SC相模原

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07-25-2010

 その他 

天皇杯県予選・2次TM-1回戦 vs東邦チタニウム

100725010072511007252 天皇杯の神奈川県代表の座を懸けた二次トーナメントが始まった。初戦の相手は、関東2部リーグの東邦チタニウム。 強い日射しが照りつける中、試合は保土谷公園サッカー場で、11時にキックオフした。 S.C.相模原は2トップの齋藤、森谷に縦パスを入れ、サイドに展開しながら攻撃を組み立てていく。しかし、「試合序盤は自分たちのミスでリズムをつかみきれなかった」と右SB金澤が振り返ったように、パスミスや連係のミスにより、相手ゴール前で決定機を作れない。 逆に引いて守りを固める相手にインターセプトされると、カウンターを浴びてしまう。7分、21分には守備の裏を突かれると、フィニッシュまで持って行かれる。25分にも左サイドの裏にあるスペースを使われ、クロスからシュートを打たれる危ない場面もあった。そうした状況を打開したのは、個の力だった。 34分、右サイドでボールをもらった齋藤が強烈なシュートを決めて先制する。 「齋藤さんが決めてくれたゴールで、流れが変わったし、やりたいことができるようになった」(金澤) 先制したことで「緊張感」が取れ、「冷静」になったS.C.相模原イレブンは、本来の力を取り戻す。それまでは、一方のサイドでのみ攻撃を完結させていたが、右サイドから左サイドへ、左サイドから右サイドへとボールを運ぶと、ピッチ全体を使った攻撃が見られるようになる。 すると、42分、ポジションチェンジしていた富井が左サイドでロングボールを落とし、リターンを受けた鈴木隼がクロス。これを絶妙なタイミングで森谷が頭で合わせる鮮やかな攻撃で2点目を奪った。さらに44分、齋藤がドリブルで中央を突破し、加速で相手DFを抜き、ゴール左にシュート(写真1)。 先制によって視野が広がったS.C.相模原は、前半を3-0で折り返した。 100725310072541007255 後半、鈴木隼に代えて吉岡を投入。古賀を左SBに下げ、吉岡をサイドMFとする構成に変更した。 S.C.相模原は、試合の立ち上がりを見逃さなかった。後半開始早々の47分、右SBの金澤が中央からパスを受けると、相手DFに一対一の勝負を挑む。細かいステップで相手DFを翻弄すると、抜き去りクロス。これに齋藤が頭で合わせ、ハットトリックを達成(写真2・3)。 53分には秋葉に代わり、新加入の鷲田がピッチに登場し、工藤とCBでコンビを組む。 その1分後には、坂井、齋藤とつないで、右サイドから富井がクロスを入れる。合わせた森谷が放ったシュートは一度、GKに弾かれたが、これを森谷自らが押し込み加点した(写真4・5)。 5-0となった57分には富井を下げて長身FWの船越を投入。森谷と齋藤が右サイドMFを代わる代わる務めるなど、選手たちは柔軟性も見せた。 67分には、齋藤が再び個で抜け出して6点目(写真6)。80分にはセットプレーから相手に1点を奪われたが、昼間の炎天下にも負けず、選手たちは落ち着いて後半を乗り切り、6-1で勝利した。 夏の猛暑の中、行われる天皇杯の神奈川県予選二次トーナメント。チームとしてゲームプラン通り戦い、最後まで高い集中力を保てたことは、この大会を勝ち抜く糧となったことだろう。次なる対戦相手は東海大学。 S.C.相模原の熱い夏は始まったばかりだ。

原田大輔

保土ヶ谷公園サッカー場 11:05キックオフ(45分×2本)
1st (45分) 3-0 得点者:S.C.相模原-齋藤2-森谷
2nd (45分) 3-1 得点者:S.C.相模原-齋藤2-森谷
結果 S.C.相模原  6-1  東邦チタニウム