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07-09-2010
お知らせ南アフリカからのメール・その2
先日も紹介しましたが、決勝戦を前に石島さんよりメールが届きましたので、紹介します。
以下・・・・・
南アフリカで6月11日に開幕したサッカーワールドカップも準決勝2試合目を終え、残すは3位決定戦、そして7月11日の決勝のみとなりました(3決は毎回行ってましたが、今回はパスです)。
思い返せば2006年ドイツ大会の大会を通しての悔しさをこの南ア大会に!と思っていた4年前でした。
しかし日本で聞こえてくる話はどれもW杯を壊そうとするマイナスイメージ。
そして個人的にもいろいろあり、すっかりこの「想い」は忘れておりました。
競技場の雰囲気もベスト16がおこなわれているあたりから「これぞW杯」という感じにはなっておりました。
準決勝の2試合目、ダーバンでのドイツvsスペイン戦の前に思いだしたこの悔しい想い出は、今となってはすでに遠い過去の事になっておりました。
こんな事を思いだしてから始まったこの試合も、そしてまだFIFAから決勝に入れるか否かの結論はでておりませんが、決勝の舞台を撮影する事が出来るとしてもまったく気負いはありません。
64試合のうちの1試合にしか過ぎないのですから。
4年後にはブラジル大会がおこなわれます。
今思い返しますと、4年前のドイツ大会からはあっという間でした。
きっとブラジルの地でも「4年前は、、、」ときっと準決勝あたりで思いだしている事でしょう。
サッカーW杯の1ヶ月に渡る生活をしながらの毎日撮影、毎日移動は私にいろいろなものを与えてくれております。
基本的にはガキはガキのままなのですが(苦)、いろいろな事を考えさせてくれます。
そして戦友として多くの友人を作ってくれます。
フォトグラファー仲間だけでなく、報道陣だけでなく、大会関係者だけでなく。
一流の舞台を撮影させていただきながらも残念ながら私はサッカーを語る事はできません。
しかしここに居られる事、そして毎日写真が撮れるという事、そして皆さんに支えられてここまで来ているを強く感じる事が出来ております。
「何もしてないよ!」とこれをお読み頂き、思われている方もおられるかもしれません。
サッカーに関係のない方々もいらっしゃいます。
しかしこれまでお会い出来た皆さんが存在しなかったら、今のフォトグラファーとしての私もありません。
改めまして心から皆さんに感謝を述べさせていただきたいと思います。
今日までありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いいたします。準決勝2試合を終えて。
Michi ISHIJIMA
石島 道康
以上・・・・・
※このメールは本人の了解を得て掲載しております。