凌輔

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--まもなくリーグ戦が再開されようとしていますがチームの仕上がりはどう感じていますか?

中断前に監督が代わって、このリーグ戦のない中断期間に新しい選手も加わった中でもう一度みんなでまとまる時間を確保できたのはよかったなと思います。キャンプもできましたし、そこで後半戦で巻き返すために自分たちがやるべきことの整理ができたことはプラスでした。

--ゴールへ向かっていくことを重点的に取り組んでいたと思いますが、どういったことを重点に置いていましたか?

後半戦で勝って順位を上げるためにはやはりゴールを取らないといけない。ゴール数が少なかったので、ゴールへいかにボールを持っていくかという中で、その方法だったりみんなの意識のすり合わせを多くの時間をかけました。精度もそうですけど、みんなが一緒の画を描ければ自ずとゴールに近づけると思います。

--監督が代わり守備のやり方が大きく変わった中でも失点数はこれまで通り少ない試合がほとんどです。守備での手応えはいかがですか?

今まではリトリートして守るという形でしたがここ最近はゴールを取られないのはもちろんですけど、攻撃に繋げるためにいかに前でボールを奪うかとか、自らボールを取りに行こうという姿勢をもってやっている。キャンプの期間でもそうですし、前で引っ掛けてショートカウンターを狙ったりしています。昨季からカウンターはうちの武器でもありますがロングカウンターよりもショートカウンターの方がやりやすいというのもありますし、攻撃のための守備を今はできていて、奪う位置も自ずと高くなっているので手応えはあります。

--夛田選手のポジションは攻撃と守備、両方で重要な仕事を担っていますが個人としてはこの中断期間中、どのようなことを意識して取り組んでいましたか?

僕は元々サイドバックを本職としてプレーしていて、攻撃になれば上がっていきますけど、今の戦術で言えば前線で起点になったり、サイドバックの時以上に相手の背後を取ったりと前で攻撃的なポジションを取れている。その中で自分自身、整理する部分は整理して、新しい取り組みもできているので、楽しくやれています。

--ウイングの選手層がかなり厚くなっていますが夛田選手は監督からどういったところを評価されているか。改めて自身の強みは何でしょうか?

僕の武器は90分を通しての運動量だと思っています。今のウイングバックのポジションは守備も攻撃も求められていますけど、攻撃になったらそれこそゴール前へ飛び込んでいったり、局面が変わって守備になったらゴール前まで戻るとか、そういうところでは他の選手より違いを出せると自分では思っています。あとは攻撃でも少しチームに貢献していきたいと感じています。

--前回対戦では0-0でしたが当時の試合を振り返ってください。

栃木は前に強力な選手がいて、そこに長いボールを入れてセカンドボールを拾ってくるという攻撃で、あの時はみんな集中していてセカンドもよく拾えていましたし、相手がやりたいことをやらせずにゲームを進められた印象です。攻撃の部分も、何本か決定的なチャンスがあったので、そういうのを決められればなという試合でした。でも、豊田(陽平)さんが加わってもっと強烈になっているので、守備の部分では相手の強みをいかに消せるか。攻撃で言えば前回の時とは全然違うので、キャンプで作り上げたものをうまく出せればいい形で試合を進められると思います。

--次節対戦する古巣の栃木SCとは今季2度目の対戦となりますが意気込みをお願いします。

古巣戦は他の試合と比べて、特別な思いがあります。前回対戦では引き分けているので、今回はホームでしっかりと勝ってこの後半戦を戦っていく勢いに変えたいなと思います。


MF 38/成岡輝瑠

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--相模原に加わって2週間が経ちましたがチームにはどれくらい馴染んできましたか?

こっちに来てから(練習試合を)2試合こなした中で、チームが目指すべき攻撃の形、守備の形というのはある程度の大枠は理解しましたけど細かいところやチームメートとの連係がまだ少しズレてしまっている。ですがあとは試合を重ねていくごとにどんどん良くなっていくと思います。

--この中断期間中は成岡選手自身、どのような意識を持ってトレーニングに臨んでいましたか?

こっちに来るまではなかなか試合に絡めていなかったので、まずは試合に絡むことの準備をしようという思いを一番大きく持っていました。あとは、自分が試合で自信を失くしたことはないので、その自信は失くさないように、でも足下をすくわれないようにしっかり地に足をつけて一つひとつを大事にしていこうというのをこの中断期間での目標にしていました。

--成岡選手はチームからどんなことを求められていますか?

自分は他の選手と被るようなプレースタイルではないので、そこは自分にしかできないことだと思っています。ボールを持ってチーム全体としてのボール保持の時間を作るとか、ボールを奪ってからの素早い攻撃というところは自分に求められていることなので、そこを試合でどんどん出していけたらいいなと思います。あとは、そこが他の選手よりちょっと得意なくらいでまだまだ突出して良いわけではないので「こいつはこのプレーが絶対だ」という感じになれるようにレベルを上げていかなければいけないと思います。


--清水エスパルスから成長と出場機会を求めて移籍を決断したと思いますが、ジュニアユースからずっと過ごしてきた清水を離れることに迷いはありませんでしたか?

迷いはありませんでした。地元でずっと育ってきて、すぐ近くに家族もいますし、自分の中で甘えだったりがあって「自分が成長できていないんじゃないか」と感じることがありました。そういう意味では、ずっと環境は変えなければいけないと思っていたので、こういうチャンスをいただいた時にはすぐに「行こう!」と決断になりました。

--ここからの半年間は成岡選手個人としても勝負の半年間になると思いますが、どういった変化を遂げたいと考えていますか?

清水の時は監督の求めるプレーと自分のプレーがなかなか一致しなくて、そこにもどかしさを感じて自分のプレーが悪くなってしまったと感じています。自分のプレーには自信を持ちつつ監督が求めるプレーやタスクをこなしていかないと試合には出られないと思うので、この半年間でそこは必ずやり遂げていかないといけないと思っています。

--そのための最初の試合が月曜日に控えていますが、栃木戦へ向けての気持ちはいかがでしょう。

一つでも落としていい試合はないので、「自分さえいいプレーをすればいい」という考えではなくて、チームが勝つために何ができるかを一番に考えています。チームのために戦うことが自分の得意とする部分がどんどん良くなってくると思うので、まずはチームのために戦うことを目標に1試合、1試合頑張りたいと思います。