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07-16-2017
試合結果08/J3第17節鹿児島戦安永聡太郎監督記者会見
ーー本日の試合を振り返ってコメントをお願いします。
「チームのコンセプトが“我慢”という中で、今日、一番、我慢できなかったのは私かなと思います。(麦倉)捺木を左SBに置くことで、そこのリスクは承知していたんですけど、それよりも今日は2列目からの飛び出しの部分が、前半、全くケアできていなかった。その2列目からついていくという意識をゲーム中から持たせることは難しかったので、そこの進路を防ぐ意味で、二度ほど、フォーメーションを変えて5バックにしました。前半はもう0−0で帰って来いという意味で5バックにしたんですけど、5バックにした大外の部分を使われて、折り返されて、失点してしまったところは、トレーニングではやっていたんですけど、少し僕の人の配置の部分での甘さが出たのかなと思います。
後半は選手2人を代えて、前線で起点が作れなかったので、(菊岡)拓朗がボールを持つことで前線を活性化させたいと思いました。それと、なかなか空中戦で優位に立てなかったので、ジョン(・ガブリエル)を入れて、少し身体を張ってもらおうと考えました。そこが最初は逆に裏目に出て、守備でもスコンと入れ替わられるというのは分かっていたところもあるんですけど、前半頭から選手を代えるのが正しかったのかどうかも含めて、私が反省しなければいけないのかなと思います。
あとは全体的に身体が重い。戦い切れていない、走り切れていないというところを考えると、私の週のコンディショニングのところに少し問題があるのかなと。夏場に入ってきて今までと同じトレーニングの形でやり続けているのが果たして正しいのかどうか。そこは選手と確認をしながらやっていきたい。ここ最近のゲームでは、前半がどうしても重いので、そこのところは少し考えてやらないといけないなって思います。以上です」
ーー(前節の試合後には)今後、標榜するスタイルを考えると、サイドからのクロス及び、DFの背後を狙われる試合も増えてくるとの話をしていましたが、まさにそうした形から決定機を作られ、失点した状況をどう捉えていますか?
「今回は、サイドからのクロスはそれほど怖さを持っていなかったので、2列目からのランニングであったり、(DFの)背後をどう消すかというところで、(メンバー的には)梅井(大輝)の足首の(ケガの)問題もありました。それによって最終ラインの並びを代えて、鹿児島さんは、どちらかというとインサイドに入ってきて、そこからの攻撃だと思ったので、中の通路をどのように消すかというのを意識して、今日このゲームに入りました。思いの外、梅井がいて、100%弾いてくれるところがなくなってしまったというのが、選手全体に結構な負荷をかけてしまったのかなというのは、私が予想していた以上にありました。通路に走られる以上に、相手のフィードに対して、サイドからのボールに対して、選手たちから安心感がひとつなくなったように感じていたのではないかと、私からは見えました。そこのところは、選手の並び、チョイス含めて、あと対鹿児島さんということを含めて考えたときに、分析も含めてね……。本当に今までの我慢というコンセプトのレベルをひとつ上げたくて、それが後手に回ってしまったのかなと。ただ、失点は前半の最後の最後のとろこだったので、あれだけ人数が揃っていながら、もったいないなって思いましたけど、あそこも私が試合の中で並びを変えて、それで起きた弊害なのかなとも思います。何よりも、走れない。見ていてすっきり感がないので、ちょっとこれは練習の質と量の部分ですよね。変えないといけないのかなというのは、春からずっと同じやり方で来ていて、ちょっと私の経験不足なところもあったのかなと感じています」
ーー走れなかったというのは、純粋にコンディションの問題なのでしょうか?
「今日は、二度追いできた選手がいませんでしたよね。どうしても1本走ってやめてしまうところが全体にありました。それを考えると、コンディションなのかなぁと。相手のビルドアップから全体でこういう風に見てというのは、分析どおりでしたけど、思ったよりも前から(プレスが)はまらずに、(相手の)2列目の飛び出しに対して、(うちの)2列目がついていけなかった。最終ラインもそれに対する動き出しの部分で、ラインで調整するのか、それとも下げてついていくのかというチョイスができていなかった。結果、全体がぼやけてしまっていた。というところは、大きな反省材料だなと思います」