SC相模原

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05-16-2011

 試合結果 

関東サッカーリーグ2部 前期第6節 vs横浜猛蹴

1105151  関東2部リーグ前期6節が保土ヶ谷公園サッカー場で行われた。対戦したのは、昨季も神奈川県1部リーグでしのぎを削り、ともに関東リーグへと昇格を果たした横浜猛蹴。アウェイのSC相模原は、CBの八田が出場停止のため、メンバーを入れ替えて試合に臨んだ。  GKは佐藤、CBには八田に代わり工藤が初出場し、中川とコンビを組み、SBには右に金澤、左に井上が入った。中盤は中央を坂井とクリスティアーノが、右を村野が務め、左には出場停止が明けた古賀が戦列に復帰した。2トップは、森谷と齋藤という11人でキックオフを迎えた。  7分には前線で縦パスを受けた齋藤が相手DFを交わしてシュート。これはわずかに左へ逸れたが、SC相模原はサイドを起点にした攻撃から、横浜猛蹴のゴールをこじ開けようと試みた。28分にも左サイドの古賀から逆サイドの村野にロングパスが通り、横浜猛蹴の守備を揺さぶるが、肝心のシュートがポストに当たり入らない。  相手はしっかり守備ブロックを形成し、敢えて前からプレスすることはせず、中盤からの縦パスが入った瞬間にボール奪取のポイントを絞り、奪えばスピードのあるFWにロングフィードすることで、攻撃しようと戦術を徹底していた。そのためパスミスは致命傷となった。それにより窮地に立たされたのが、前半のアディショナルタイムに突入したときだった。  縦へと入れようとしたパスをカットされると、左サイドのオープンスペースにつながれ、さらにそれを右サイドへと素早く展開される。SC相模原は守から攻へと切り替わった直後だったため、再び守備の態勢を整える対応が遅れると、中央に折り返されてシュートを打たれた。  0-0でスタートした後半開始直後に森谷が強烈なシュートを放ち、攻撃への意欲を見せたが、変化は見られず。そして56分、SC相模原は失点してしまう。左サイドの井上が裏を取られ、CBの工藤が引きずり出されると、中央の守備は手薄になる。そこからクロスを上げられ、ニアにシュートを決められてしまった。  60分、戸塚監督は松本と鈴木を投入するが、それでも流れは変わらなかった。64分にも左サイドでパスをつながれ、守備がずれると、追加点を許してしまった。  2点を追うSC相模原は、68分に古賀のヘディングシュートで1点を返すも、試合終了間際には集中が切れたのか、右サイドから中央に切り込まれ、ミドルシュートを決められ1−3。今季、初黒星を喫することとなった。  まだまだチームとして意図する攻撃の形を作れず、選手たちは試行錯誤しているが、この日、決めた1得点は、SC相模原の「形」を見せるものだった。相手のボールを奪い、右サイドに開いていた齋藤に素早くくさびのパスが入ると、金澤が齋藤を追い越していく。そしてスペースで金澤がパスをもらうと、中央へクロス。ニアでは松本がおとりとなる動きで、DFを引きつけ、そして走り込んだ古賀が正確にファーへとヘディングシュートを決めた。  シンプルにプレーした結果、生まれたゴール。1、2人ではなく、3〜4人がフィニッシュの形を瞬時に理解し絡んだとき、SC相模原はより多くのゴールを奪うことができるようになるはずだ。  

原田大輔