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05-29-2016
試合結果Vol.06 J3第11節鳥取戦 薩川了洋監督記者会見
——今日の試合を振り返ってのコメントをお願いします。
「暑い中、最後までよく走ってくれた。あとは、試合の内容的に言うと、いつもより少し、試合の立ち上がりが良かった。ただ、DFラインのところと、サイドチェンジされたときのマークのずれというのは、もっと密にしていかなければいけないのかなと。最終ラインのところをもう少し修正させて、もうちょっとピンチを減らしたい。今日は全部、クロスからの対応のところでピンチになっていた。何とかルーカスが最後のところで、頭を打ちながらも掻き出したり。安藝(正俊)もそうだよね。掻き出すということに関しては継続してできているので、それはやりつつ、相手のチャンスをもっと減らしていかないと。そこは密にやっていきたいよね。
あとは、今は1試合で1点ずつしか取れていないけれど、何とか確実に1点ずつは取れているというところが、連勝に繋がっているところだと思う。最後のところでDFが身体を張って守る。プラスα、攻撃陣がなんとか1点を取るというところが、チームとしてできているので、これからも継続していきたいなと。
これでSC相模原は、今季初めての3連勝なんでね。ここの連勝というのは選手たちにとっても、すごく大きいところ。自信を持ってやっていけるところなので、しっかり4連勝、5連勝できるようにやっていきたいと思います」
——練習中からさまざまな布陣を試している中で、今日は飯田選手をボランチ、岩渕選手を右サイドで起用してスタートした意図を教えてください。
「岩渕(良太)がいろいろなポジションで出場しているけど、うちのチームとしては彼がユーティリティに合格点以上のことをやってくれていることによって、チームとしての競争も上げてくれている。それにより、チームとして絶対的な存在というものがあまりなくなってくるのでプラスかなと。うちの絶対というのは今のところ、プレスキックのいい菊岡(拓朗)。常に試合に出てもらわなければ、彼は困るなっていうのはあるんだけど、あとは本当に競争なんでね。かといって菊岡を競争というところで甘くしているというわけではない。やっぱり、彼は今日もJリーグ250試合出場をお祝いされ、そういう経験であったり、戦うといったところで、任せられる選手なのでね。いろいろな布陣を試す中で何とか勝っているからね。今、このリーグの中で3連勝ってなかなかないでしょう。すごく大きなことだよね。だから2連休! 来週は試合がないのでご褒美です。オレも休みます」
——今日は4543人の来場者がありました。
「今日は気温も暑く、バックスタンドは屋根もない中で、お客さんがたくさん来てくれたというのは、本当に最後のところで、選手たちの背中を押してもらっているというところがある。本当に大きな力だし、ありがたいと思っています。勝って気持ちよく帰ってもらうことしかできないのでね。ここ最近、選手たちが、しっかりとその仕事をしてくれている。人がたくさん入ることで順位も上にいることができている。
スタジアムの改修というところでも、ある意味、違う意味でのプレッシャーを掛けていきたい。しっかりと自分たちは準備ができていますよというね。あとは相模原市の方、お願いしますというプレッシャーを、いい意味で掛けていきたいですね。J3でスタジアムの改修計画が決まっていないのに、観客が3000人以上をクリアしているのはSC相模原だけなんだよね。そういう意味でしっかりと準備のところで、やっていきたい。僕もそういった意味ではしっかり仕事しているよね。まあ、評価は外からされることなんだけどさ。でも、3連勝って自分がこのカテゴリーを指揮してきて経験ないからね。オレもちょっとうれしくなっちゃう。2連休にそのうれしさが出ちゃうよね」
——3連勝。監督も喜ばれていますが、チームが成長している部分は?
「今日、初めて(練習してきた)形から得点が取れた。ああいうシーンというのは今シーズン、ずっと練習してきているので。もちろん、セットプレーから入れるのも今のサッカー。セットプレーからだと分かりやすいじゃないですか。CKなどで、どこに蹴るのかが。ただ、本当に自分たちで寄せて、サイドを薄くして入れるという、形から(クロスを)入れるといったところは、少しずつできてきているのかなと。ただ、うちの課題は、そうしたときに2点目が取れないということ。それができると、もう少し楽になる。最後、2点目を入れること。チャンスはたくさんあるのに得点が取れていない。どMなんだよね。うちの選手たち。最後まで緊張感があるというか。そういう意味では、今日は積み上げてきたものが形になりつつあった」