
《試合結果》
SC相模原 0-3 ジュビロ磐田
【得点】
35' 渡邉りょう(ジュビロ磐田)
39' 山﨑浩介(ジュビロ磐田)
45+3' 川﨑 一輝(ジュビロ磐田)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/leaguecup/2026/090210/
シュタルフ悠紀リヒャルト監督

--まず試合の振り返りをお願いします。
普段スタートであまり出る機会がない選手たちが、本当に躍動感あるプレーをスタートから見せて、完全に我々のゲームだったんじゃないのかなという入りをしてくれました。それだけに、ハーフタイムを終わってみれば0-3というところは、本当に自分たちがもったいない15分間を過ごしてしまったと思います。
先制点からハーフタイムまでの間で、勝負はあったと思います。あそこの時間帯で弱さが出てしまったり、一回インテンシティが落ちてしまったり、あとはセットプレーだったと思うので、セットプレーのところで差が出てしまったことが本当に悔やまれます。
後半も1点でも返して流れをもう一度、という姿勢は見られたと思いますし、結果を見ても0-0というのは悪くない後半だったと思います。あと一歩及ばずですけれども、立ち向かっていくエナジーに満ちた姿勢は示せたのかなと思うので、しっかりまたコンディションを整えて週末に向かっていけたらなと思います。
応援してくれた方々に勝利を届けられず申し訳ないですけれども、また次に勝てるように全力で準備していきたいと思います。
--リーグ戦でなかなかチャンスがない選手が出場した中で、特に佐藤颯真選手は今季初出場になったと思います。佐藤選手を中心に、メンバーの評価を教えてください。
リーグ戦でチャンスがないわけではないんですけれども、今季スタートではおそらく三浦以外、あまり出ていないメンバーで臨みました。評価という部分は、先ほどの試合の総括に重なると思いますけれども、我々がやろうとしていることや、やってほしいこと、チームとして前に矢印を出すところは、出ていたメンバー全員が意識できていたんじゃないのかなと思います。
それがああいった勢いある立ち上がりにつながりましたし、我々のペースで長い時間帯、90分間を見ても長い時間帯ゲームをできたところにつながったと思います。ただ、要所要所では足りない部分だったり、エラーだったりは見受けられたので、そこは佐藤がとか、ほかの選手がというわけではなく、一人ひとりが自分と向き合って、さらに自分を成長させていく努力に、このゲームの経験を生かしていってもらいたいなと思います。
--20分ぐらいまでは、いつもの相模原らしく前への矢印が出ていて、チャンスはかなり作れていたと思います。決めきれず、その後、相手もサイドハーフの選手を左右入れ替えて、そこから押し返してきた印象でした。そこから30分過ぎに失点が重なってしまった時間帯について、ベンチではどう見ていましたか。
もちろんサイドハーフを入れ替えているところは僕らも把握していましたけれども、それに対する効果は我々はそんなに感じていなかったので、特にそこに対して何かを大きく変えずに、そのまま対応はしていました。
20分を過ぎてもこちらのゲームだったと思いますし、高い位置からのプレッシングも、切り替えも、早い攻撃も出せていたと思います。本当におっしゃる通り、ああいった時間帯に点を取るか取らないかで、また全然変わってくるので、ボックスに入ってクロスが惜しいというシーンを、惜しいで終わらせていては勝てないです。
それは前節のリーグ戦にもつながってきますし、開幕戦の熊本戦にも同じことが言えます。最後のクオリティという部分は、全部がシュートだけではなくて、最後のパスだったり、最後にドリブルするのか、パスするのか、シュートするのかという判断のスピードだったり、諸々あります。最後にゴールを生み出す一つ前のプレーは、まだ練習しないといけないです。
逆にそこが備わってくれば、その時間帯でも2点、3点取れるぐらいの攻撃的な圧を相手にかけられたと思います。相手のゴールキーパーが時間を使っていたところからも、相手にとって苦しい立ち上がりだったんじゃないのかなと思っています。なので、本当にセットプレーで全てが変わったと思うので、そこを反省して、また次につなげていかないといけないと思います。
--セットプレーから失点を重ねてしまって、0-3というスコアをどうひっくり返すかという、難しい後半に臨む形になりました。ハーフタイムに選手へどういった声掛けをして、どう送り出しましたか。
まず、0-3というあってはならない前半なので、まずはそこですね。ミスは起きるスポーツなので、1点目は三浦のところでこぼれて入ってしまいましたけれども、その時にもっとチームとして助け合う部分、もっと一人ひとりが声を出して、0-1なら0-1でハーフタイムに戻ってくるところを徹底していかないといけない。3点差をひっくり返すというのは、なかなか難しいスコアなので、そういった部分をまず伝えました。
とはいえ、フットボールの試合は、私は常々言っていますけれども、もちろん勝敗を競い合うスポーツではあります。ただ、勝敗だけを見に来られているわけではないと思うので、後半も我々のエナジーフットボールをしっかり示すことで、諦めない姿を見て、我々のエナジーから活力を感じてもらって、見ている人たちに「また次も頑張るぞ」という気持ちにさせるような試合をしないといけない。
当事者の我々が少しでも引いてはいけないですし、願わくば1点ずつ返す。1点でも返せば、こういうゲームは分からないと思います。まずはその1点をしっかり取って、そこから交代メンバーも普段出ている攻撃陣が多くいたので、1点返せば流れも変わるかなという話をして送り出しました。
--後半は相手のシュートも入らず、ゼロで抑えられたところは、諦めずにタフさを出せていたと思います。ただ、どうしても相手より先に足をつってしまう選手が出てしまいました。天皇杯、ルヴァンカップと敗退する形になりましたが、ここから底上げ、走る、戦う部分の差をどう埋めていきますか。
みんな同じトレーニングをしているので、一概に全員が足をつっていたわけではないですし、今日出ていたメンバーが走れないという結論付けはないんじゃないかなと思います。
今日もおそらくこの後データが出たら見ますけれども、スプリント数だったりハイスピードランだったりでは、相手を上回っているんじゃないのかなと思うので、今日出ていたメンバーもよく走ったと思います。
もちろん川畑(優翔)は足をつりましたけれども、ものすごいインテンシティでプレーしていました。前線の選手としては、すごくいいフィットネス状態、コンディションを保ってくれていると思いますし、奥山(洋平)にしても、ベン(タナウット)にしても、ものすごいインテンシティでハイプレスを、90分間続けているので、フィットネスレベルがそこまで足りないという感じではないのかなと思います。
ピンポイントで少し足りなかった選手は、自分と向き合って、トレーニングで今日足りなかったことを自覚してもらって、もっと積み上げたり、私生活の部分も見直していくことが必要です。今のフットボールはトレーニングだけじゃないので、いかに回復と負荷のサイクルを自分たちで最適化して、週末にピークを持ってくるかが大切になってきます。そういったところと向き合っていくしかないのかなと思います。
DF/5 山内琳太郎

--今季初先発となりました。試合を振り返っていかがですか。
結果だけを見たら、全然ダメだったなという感じです。ただ、前半にこちらにもチャンスがあった中で、それを決め切れれば、試合内容は変わっていたかなと思います。あとはセットプレーが大事になってくる中で、2連続でセットプレーから失点してしまったので、それは反省点という感じです。
--いい入りはできていたなか、25分過ぎからチームとして運動量が落ちた印象でした。そこから押し込まれてセットプレーが続いてしまったように見えましたが、ピッチの中ではどう感じていましたか。
その通りだと思います。25分ぐらいまでは、ついていくところはついていけて、押し出すところは押し出して、前で取れたり、後ろに入ったり、シュートに行くシーンが多くて、それを攻撃につなげられていました。
それが徐々に、ファウルになってしまったり、剥がされてしまったりして、後手後手になっていきました。そこをうまくやられたというか、運動量を落とさずにやらないといけないと思うので、自分も含めてですけど、スライドのシーンとかももっとやりたかったと思います。
--一瞬の遅れや、一歩足が届かないというところが、前で奪う守備では大きく影響するということですね。
そうですね。今年の相模原のサッカーは、ガツンと当たって、そこから攻撃という感じなんですけど、それが遅れると一気に剥がされますし、後ろも1対1になると難しくなります。そこで相手に負けていたら、全然こっちの良さは出なかったなという感じです。
--後半は追加失点を許さなかったことは、ポジティブな部分でもあると思います。守備の部分でチームに声掛けしたり、前半と意識を変えた部分はありましたか。
前半に3失点しましたけど、本当に安い失点というか、セットプレーで押し出す、シュートブロックに出るところが遅くて、ブロックに当たって失点するような、琉球戦の失点に似たような感じだったと思います。そこで押し出すところを、もう一歩早く押し出さないといけないです。
後半は、そこの強度をもう一歩上げて、3点以上の失点は絶対にしないという感じで、チーム全体で声を掛けました。それを前半からできていればもっと良かったなという感じです。
--今日はキャプテンマークも巻いて、相手には元相模原の加藤大育選手もいて、より悔しい試合になったと思います。そのあたりはいかがですか。
試合前、ダイ君もキャプテンで、もともと百年構想リーグの前半はずっと一緒にセンターバックをやっていたので、ピッチで握手した時はテンションが上がりました。ダイ君もステップアップしてきたので、負けていられないなという感じです。
--J2のチームとやれた経験は一つ大きなものだと思います。この試合をどうつなげていきたいですか。
上のカテゴリーのチームとできたのは、本当にいい経験だと思います。百年構想リーグでも、そういった相手と互角にやり合えるということは証明できていましたけど、今日はそれができませんでした。これをいい経験で終わらせないで、しっかりと次につなげていきたいです。
MF/8 神戸康輔

--悔しい敗戦になりました。まず試合全体を振り返ってください。
前半の戦いというか、先制点を取られてから3失点目までの時間帯がすべてだったかなと思います。
--序盤はいつもの相模原の入りをして、前向きに奪うところからチャンスを作って、神戸選手のサイドチェンジからシュートにつながったシーンもありました。
そうですね。セカンドボールをどちらが制すかというところは結構意識していましたし、あの時は逆サイドのスペースがすごくありました。立ち上がりは前に前にというところでしたけど、少し落ち着いてサイドに広げて、いい攻撃まで行けたので、イメージ通りでした。
--20分、25分ぐらいまでは自分たちのペースでゲームができていたと思います。やっていた感覚としてはどうでしたか。
基本的には前向きに守備できているところが、20分ぐらいまでは良かったかなと思います。その後、相手のゴールキーパーから前線の選手に当てるボールが増えたり、相手の選手が背後を狙う意識が高くなったりして、そこから後ろ向きな守備の時間が増えていきました。
そこで提示されているやり方もそうですけど、ピッチの中で臨機応変に、やり方をもっと整理して合わせてやっていかなければいけないなという気がします。
--サイドハーフの選手が途中で変わりました。その影響はありましたか。
そうですね。最初は左の選手が内側に入ってきて、少し落ちてくる感じが多かったんですけど、代わってから背後に行ったりするところを取られていたので、少なからず影響はありました。
--そこから押し込まれましたが、あそこまで立て続けにセットプレーで失点することは、想定外の部分もあったと思います。
本当にセットプレーで点を取れるチームは強いですし、セットプレーで失点するチームは勝てないチームなので、そこは誰かのせいではありません。失点しない空気作りだったり、一人ひとりがそういう雰囲気や声を出して、日々やっていくしかないと思います。
--後半に臨む上で、守備の部分については、三鬼海選手や山内琳太郎選手と何かコミュニケーションを取りましたか。
何があっても選手についていくことと、臨機応変にポジショニングを見て、近い選手がしっかり受けに行けるようにすることです。僕はサイドに引き出された時に、バイタルエリアを結構突かれるシーンが多かったので、そこはセンターバックに出てきてほしいとか、ボランチの選手がスライドできる時は、という話もコミュニケーションを取りました。
そこから後半は、ずっと高い位置で逃げられて、動かされるシーンが少なかったのはありました。前半よりもそこは整理されて、やられるイメージはあまりなかったです。
--ただ、そこからもう一度押し返すところには難しさもあったと思います。その中で神戸選手は最後までタフに走って、自陣に帰陣するところも、攻め込むところもタフさを感じました。0-3という状況の中で、後半はどんなことを考えながらプレーしていましたか。
まず本当に1点、1点ずつというところを意識していました。1点入ったら何があるか分からないですし、そういったところで意識していました。
いつも出場機会が少ない選手たちが今日出て、本当に時間は有限で、1分1秒を無駄にできません。こうやって公式戦の中で経験できる時間は本当に限られているので、その時その時で、今自分ができる最大限のプレーだったり、声掛けだったりを意識して最後までやりました。
--天皇杯、ルヴァンカップと敗退という形になりました。残るリーグ戦は長いシーズンなので、どこでチャンスが巡ってくるか分からないと思います。個人としてはどういうところからアピールしていきたいですか。また、この経験をどう生かしていきたいですか。
今日味わった悔しさは、試合に出ていない選手は感じられなかった部分だと思います。試合に出たからこそ感じる悔しさだったり、J2のレベルだったりは、身をもって感じられたところがすごくポジティブです。
この経験を無駄にするかしないかは自分次第なので、またすぐ公式戦が来ますし、そこに向けてしっかり準備したいです。チャンスが転がってくるというより、自分から本当につかみにいけるように、日々準備していきたいと思います。
DF/26 佐藤颯真

--久しぶりの公式戦だったと思いますが、プロとして、まずこの試合にどんな思いで臨んだかを教えてください。
自分ができるということを示したかったですし、そういう気持ちで挑みました。
--試合全体を振り返っていかがですか。
できたところ、できなかったところがはっきりしたので、まだ自分に足りないところが明確に出たと、自分では思います。
--立ち上がりは川畑優翔選手と一緒にチャンスシーンに絡んだり、空中戦で負けないところも意識されていたのかなと感じました。
アベレージでちゃんとやれば勝てるものなので、そこをちゃんと示そうということを意識しました。
--左サイドのところからチャンスも作れていたと思います。攻撃面ではどんなことを意識していましたか。
本当に特に何かを意識したというより、自分がやれるということをただ示そうとしていました。
--佐藤選手がかなりサイドで高い位置を取っていた印象でした。
左の選手が右サイドに流れて、サイドバックが攻め上がってくる時に、自分がサイドで高い位置を取って相手がつられていると、逆に別の選手が抜けていけるので、サイドが変わるタイミングでのポジション取りは意識していました。
--自身の課題も少し感じたという話がありましたが、具体的にはどんなところに?
このチームは前から行く時は、自分も前から行かないといけないですけど、そこで潰し切れなかった時に、どうしても自分の走力的なところでついていけない時間帯が、前半の終わりのあたりに続いてしまいました。そういう走力の部分から、トレーニングで意識していかないといけないと思いました。
--走力の部分は、まずはベースを引き上げる必要があるということでしょうか。
そうですね。走力とか、戦うこと、チーム一丸となって同じ方向を向いてやっていくことが大事だと思うので、まずその部分をやらないといけないと思います。
--天皇杯もルヴァンカップも敗退となりましたが、ここからリーグ戦のメンバーに食い込んでいきたいですか。
大事な部分だったり、攻撃の部分だったり、自分の特徴はある程度示せたとは思います。ただ、チームの得意な走力が求められている中で、自分にはまだないと思うので、そこを引き上げていかないと食い込めない。そこが一番大事かなと思います。



