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05-14-2017
試合結果04/J3第8節盛岡戦安永聡太郎監督試合後会見
ーー本日の試合を振り返ってのコメントをお願いします。
「1点を取るまでは、全体として非常に良く戦えていたと思うんですけど、(点を)取った後に少し全体が相手をリスペクトしすぎて、ボールを取りに行かない展開がずっと続いてしまったのは、僕のメッセージのミスなのか。そこはもう一度、選手たちと確認して、得点を取った後……この間(前節)も、追いついた後の10分くらいはどうしても引いてしまっているので、点を取った後、どのように戦うかというところ。ボールを最終的にどのように失うかというところは、もっとはっきりとさせなければいけないのかなと。
後半に関しても、アクシデントはありましたが、ピンチもあり、チャンスもありというところで、クロスのゴロの対応というところはチームとして、どのように足を揃えずに近いところから捕まえていくかというところと、球際のところですかね。ちょっと距離が遠いので、そこの距離を調整しながら、最後、(足が)止まってしまうというところ。
それは中盤もそうなんですけど、(ボールを)奪いに行って、奪えないときにそのまま入れ替わられてしまうケースがある。そこを入れ替わられないでしっかりストップして、遅らせるという判断ですよね。ジャッジのところをしっかりとしていきたい。あとは、奪ったボールをどのように出していくか。最終的にどのようにシュートにつなげていくか。そこは簡単には解消されない問題だとは思いますけど、いかに2点目を取っていくか。そこに向き合わなければいけないと感じたゲームでしたね」
ーー米原祐選手、川戸大樹選手ら、先発を入れ替えて臨んだ意図と、ジョン・ガブリエル選手を変えるのが早かったような気もしたのですが、そこの意図は?
「メンバーを変えたのは、今シーズン彼らが加入してから、非常にいい成長を見せてきてくれていたので、使ってみようというのではなく、しっかりと彼らが実力でチャンスを掴んだというところです。その中で、先発としては初めて出た大樹が1本取ってくれて、持っているんだか、持っていないんだか分からないですけど、そのまま得点を取って負傷してしまって。うちにはああいう槍(のような選手)がいないので、彼が負傷してしまったのは、少し痛いというか。そうなると、ちょっとフォーメーションも含めて考えていかなければならないのかなというくらい、いい成長をしてくれていた。
(徳永)裕大も落ち着いてプレーできるようになりました。ただ、彼に足りないのは、ペナルティーエリア、相手のボックス内に入っていったときの怖さがない。まずシュートがないから。そこをどのようにやり切るかというところは、もう本当に向き合っていかなければならないですよね。
そこに関しては(普光院)誠も一緒。味方ですけど、見ていて(ゴールが)入る気がしない。チャンスを作る気もしない。チャンスの前のチャンスくらいまではやる。ただ、そこからは決して怖くはないので、彼らが本当にそこに向き合っていかないと、このチームとしてもコンスタントに得点を奪うことはできませんし、そこに向き合っていってほしい。僕もそのようなアプローチをしていかなければいけないなと思います。
ジョンに関しては、前線でボールは収まっていましたし、前線でいい起点にはなっていましたけど、やはり守備時でうちがあれだけ下がってしまって、コミュニケーションが取れない。トレーニングではやっていますけど、どうしても簡単に足が止まってしまって、味方がボールを奪った後も、そのまま止まり続けてしまっていたので、起点になれなくなってきていたので、本人にも後半の10分で変えるという話をしていました。残り35分は(久保)裕一がある程度、身体を張りながら、追いかけてもらって、3枚目(の交代)をどうするかなというところだったんですけど、それで裕一も負傷してしまって。ダイム(呉大陸)も後ろへの抜け出しというところが好きな選手なので、大樹と裕一がどのくらいで帰ってこられるかは分からないですけど、ジョンには体力面のところ、足を止めないというところを向き合ってもらって、攻撃に関するアクセントになれるというのはある程度、見えてきていますし、ジョンがいると、相手のDFもクロスに対してケアしなければいけなくて、よそが空いてくるので。そこを活かすためにも、守備のときに最低限何をする、ボールを奪ったらどこに顔を出す、そのための準備をしっかりとしておくというところを、せめてもう20分続いてくれると。前半のラスト10分くらいはボールが収まらなくてね。それは全体のラインが下がってしまった部分もあったんですけど。そこの部分はしっかりと改善を、個人、個人としてもチームとしてもしていかなければ、いけないかなと思います」