
《試合結果》
レノファ山口FC 2-2 SC相模原
【得点】
8' 佐々木快(SC相模原)
19' 佐々木快(SC相模原)
49'山本駿亮(レノファ山口FC)
78'山本駿亮(レノファ山口FC)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2026/092618/#summary
シュタルフ悠紀リヒャルト監督

--試合を振り返って。
試合が開催されることがあまりない下関を引き当てて、僕自身も初めて下関に来られてラッキーだなと思いました。Jリーグのおかげで日本全国のいろんなところに行くことができ、相手もいいチームですし、本当にありがたいなと思いながらこの試合に入りました。ただ、残念ながら天気が良くなかったので、山口さんは今日、普段のフットボールとはちょっと違った、よりダイレクトなフットボールをやっていたと思います。良い天気の中でお互いのスタイルをぶつけ合うような試合ができたら、もっと良かったのかなと思います。
前半は完全に我々のゲームで、後半は山口さんのゲームになって、最終的に引き分けという結果になりました。前半が良かった分、我々からしたらもったいないゲームになってしまったと感じますし、山口さんからすれば、追いついて、最後ゴールを取れれば逆転という展開になって、そういった雰囲気も含めて、流れを持っていかれたのかなと思います。
なんというか……。勝てなくて悔しいとも思いますし、負けなくて良かったという気持ちもあります。自分たちが後半の入りで悪い立ち上がりをしてしまったな、というのが感想です。
--前半は相模原らしいフットボールを体現できていた中で、後半あれだけ山口に流れを持っていかれてしまった要因は?
失点の時間帯かなと思います。会場の雰囲気も含めて、完全に持っていかれてしまったのかなと。
後半最初のロングキックでヘディングで沖田(空)が競り負けて、いきなりファーストシュートから失点をしてしまった。常々、改善していこうとしている課題ではあるんですが、我々はこの後半の始まりの時間帯に、少しうまく後半に入っていけないという現象が続いてしまっています。もちろん対策はしているところですが、今日もやはりそこの入りが良くなかった。
2-0はすごく危険なスコアで、その状況であの時間に失点してしまうと、雰囲気も含めて持っていかれてしまう。時間がもう少し後だったり、あのシュートも外れていればカウンターのチャンスが来ていたと思いますし、スコアも2-2のゲームではなかったんじゃないのかなと。本当にあの時間帯で、失点を防げなかったことに尽きるかなと思います。
映像はまだ見返していないですが、直前に綿引康が引っ張られたように見えたので、我々ベンチからすればそこに対するストレスを感じるものでもありました。とはいえ、普段の金珉浩であれば止められるようなシュートだと思いますし、相手選手がいてちょっとブラインドになっていたようにも見えましたが、本当に防がないといけない失点だったなと思っています。
FW/9 佐々木快

ーー前半で2ゴールを決めました。それぞれの得点シーンの振り返りをお願いします。
(杉本)蓮が前を向いてスピードに乗ったので、最初は自分のほうのセンターバックと駆け引きしてボールをもらおうかなと考えていました。
後ろから走ってきた(中山)陸から「斜めに走れ!」という声があったので、おとりになる意味でも、蓮が対峙しているディフェンダーの裏を取りに行きました。そこから陸をフリーにさせるというイメージもあって、あの動き出しをして、狙いどおり陸を使うことができました。そこから陸がシュートを打つか、折り返すかは陸次第だったんですけど、ワンタッチでいいパスをくれました。グラウンドが悪かったので、浮いたりしたら怖いなと思ってちょっと緊張したんですけど、ダイレクトでうまく流し込めてよかったです。
2点目に関しては、陸が前向きになった瞬間は自分はいつも狙っていて、先週のギラヴァンツ北九州戦でも似たようなチャンスがあったんですけど、外してしまっていたんですよ。そのシーンを試合後に映像で振り返った時に、結構ニアが空いていたなという印象があったのと、打つ前に「ループもあるな」と考えていたところを選択せずに外してしまったんですね。
なので今回は裏に抜けて、キーパーを見て、その段階でいろいろ先週のイメージだったり、「ニアが空いてるな」というのを冷静に考えられていたので、うまく反省を生かして流し込めたのかなと思います。
ーー32分にもシュートには至りませんでしたが、3点目になりそうなチャンスがあり、そこでも佐々木選手にパスを出したのは中山陸選手でした。ホットラインが開通していましたね。
陸が10番の位置で前を向いてくれると、すごく動き出しやすいですし、相手との駆け引きの面では自信があるところでもあるので、そこをうまく見てくれているなと感じます。陸もそうですし、(棚橋)尭士も自分でボールを持てる選手なので、そういう選手が僕の下にいてくれると、FWとしてはやりやすい。僕にボールが入った時も、落とせばそこから何かしらやってくれるので、そこはいい関係性ができているなとは思います。
ーー前半は理想的なサッカーをしてリードができましたが、後半は一転して押し込まれ続けてしまいました。ピッチ上でどんな難しさを感じていましたか。
後半開始直後に失点してしまって、その失点の前にも簡単にシュートを打たれていましたし、チームとして後半の入りが悪いという課題が今日も出てしまいました。
今日も入りの前のアップを全員そろってやるとか、円陣のあとに喝を入れるとか、「入りをもっと引き締めよう」というのは意識して入ったんですが、もっと改善しなきゃいけないところはあるし、とにかくあの失点がすべてだったと思います。あそこで相手に「行ける」と思われたのが、ズルズルと押し込まれる要因になってしまって、押し返すこともできなくなってしまいました。ピンチを跳ね返す時も、相手の裏までしっかりクリアできなかったり、そこでもう一回ボールを広げたりする作業が、僕たちはなかなかできていない。そこでボールを回収されてまた攻撃を受けるというような、僕たちがいつもやっているようなことを、今日は相手にやられてしまいました。
ーー後半は山口も割り切って、シンプルに攻める回数が増えていました。そこへの対応で後手を踏んでしまったところも?
そうですね。後半はちょっとやり方を変えてきて、どんどん裏に蹴って、僕たち用のサッカーをしてきたところで。ちょっと後ろも走り勝てなくなってきたり、セカンドボールが拾えなくなってきたりして、少しずつ相手のペースになっていったかなとは思います。
ただ後半も僕たちもチャンスはありましたし、相手にもビッグチャンスがあった中で、アウェイゲームで勝ち点1を取れたことは、そこまで悲観的になるものではないかなと僕個人としては思っています。確かに2-0から追いつかれたのはもったいなかったですけど、そこで3点目を取られなかったこととか、プラスの要素も少なからずあったと思うので、次のホームゲームにつなげていきたいです。
ーー次節のFC大阪戦は、相模原の一大イベントのひとつでもある、エナジーフェスになります。
はい。そのためにハットトリックは取っておいたので、次は決めます!
MF/8 神戸康輔

ーー今シーズンリーグ戦初先発となりましたが、どういう意識で試合に入りましたか?
今持っている自分のすべての力を出すというところを心がけて、それがチームの勝利につながればと思ってプレーしました。
ーー天候やピッチコンディションが悪い中、前半は球際の部分で迫力を見せ、相手よりセカンドボールを拾ったり、ピンチもゴール前でしっかり跳ね返すことができていましたが、感触としてはどうでしたか?
ピッチに関しては、そこまでやりづらさみたいなものは、僕個人的には感じていなかったです。前半はセカンドボールも拾えたり、競り合いのところでも勝てる確率が高くて、それが試合を優位に運べた要因かなと思います。ただ、後半は相手がやり方を変えてきて、そこでアジャストする前に失点してしまったので、そこがすべてかなと。失点してからもピンチが続いた中で、すぐに連続失点せずに試合を運ぶことができたのは良かったですが、そこでもうちょっとファウルをもらったり、コーナーキックを取ったりして、自分たちの強みであるセットプレーのところに持っていければ、もう少し流れもコントロールできたのかなと思います。
ーー後半は相手がシンプルに裏を狙ってきて、相手の右サイド、こちらの左サイドを狙われていた印象もありました。神戸選手も対応に追われていたと思いますが、後半の相手の変化や攻撃をどう感じていましたか?
そうですね。そこの圧力というところは、前半に比べて相手がより強めてきたところだと思いますし、そこで跳ね返すことがまず大事ですけど、跳ね返すことができなかった時に、もっと一人ひとりが足を動かしたり、慌てずにクリアだったり、ボールを奪った直後のプレーをもう少し落ち着いてできれば、ここまで苦しくはならなかったかなと思います。
ーー狙われたところの守備の対応に関しては、綿引(康)選手だったり、杉本(蓮)選手、途中から入った川畑(優翔)選手ともコミュニケーションを取ったりしましたか?
そうですね。相手が僕たちの背後から前に出てきてボールを触られたりするシーンが多かったので、そこはボールにプレーする選手だけじゃなくて、もっと後ろで見えている選手が声をかけたりしていこうという話はしていました。でも、足りなかったのかなと思います。
サッカーは一人で戦っているわけじゃないので、周りの選手がどれだけ伝えられるかとか、どれだけコミュニケーションを取れるかとか、どれだけ「やらせない」という、慌てない雰囲気をチームとしてつくれるかというところは、今後に向けてすごく課題かなと思います。
ただ、そこは試合独特の疲れだったり、雰囲気だったりがある中で、練習で積み上げていけるところではないので、やっぱり試合を重ねて成長していかないといけないところだと思います。負けを引き分けにはできたので、それをまた勝ちにつなげられるようにやっていきたいなと思います。
ーーこのタイミングで先発のチャンスが巡ってきて、次はホームでエナジーフェスという一大イベントになります。そこに向けての意気込みを教えてください。
いろんな人が尽力してくださってできる、素晴らしいイベントだと思いますし、それを勝ちという結果で応えるのが選手の仕事だと思うので、エナフェスに向けてまた1週間、準備していきたいなと思います。
1試合、1試合の本当に積み重ねが、J2昇格というところにつながってくると思うので、そこからの逆算ということではないですけど、そこに対して本当に全エネルギーを注いで、必ず勝ちたいです。



