
《試合結果》
SC相模原 1-0 FC大阪
【得点】
90+3' 半代将都(SC相模原)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2026/100318/#summary


シュタルフ悠紀リヒャルト監督
--まず今日の試合を振り返ってください。
本当に見たことのないくらい空席がなく、360度に人が入っていて、素晴らしいエナジーフェスをスタッフ、ボランティア、選手も協力して、みんなで作り上げることができました。試合前から、これは何としても勝たないとなという大きな重圧を感じていましたが、なんとか劇的な形で最後に勝てたことがすべてだと思います。
最終盤に差し掛かると、周りの人たちから「頼むから入ってくれ」という吹き出しが見えるぐらい、願いがピッチに伝わってきました。僕も選手を信じて祈るしかなかったんですけど、途中出場の選手たちが今日は本当にいいバトンを引き継いで、チームに勢いをもたらし、決勝点も決めてくれたので、本当にうれしいです。
エナジーフェスは初勝利とフロントスタッフに聞いたのですが(実際には2021シーズンの初回開催で勝利しており、今日で5年ぶり)クラブ、サガミスタ、初めて来てくれた方々、いろいろな人たちが一丸となってつかんだ初勝利だと思います。また一つ、こういう「初」をどんどん作っていけたらと思いますし、FC大阪は今季まだ負けていないチームだったので、そこに初黒星をつけることもできました。非常に意味のあるいい一日になったんじゃないかなと思います。
来週の金曜日、ユニフォームはもらえませんけど、ぜひまた同じ場所でお待ちしています。
--序盤から相手にチャンスを作られる中でも、押し込まれる時間帯をしっかり跳ね返していました。前節のレノファ山口戦での反省も生きたように見えましたが、前半の守備をどう評価していますか。
前節とは全然違って、ずっと一方的に攻められているような状態ではなくて、しっかりと守って、そこで拾ったボールも大切にしながら、意図のあるクリアキックだったり、一本の局面を打開するパスだったり、ドリブルだったりというもので、また相手陣地に押し返していけました。
たった1週間ですけれども、先週のトレーニングを含めて、みんなよく改善してくれた部分なんじゃないかなと思います。
勢いを受け続けるというよりは、少し押し返していく時間帯があったので、精神的にも肉体的にも先週の後半よりは楽な時間帯があった。だからこそ、ああやって集中して、最後のところでは体を張って守れたんじゃないかなと思います。
FC大阪は力のあるチームですし、前線の2人もパワフルでしたし、サイドもありますし、ボランチも上手い。本当にいいチームを相手によく防いだんじゃないかなと思います。
--前進した後は、風の影響もあったのかパスが伸びたり、アタッキングサードに入ってもシュートまで行けない場面もありました。攻撃についてはどう感じていますか?
パスが伸びているシーンは何回かありましたけれども、ちょっとした調整が足りなかったり、伸びすぎてはいないけどコントロールをミスするようなシーンもありました。ただ、ミスのスポーツなので、狙いは良かったんじゃないかなと思います。
片側にすごく圧縮してくる相手に対して、オープンなサイドチェンジから何度も30メートルラインを突破して、ボックス付近まで攻め入る形は前半から作れていたと思います。
シュートについては打てなかったというよりも、打てるところで打たなかったところが課題です。クリーンにやりすぎる(綺麗に決めることを狙いすぎる)というか、「もう一本フリーな選手に」というところがありました。でも決勝点を見ても、振り向きざまのシュートがああやってコロコロして入るのがフットボールの醍醐味でもあるので、もっともっと打っていかないといけないシチュエーションはあったんじゃないかなと思います。
--ハーフタイムにはどのような話をしましたか?
こういった応援が力になる一方で、最初に言ったようにプレッシャーになるところもあるので、簡単な前半ではなかったと思います。立ち上がりの流れを含めて、そこを非常によく跳ね返し、自分たちの流れに持ち直すことができた。願わくば、もちろんいつだって先制してハーフタイムを迎えたいですけれども、ひとまず0-0というところは評価できる内容だったと思います。
なのでハーフタイムにはそこからもう一つパワーアップしていかないといけないというところと、サイドへのパスが少しずれていたので、もう少し受けやすいように幅を取るなど、戦術面では少し微調整しました。
後半に入ってからは、よりサイドから崩していけるシーンは増えたと思います。本当に一言で言えば、集中した90分間だったと思うので、最後までそれが非常にキーファクターになったんじゃないかなと思います。
--後半はチャンスが増える中で、ピトリック選手を山内琳太郎選手に代え、その後も前線にフレッシュな選手を投入しました。その交代の意図を教えてください。
ピトリックが少し足を気にしているような仕草もあったので、琳太郎を入れたところもあります。攻撃面で言えば、琳太郎はロングスローという武器もありますし、攻撃のヘディングというところも、百年構想リーグでもたくさん点を取っています。そういったところが最後、勝敗にかかってくれればいいかなというところはありました。
ピトリックに関しては、本当に前半から、今季ずっとですけど、安定感のある激しいディフェンスをしてくれています。僕には(ピッチの)外から見ていて少しかわいそうに感じています。彼を取り巻くジャッジに少し外国人選手ならではのバイアスみたいなものが感じられるケースがありますし、日本語でとても辛辣に聞こえる言葉を浴びせられる場面も見た覚えがあります。彼も日本に来てからそれなりの期間が経ち、(自ら努力して)日本語もある程度理解できるので、傷つくこともあるだろうし、(「わからないだろうから」のような感覚で不用意に発する言葉には)フェアじゃないものを感じます。
そういった意味で途中、熱くなるようなシーンもありはしましたが、それでも本当に冷静に最後までプレーに徹してくれたところは感謝していますし、彼の成長を感じた部分ではありました。
--加入したばかりの半代将都選手が、劇的な決勝ゴールを決めました。
持っていますよね。いいところにいて、ボールが来て、ああいうコンタクトの中でゴリゴリとゴールを目指していけるのは、まだ一緒に仕事をして間もないですけれども、彼の特徴なんじゃないかなと思っています。
今日みたいなシチュエーションは得意な方なんじゃないかなと思いますし、それが結果としてああいうゴールにつながるのは、チームに溶け込んでいく、相模原に名前やプレーを覚えてもらうという意味でも、ものすごく大きいと思います。
本人も本当に覚悟を決めて、熊本という素晴らしいチームから相模原に来てくれました。その覚悟が、まずは今日の初ゴール、決勝点、エナジーフェスでの決勝点という形で少し報われて、本当にうれしいです。
これをまた糧に、より練習から僕らのフットボールに馴染んでいって、残りまだまだ長いシーズンなので、引き続き力になってくれることを期待しています。
--半代選手には、今後どんな良さを出してほしいですか?
我々が前線の選手に求めるのは、まずしっかり体を張るところです。
攻撃に関しては、ボールを収めたり、次の味方にそれを渡したり、こぼれ球が味方に渡る、こぼれ球を演出したりというコンタクトプレー、体幹の強さを生かしてほしいのが一つです。
あとは今日みたいな展開ではあまり現れなかったですけれども、前線からの守備に関しても、ものすごく献身的に、賢く、ハードに行ける選手です。我々の前から刈り取るような守備にもすごくマッチしていると思います。
悩みながら馴染んでいくというよりは、自分の得意なプレーを思う存分発揮してくれれば、我々のフットボールにフィットする選手だと思います。引き続き、躍動感のあるプレーが出ることを期待しています。
--最後は声援が選手に届いて、それに応えるようなゴールになったと思います。今日来場した皆さんに、改めて伝えたいことはありますか?
まず最初に伝えたいのは感謝の気持ちです。たくさんのエンターテインメントが存在する今の世の中で、SC相模原のエナジーフェスを選んで、ギオンスタジアムに足を運んで、この試合を見てくれる、共に戦ってくれるということに素直に感謝しています。
吹き出しが出るようにと言いましたけど、最後のゴールは本当にゴール裏のサポーターの思いが引き込んだゴールだと思います。
試合前から終盤になれば絶対に声援が僕らの追い風になるという話は、キャプテンの島川(俊郎)も含めてみんなでしていましたし、最後まで絶対にホームの利点を俺たちは感じることができるから、それをパワーに変えて、エナジーに変えて、最後まで諦めずに行こうというところは、本当にそうなったと思います。
今日は劇的な勝利で、気持ちよく帰ってもらえたと思います。ただ、サッカーというのは、どちらのチームも人生を懸けて真剣勝負を繰り広げるスポーツなので、今日みたいな時間帯に劇的に負けることもあります。その負け様、勝ち様、すべて含めて僕らの生き様をまた見に来てほしいですね。若者たちのひたむきな姿を見ることで、自分の日常の悔しさも含めて、いろいろな活力や刺激をもらえる場所なんだと感じ取ってもらえていたらありがたいです。今後、勝てる試合も、引き分ける試合も、負ける試合も共に楽しんでいけるんじゃないかなと思います。今日みたいな景色をもっとたくさん作れれば、今日の景色を共有したみんなはやっぱり楽しいと思うので、一人でも多く「みんなで行った方が楽しいよ」ということが伝わればいいなと思います。
とにかく伝えたいのは、感謝の気持ちと、また僕らと一緒に歩んでいってほしいということです。ホームタウンが本当に誇れるチームを目指していますし、ホームタウンの皆さんが「うちにはSC相模原がある」と。周りにいっぱい良いチームはありますけど、「でも、うちにはSC相模原があるよね」という未来を本当に切り開いていきたいです。その未来に向かっていく道を、みんなで歩んでいきたいです。
--最後の最後に決まる劇的な1-0でした。一方で、2点、3点と取れてもおかしくない決定機もありました。劇的ではなく、安定して勝っていくために必要なことは何でしょうか?
一言で言えば「最後の決定力」ですけど、サッカーというスポーツは、入る時は入るし、入らない時は入らないんですよ。入らない時は負けたり、引き分けに終わったりすることもある中で、今日は勝てたので、そこが大きいんじゃないかなと思います。
もちろん、一番の決定機だった杉本(蓮)が抜けてGKと1対1になったシーンも決めなきゃいけないし、決めるために僕らは本当に何度も何度もああいう練習をするわけです。でも、やっぱり簡単じゃない。
今、アジア競技大会をやっていたり、日本代表もキリンチャレンジカップをやったりしますけれども、「それ、なんで決められないんだ」と思うような場面は、多分、日の丸を背負った選手たちでもあると思うんですね。それぐらいやっぱり難しくて、見ていると簡単に見えるんですけどね。難しいので、練習あるのみかなと。それでも、決定率はやっぱり少しずつ上げていけます。10本中1、2本しか入らなかった選手は、練習を積み上げていけば7、8本入るようにはなると思います。ただ、2本ぐらいは、どうしても100%にはなかなかできないと思うので、解決策としては、その確率を上げることと、やっぱり数を増やすことです。
今日、決定機が3、4本あって、どれも決められなかったのであれば、5、6本作っていかないといけない。今までのゲームではそういうことがある程度できて、僕らはある程度たくさんのゴールを取れていると思いますけど、もっと取っていくためには、それをより増やしていく必要があると思います。また選手には「決めろ」と厳しく、オフ明けから指導していきたいと思います。
--交代カードを切ったのは比較的試合の終盤でした。それまで戦況を見ながら、どのようなことを考えていましたか?
交代って難しいんですよね。特に今は5人交代になって、外から見ると「もっと交代した方がいいだろう」という意見もあると思うんですけれども、交代をしたからといって、必ずしもパワーアップするわけではありません。
今日みたいにアクチュアルプレーイングタイムがものすごく少ない試合は、それほど疲労が溜まっていないんですね。そうした場合もある中で、足がつってもう動けないとか、スプリントできないとか、戻せないとか、そうなってくるとまた違いますけど、僕が注意しているのはゲームの流れを読むことです。
今日で言えば、後半に我々の流れが続いていた中で、交代してさらにブーストをかけるために、前線でもう一つ攻撃のアイデアだったり、ためを作れる徳永裕大を入れました。今日はうまくいきましたけど、そうした交代が裏目に出ることもある。
なので残りの選手に関しては、その徳永の交代の効果を見てから決めようと思っていました。どれだけ僕らがチャンスメイクできているか、どれだけ得点の匂いがしているかというところですね。その効果を見ているうちに、だんだん時間がなくなってしまいました。
最後は、もうクリーンな得点はなさそうだったので、突発的なところでも得点の匂いやセンスを持っている選手ということで、タナウットと武藤(雄樹)、それからガチャガチャしたところに強い半代(将都)、セットプレーの得点力がある山内(琳太郎)を入れて、最後のワンチャンスを狙いました。まだ疲れてはいなかったですけど、ピッチに残っていた前田(泰良)とか佐々木(快)、中山(陸)を引っ込めて、彼らよりも点を決める確率が少しだけ高いんじゃないかなと読んでの投入です。
今日はたまたまうまくいったので良かったですけど、交代って本当に難しいなといつも思います。
--今回はSC相模原史上2番目となる観客数で、1万人近い方が来場しました。この集客をどう受け止めていますか?
まずはクラブスタッフ、それからボランティアだったり、サガミスタだったり、あとはスポンサー企業さんの努力の賜物だと感じています。
本当に僕らのためにいいステージを何とか作って、何とか僕らを後押ししたいということが、この数週間ものすごく伝わってきました。だからこそ本当に重圧は感じましたし、何とか結果で応えたいとは本当に思っていました。
これが相模原のポテンシャルだと思いますし、相模原だけではなく、海老名市だったり、ホームタウン全体のポテンシャルだと思います。全部合わせて111万人ぐらいいると思うので、もっと極端な話をすれば、1万人でも1%なわけですから、もっと入るポテンシャルはあると思います。
それをコンスタントに引き上げていくというところは、やっぱり僕らがどういうフットボールをして、来た人たちの心をどれだけつかめるかだと思います。
選手たちにも今週の練習から、「勝利は保証できないけれども、来てくれる人たちの心に響くパフォーマンスは、僕らは本当に死んでも出さないといけない。そこに対して『あいつら、すげえ頑張っているな』と思ってもらうこと、ここだけは譲れないぞ」という話は、本当に何度も何度も、オフ明けの練習から毎日のように繰り返してきました。
それで少しは僕らも貢献できたのかなと思うので、またクラブに感謝ですし、サポートしてくれたスポンサー企業、サガミスタ、ボランティアに感謝を本当に伝えたいですね。素晴らしいイベントだったと思います。
--試合後の花火も少しご覧になっていました。どんな気持ちで見上げていましたか?
花火っていいですよね。音も響くし、浸れるというか。
僕の場合は、勝ってホッとする気持ちの中での花火だったので、「ああ、良かったな」と思って見させていただきました。
FW/34 半代将都
--まず決勝ゴールのシーンを振り返ってください。
セットプレーでなだれ込むというところと、トキ君(常田克人)から「俺の周りに来て」と言われていたので、そういう感じでいたら、いいところにトキ君が飛ばしてくれました。そのあとは少しイメージとは違ったんですけど足を振れて、結果的にゴールにつながったので良かったです。
--相手のマークも多い中で、混戦に入っていく動きは意識していましたか?
そうですね。混戦の中で触れたので、そこは練習の時から意識しています。ゴールにつながって良かったです。
--決めた瞬間、迷わずゴール裏へと全速力で走っていきましたね。
はい(笑)。アドレナリンが出ました。
--前半はベンチから試合全体をどう見ていましたか?
FC大阪さんとは似たスタイルで、どちらかが気を緩めたらやられてしまうようなタイトなゲームでした。球際のところでバトルになっていたり、見応えのある、迫力のあるゲームだなと思っていました。
そういうゲームで、今まで公式戦で負けていなかった相手に黒星をつけられたというのは、すごく自信になります。
--残り時間が少ない中での出場でした。どんなイメージで入りましたか?
もうワンチャンスだなと思っていました。時間的にも、どこかで足に触れられたらというところは意識していましたし、本当に点を取るところだけを意識して入りました。
--加入後、ホームで初ゴールを決めました。
結果が出たというのはすごく自信になります。
練習から徐々に味方の選手と意思疎通できてきていますし、自分の特徴も分かってもらえている。その中で結果がついてきたというのは、すごく自信になります。
--このゴールで「相模原の一員になった」という感覚もありますか?
そうですね。熊本から来て、最初はうまくやれればなという感じもありましたけど、今日のゴールで一員になれたというか、本当にチームの一員になれた感じがして、すごくうれしかったです。
--勝利後の「ファミリア」は予習していましたか?
松本山雅FC戦の時の沖田選手を見て、予習していました(笑)。新加入は踊るという決まりがあると聞いて、リク君(中山陸)と沖田(空)にも「決まりだから」と言われました。
--昇格を目指す中で、ストライカーとしてこの1点をどう捉えていますか?
こういうゲームを勝ち切ったというのが大きいですし、個人としても大きいです。
昇格するためには自分もゴールを取っていかないといけないというのは、加入する前からすごく思っていたので、まず今日一つ取れたのはすごくポジティブだったと思います。
ただ、今日点を取ったことで満足するんじゃなくて、もっと結果を残していかないといけないと思っています。
--多くのお客さんが入ったスタジアムでプレーし、決勝点を決めました。
満員の中でやれるのはすごくうれしいですし、サッカー選手として幸せなことだと思います。こういうピッチの上でプレーできることが幸せです。
その中で点を決められて最高でしたし、ああいう瞬間をより多く迎えられるように、今後も頑張っていきたいです。
--サッカー選手になってからでも、かなりうれしいゴールになりましたか?
本当に一番うれしいくらいです。時間帯もそうでしたし、自分のゴールで勝つというのが何よりもうれしいです。
--熊本から相模原への移籍を決断した理由を教えてください。
熊本にいた時のスカウティングの段階から、相模原はすごいサッカーをしていると思っていましたし、実際に対戦して脅威でした。すごくいいチームだというのは、オファーをもらう前からずっと思っていました。
そこからオファーをもらえて、ここで勝負できる環境があるというところで、迷わず決めました。飛び込んでいって勝負してみたかったので、この決断をして良かったと思います。
--相模原のスタイルのどんなところが、自分に合っていると感じていますか?
ダイレクトにゴールに向かうところだったり、ルーズボールや相手の背後に抜け出すプレーは自分も得意です。
五分五分のボールをマイボールにするとか、そういうエネルギーを感じるところがすごく好きです。
--監督は「ゴリゴリ系」と表現しています。自分でもそういうタイプだと思いますか?
間違いないと思います。相手を引き連れても、引っ張られても、それでも前に行けるようなストライカーになりたいです。もっと強くなりたいと思っています。
MF/4 島川俊郎
--劇的な勝利になりました。まず試合全体を振り返ってください。
前半も緊張感があって、お互いに特徴を出そうとする展開だったと思います。うちもしっかり肝をおさえられていましたし、お互いに特徴を出せた試合だったと思います。
最後は少し、うちが耐えなければいけないシーンもありましたけど、みんなの努力と、このスタジアムの雰囲気が最後の得点シーンを生んでくれたかなと本当に思います。
--前半は押し込まれる時間もありましたが、危険な場所にボールを残さず、しっかり押し返すところは徹底できていたように見えました。
しっかりクリアするポイントと、要所要所をちゃんとおさえられたのは良かったと思います。
--後半は前半以上に相手を押し返せる時間が増えました。そこにはどんな手応えがありますか?
この2試合は、後半に持っていかれる展開が多かったんですけど、そこでまたパワーを振り絞れたというのは、めちゃくちゃ手応えがありました。
それと、本当にやるべきことを徹底できたところも大きかった。後ろの選手も体を張れたし、前線の選手たちも前にボールを運べた。それで押し返すことができました。
あとは本当に、この雰囲気のパワーはあると思います。僕たちは百年構想リーグの時から、お客さんがたくさん入った試合ですごくいいパフォーマンスができている感覚もありますし、みなさんの声援のパワーはあるなと改めて感じました。
--後半は島川選手自身も、ゴール前に入っていくシーンが増えていました。
それはもちろん、これだけ入ったお客さんに勝ちを届けたいという気持ちはありました。あとは単純に前線がボールをキープしてくれたら、上がる時間ができます。すぐ取られてしまったら上がる時間がないので、そこは前線のおかげです。
チームとしても、また少し新たな取り組みをしていて、そこをしっかり結果につなげていくには、自分がもっと前線に絡んでいかないといけないと思っています。まだまだチームはアップデートできると思いますし、可能性を感じられる試合になったんじゃないかなと思います。なのでぜひ、来週の金曜日に行われる試合にも来てください!
MF/6 徳永裕大
--途中出場となりました。ベンチから見ていた前半を含め、試合全体を振り返ってください。
前半はベンチから見ていて、結構押し込まれる展開や時間帯が多くて、相手がやりたいようなサッカーをやられて、僕たちがやりたいサッカーができていない前半だったなと思って見ていました。
後半、自分が入ったら、セカンドボールを拾うところだったり、守備だったり、今のチームの課題である奪ってからのファーストプレーだったりというところを、自分の持ち味だと思っているので、しっかり出せれば自ずとこっちのペースになってくるんじゃないかなと思っていました。
その通りに試合を運べて良かったんじゃないかなと思います。
--ボールを拾った後の選択は、チームとして一つのポイントだったと思います。どんなことを意識していましたか?
クリアも一つの選択肢ですし、クリアして相手を押し込むのも一つです。一回落ち着かせて、マイボールの時間を少しでも増やすというのも選択肢です。
そこをうまく選択できて、ハマったんじゃないかなと思います。
--ダイレクトにプレーするところと、少しためるところの使い分けが重要だったということですか?
そうですね。前半は意外と相手が来ていないシーンでもクリアしてしまったり、逆に来ているのにクリアできなかったりという場面があったので、そこのプレーの選択肢を間違えないようにしようというのは気をつけていました。
--途中出場直後には、杉本蓮選手が仕掛ける場面で相手をブロックし、シュートコースを作るようなプレーもありました。
あいつが仕掛ければ速いですし、2対1で追い越すか、走るか迷ったんですけど、蓮の前にスペースがあって、ちょうど自分も相手の前にいたので、少しブロックして道を開けてあげようかなというところでした。決めてくれれば良かったんですけど、そういうところを見てくれるとうれしいです。
--今日は途中から入った選手たちが流れを変え、最後の劇的な勝利にもつながりました。
僕は開幕のロアッソ熊本戦から出場時間がなくて、なかなか苦しい思いもありました。ただ、僕を含めてベンチメンバーも常にトレーニングからしっかりやっていますし、抜かずにやっているところが今日の試合にしっかり出たと思います。
スタメン組を脅かしていくというか、チームを底上げしていかないと昇格はないと思います。少数精鋭のチームですけど、全員がスタメンを狙って気持ちを高めてやっていけば、自ずとレベルは上がると思うので、今日の後半にそういうところが出たと思います。続けていければいいんじゃないかなと思います。



