SC相模原

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06-05-2011

 試合結果 

関東サッカーリーグ2部 後期第1節 vs東京海上日動

 指揮官交代を敢行して迎えた関東サッカーリーグ2部後期1節をSC相模原は2-0で勝利。望月新体制の初戦でまずまずのスタートを切った。  東京海上日動をホームに迎えた試合は、GK佐藤、DF工藤、八田、中川、金澤、MF富井、水野、坂井、鈴木、FW森谷、齋藤という構成でスタートした。  前線に昨季までのメンバーが顔を揃えたチームは、コンビネーションも良く、キックオフと同時に小気味良いテンポでパスをつなぎ、サイドから攻撃を仕掛けて行った。前節から2週間あまりしか時間がなかったとはいえ、そのパスワークはリズミカル。前線にくさびを入れると、中盤がリターンをもらい、その間に右SBの金澤らが飛び出すことで、対戦相手である東京海上日動の守備を崩していった。  4分には左クロスを水野が落とし、齋藤がシュート。11分にも富井が右サイドへ大きく展開し、受けた金澤がドリブル突破から早いグランダーのクロスを入れる。21分にも森谷が起点となり、中央を縦に走り込んだ金澤がループシュートを狙った。  攻撃は多彩だった。前半相手に許したシュートはゼロ。中盤がタメを作ることで攻撃するスペースとタイミングを作り出していく。右サイドでは金澤のドリブルという特徴を生かし、左サイドでは中川のクロスからゴールを狙った。  しかし…前半10本近いシュートを放ちながらSC相模原はゴールを奪えず。これまでと同じ試合展開に一抹の不安がよぎるが、それを吹き飛ばしたのが森谷だった。50分、小刻みなパスで中央突破を試みると、坂井がゴール前に走る森谷にラストパス。前を向き勝負した森谷を相手DFが倒し、PKを獲得したのだ。これをキッカーの坂井がきっちりとゴール左に決め、51分、SC相模原は先制に成功した。  1点を追う相手がロングボールを放り込んでくるなど、シンプルな攻撃を仕掛けてくる中、SC相模原はその圧力を跳ね返し、逆にカウンターに活路を見出した。その結果、齋藤がGKと一対一になるなど決定機を作りだすが、追加点が奪えない。  指揮を執る望月は78分、水野に代えて村野を投入。その直後だった。左サイドでFKを獲得。キッカーの坂井がファーに合わせると、森谷がDFのマークに遭いながら粘り、ヘディングシュートを叩き込む。  2点のリードを奪ったSC相模原は、相手に前後半合わせて1本しかシュートを許さず、リーグ戦4試合ぶりとなる勝利を挙げた。  先発出場を果たしたDF工藤は「まだまだです」と、後半、危険なシーンがあったことを悔やんだ。ただ、「これからどんどん良くなっていく」と話す望月監督の言葉に、実感をつかんでもいた。  

原田大輔