《試合結果》
SC相模原 1-1 AC長野パルセイロ
【得点】
4' 近藤貴司(AC長野パルセイロ)
48' 棚橋尭士(SC相模原)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/leaguecup/2026/090210/
シュタルフ悠紀リヒャルト監督

--今日の試合の振り返りからお願いします。
非常に振り返りが難しいゲームかなと思います。まず入りに失点してしまったこと、それと後半に1本、山中(麗央)選手にフリーでチャンスを迎えられた場面があったので、その2回は本当に良くなかったです。それを踏まえると、負けなくて良かったという見方もあります。逆に言えば、その2プレー以外は完全にこちらのゲームなので、勝ち試合だったという見方もあります。
とにかく、もっと練習しないといけない。アタッキングサードに入ってからのプレーの質だったり、判断のスピードだったりというところは、今は少し精度を欠いている部分があります。もっと思い切って足を振らないといけないシーンもたくさんありますし、シンプルにクロスを入れれば点が取れそうなシチュエーションでクロスが上がってこないとか、1個迷ってしまう、1個横パスをつけてしまうところが、1点しか取れなかった一つの要因だと思います。
2点目、3点目、4点目と取れるだけのチャンスの芽は、ここ5ゲームを通して数え切れないぐらいあると思います。そのチャンスの芽を、決定機につなげていくところと、最後はゴールネットを揺らして、花開くところまで持っていく力のブラッシュアップが少し必要だなと感じています。先制できて、追加点が取れていれば、もっと後ろも楽になりますし、ああいった終盤でのピンチも迎えなくなります。そうすると我々のゲームになりやすくなるのかなと思います。
ただ琉球戦もそうですし、今回もそうですし、磐田戦もそうです。やっぱり先制されてしまっているので、苦しいゲーム展開になっている。それを考えると、よく追いついたと思いますし、ようやく棚橋(尭士)も戻ってきました。それは非常にポジティブな要素だと思うので、またみんなで練習して、次は先制点をしっかり取れるように、追加点も取れるように、本当に練習を積み上げていきたいなと思います。
今日も最後まで本当に熱い応援が届いていたので、なかなかこのゲームで勝利を届けられず悔しいですけれども、リーグ戦は長いので、根気よくみんなで(一緒に)戦っていってもらえたらありがたいですし、今日のゲームに関しても感謝を述べたいと思います。
--立ち上がり4分での失点は良くないという話がありましたが、そこから攻撃では相手にペースを渡さず、こちらがボールを持って攻めていました。ただ、「アタッキングサードで迷ってしまう」ところは、相手の守備の硬さがあったからなのか、要因はどう考えていますか。
相手の守備が硬かったとは思っていません。失点数も多いチームですし、チャンスはたくさん作れていたと思うので、それよりも自分たちに矢印を向けないといけないと思います。
自分たちの勢いを、その勢いのままゴールにつなげていくところで、1つ切り返しが多かったり、1つドリブルが多かったり、ワンタッチでシュートを打てるところをコントロールしてしまって、その間に寄せられたりというシチュエーションがありました。
例えば相手を見ると、近藤(貴司)選手のゴールは見事だったと思います。入ったパスをワンタッチでシュートしていると思いますけど、我々だったら同じシチュエーションでコントロールしようとして、相手に寄せられてゴールが生まれない。もちろん調子がいい時の金珉浩だったら問題なく止めるようなシュートだったと思いますけれども、結局そういうシュートが試合では入るわけなので。
琉球戦でも、2失点目は(相模原の選手に当たった)ディフレクションです。僕らはシュートのチャンスの芽を見極め切れていないのか、もう1個完璧に崩そうというマインドがあるのかわからないですけれども、そこは勢いのまましっかり「シュートで終わる」といった意識を持ってほしいので、練習を通して戻していかないといけないかなと思っています。
--ハーフタイムはどういうふうに選手たちに声を掛けて、後半に送り出しましたか?
前半も、ビッグチャンスこそそれほどなかったんですけれども、セットプレーの数だったり、常田(克人)がポストを叩くようなシーンだったり、もう1本合えばというシーンはありました。リスク管理のところでは本当に集中していて、ほとんど相手は我々の陣地に入ってくる時間がなかったと思うので、まず基本的にやることを変える必要はないと伝えました。
ただ、シンプルに何本シュートを打ったのか、全員が何本クロスを上げたのかというところからいくと、僕らがやろうとしているところに対しては少しエナジーが足りない。もっともっと自分を信頼して、エナジーで押し切るような攻撃をもう一回しっかり意識してやっていこうというメッセージは伝えました。
それが後半の立ち上がりにつながったかはわからないですけど、立ち上がりの時間帯に同点にできたのは良かったです。ただ、やっぱり2点目、3点目を取れるだけの勢いとチャンスはあったと思うので、本当にそこが反省というか、そこで仕留め切れないといけない。
これはいつも言っていることですけど、フットボールは流れのスポーツなので、流れがいい時もあれば悪い時もあります。その後、長野さんの流れに少し傾いて、ボールを握られたり、我々の陣地に押し込まれたり、セットプレーを取られたりすることもありました。だからこそ、もっとその流れを嗅ぎ分けて、しっかり仕留め切る力が必要だと思います。
--棚橋選手が今シーズン初先発の試合で今季初ゴールを決めたことについての評価をお願いします。
私もそこは期待しています。棚橋という選手は、初めて僕がここに就任した時にレンタルでやってきて、本当にあまり褒めると調子に乗られても困るんですけれども、彼の才能というか、私の目で見たら光るものがあって、一目惚れじゃないですけれども、本当に素晴らしい選手だなと思いました。もっともっと磨けば、もっともっと良くなるのに、と思ったのが第一印象です。
1回目に来た時は怪我が多かったですが、こうしてまた戦えることを非常にうれしく思っています。今日スタメンで同点弾を決めたことは、本当に彼にとっても良かったですし、チームにとっても良かったです。彼が怪我をしている間、前田も非常に活躍してくれましたし、これで前の層がまた一人分厚くなりました。今日試合に絡んでいない武藤(雄樹)、川畑(優翔)もいますし、競争がより一層強くなることはチームの力になります。ちゃんと帰ってきてくれて良かったなと思っています。
--交代のタイミングについて、最後に3枚替えをしたところは、コーナーキックのタイミングの後だったと思います。この3枚替えのタイミングと意図を教えてください。
コーナーキックで替えるのか、替えないのかというのは、セットプレーコーチがいるので、セットプレーコーチの意見も織り交ぜました。3枚のうち1枚に山内(琳太郎)がいたので、山内はセットプレーから投げ込みを得意としている選手でもありますし、せっかくのセットプレーなので、ここで入れようかと思ったんですけど、少しタイミングがずれました。
交代に関しては、僕たちが意図していた交代のタイミングで今日は交代ができなかったので、そこはもっとスムーズにレフェリーチームともコミュニケーションを取って、意図したタイミングで交代できるようにしていかないといけないと思います。
意図としては、最後に島川(俊郎)が少し足をつっていたり、綿引(康)も少し足をつっていたりしたところ、それから少しオープンな展開になったので、奥山(洋平)のスピードでカウンターになった時に、もしかしたら1本あるかなというところです。1回しかここでできなかったので、3枚替えというタイミングになりました。
--前半は比較的左サイドでつなぎながら攻めていきましたが、後半はかなり相手の背後に蹴って、走っていく、ダイレクトフットボールのような戦い方をされたと思います。あの辺りは監督として、意図して攻撃の仕方、攻め方を変えたのでしょうか。
そうなった一つは、相手ありきな部分もあります。前半は僕らがボールを持っている位置がかなり高い位置だったので、背後のスペースはあまりありませんでした。実際、背後に蹴って何回かそのままゴールキックになってしまうこともありました。そうなると必然的にコンビネーションが増えていきます。
後半は相手がもう少しラインを上げてきたので、我々もちょっと押し込まれる時間帯もありましたし、そうすると背後のスペースが空いてくる。全て僕らがそれを意図しただけではなくて、そういうゲームの流れになった部分もあります。
左サイドを中心に攻めていたのは、事前にプランしていた形ではあります。そこから反省点としては、やり切れなかったというか、少しこねすぎたというか、突破できているのにもう一回戻すようなシーンが目立ってしまったのが良くなかったと思います。
後半は、相手が出てきた時、スペースがある時は、僕らのカウンターは速いと思うので、本当に1本決めてくれれば良かったです。ただ、こじ開けないといけなかったので、そういった試合状況が、より縦に速い攻撃をしようということにつながったと思います。ハーフタイムでも、もっともっとボックスに早く入ることは求めていたので、相手のラインの高さと合わさって、そういう展開になったんじゃないかなと思います。
--今のところホームで無敗です。勝ち点1というこの試合の捉え方は難しいという話も冒頭にありましたが、この勝ち点1を監督としてはどう捉えて、次につなげていきたいですか?
僕はあまり勝ち点や勝敗で見ないようにしています。やるべきことは常に明確です。もちろん、結果を意識しないということではないので勘違いしてほしくないですけど、最終的に自分たちが招いた結果、終わってしまった結果にとらわれすぎると、我々も人間ですし、選手も人間ですから、感情が揺さぶられて指針がブレてしまいます。
例えば公式戦で言えば、この試合を迎える前、我々は連敗していましたけれども、この試合にその連敗を影響させた方がいいのかどうかというと、絶対に影響させない方がいいと思います。だから、終わったことにとらわれずに、やるべきところにしっかり目を向けてやっていきたいです。
なので、良くも悪くも勝ち点1だと思います。もちろん勝ち点3を取りたかったですし、勝ち点3が取れたゲームだと思いますし、最初に言ったように、一つ間違えれば勝ち点ゼロだったかもしれません。事実として残るのは、5ゲーム終わって我々は勝ち点8を取ったということ。次のゲームでそれを勝ち点11にするために、また一生懸命練習をする。最後の最後に結果が出ると思っています。
一喜一憂を、僕ら当事者はしすぎず……喜びますけどね。喜ぶんですけれども、負けたら悔しいものですけれども、すぐ切り替えて、次に自分たちに矢印を向けて、レベルアップして次に向かっていく。そういうシーズンの戦い方にしたいです。
選手をうまくすれば、選手を鍛えれば、チームを鍛えれば勝率は上がると信じています。負けたからこうだとか、勝ったからこうだとか、引き分けだからこうだじゃなくて、一人ひとりを来週までに1%でもうまくできるように、そこに全力を尽くしたいと思っています。
--結果も大事ですが、結果以外に、「見ている人に伝えられるサッカーを表現すること」「走る、戦う、助け合うというところの積み上げをしたい」という話を、シーズン前にしていました。開幕から5試合を消化しましたが、今の時点では、どのぐらい表現できていると感じていますか?
そこは人々の感じ方だと思うので、私が評価していいものではないのかもしれません。ただ、再現性のあるエナジーフットボールは、この5ゲームでも、大敗してしまったジュビロ戦に関しても、見せられていたんじゃないのかなと思っています。
ひたむきにゴールに向かうスピード感だったり、ボールを失った後に一斉に襲いかかるカウンタープレスだったり、前線からの守備だったりというところは、5ゲームとも出せていたと思います。それが出せていたからこそ、5ゲームとも我々の手応えとしては、自分たちがもう少しレベルを上げることができれば勝てるゲームだったよね、と。もっと練習して、もっと頑張って自分たちの精度を上げていけば、2分け1敗も勝ちにできたよね、というようなゲームになりました。
1回しか負けていないと言えばいい5ゲームだったし、2回しか勝てていないと言ったら微妙な5ゲームかもしれない。ですが、方向性としては示せているんじゃないのかなと思います。それが少なからず、僕らが普段挨拶回りをしている時に受けるポジティブな声掛けにもつながってくれているのかなと思います。
とはいえ、みんな勝った時の方が楽しいのは当たり前です。最初に言ったことに立ち戻りますけれども、しっかり練習して鍛えて、次こそはという強い気持ちを持って、松本に次回は乗り込んでいきたいと思います。
--タナウット選手の年代別代表選出について、監督から一言いただけますか?
それは二つの気持ちがあります。一つ目の気持ちは、おめでとうですし、名誉なことだと思います。自分の国を背負って国際大会に出て、ましてや日本と同組なので、同世代の日本代表の選手としのぎを削れることが、彼にとっても、彼が帰ってきた時のチームにとっても、ものすごくいい経験値になるんじゃないのかなと思います。
もう一つの気持ちとしては、その期間中、彼が不在になるので、少人数の我々のスカッドからすると痛いです。残っている選手たちは頑張れよ、ベン(タナウット)の分も、と思います。
ゴールこそなかったですけど、今日も惜しいシーンを作れていましたし、彼は献身的にチームのために走ることもできます。我々のところに合っていると思うので、送り出すからには何か一つ自信と手応えを、できればゴールをタイのために取って、若い選手は急にそういう機会で成長したりもするので、また一回り成長して帰ってきてくれたらいいなと願っています。
FW/7 棚橋尭士

--今季初先発となりました。どんな気持ちで試合に入りましたか?
チーム状況的には、この試合で勝ち点3を取りたかったですし、自分のゴールや自分のプレーで勝ち点3を取れるように、そこをまず意識して試合に入りました。
--前半は立ち上がり4分に失点したあと、ボールを持って攻める時間は作れていた一方で、枠内シュートがなく、フィニッシュまで持っていけない場面も多かったと思います。やっていてどう感じていましたか?
その通りです。ボールを持っているんですけど、攻撃している感じはなくて、シュートでやり切るところはデータを見ても少なかったので、そこは後半、みんなで意識しました。クロスもそうですし、チームとして意識してやっていたので、後半は良かったかなと思います。
--相手の守備が良かったのか、自分たちのやり方があまり良くなかったのか、どちらの要因が大きかったと考えていますか。
自分たちがボールを持っているけど、少し蹴ってしまったり……。間は空いていたので、それこそクロスとか、もっと相手の嫌なこともしていかないと、やっぱり点につながらない。そこが反省かなと思います。
--ハーフタイムには監督からどのような話がありましたか?
シュートが少ないというところです。ビハインドとかはあまり悲観していなくて、自分たちは持てているし、もっとクロス、シュートまでやり切るところをやっていけば点を取れると思うので、そういう指示でした。
--後半開始直後、沖田空選手のクロスに飛び込んでゴールを決めました。あのシーンを振り返ってください。
ハーフタイムにクロスをどんどん上げていこうというところで、そこは絶対にクロスを上げると言っていました。試合前に、(沖田が)誕生日だったから「アシストちょうだい」と言っていたので、決められてよかったです。
--ヘディングでのゴールは珍しいですか?
珍しいですね。上がると思ったので、本当にいいボールが来たと思います。
--その後にも、かなり惜しいシュートがありました。
チャンスはあったので、際どいところで自分が決めていたら勝ち試合になります。そこは悔しいので、反省材料ですし、練習からやっていくしかないなと思いました。
--初先発でゴールを決めたことで、今シーズンへの期待もさらに膨らんでいると思います。サポーターに向けて意気込みをお願いします。
チームを代表して出させてもらう以上、自分もアタッカーとして結果を求められるので、攻撃陣を引っ張っていけるように、勝利というところでチームに還元できるように頑張りたいと思います。
DF/13 常田克人

--試合全体を振り返ってください。
後半はいいサッカーができて、点も取れただけに、すごくもったいない試合でした。相手がすごくて失点したわけではなく、自分たちのミスからというところでした。
もちろんサッカーはミスの連続で、そのミスでどっちが決めるかというスポーツなので、僕らのミスもあれば、相手のミスもあります。ただ、その力が僕らにはまだ足りないなという試合になったと思います。
--前半4分に失点したあと、相手陣内に押し込む時間は作れていました。ただ、シュートにつながらず、ゴール前に人数を掛けられる中でボールを持つ時間も長かったと思います。どう考えながらプレーしていましたか?
今の僕らの一番いい攻撃は、奪った後のショートカウンターとか、まだそんなに得点にはつながっていないですけど、セットプレーとかというところではあると思います。
ハーフシーズン(百年構想リーグ)よりはボールを持てる時間が増えてきていますし、相手陣地でのボール保持は、今チームとして取り組んでいるところなので、そこの形ももっともっと良くしていかなければいけません。
前半のように、僕らが失点した後で相手が少し引いて、相手陣地でボールを持つ時間が長くなった時に、それでも崩していかなければいけないところがあります。シンプルにボールを上げるとか、ゴール前に入る、シュートを打つとか、そういう部分が少なかったと思います。もっと前半からそういうシーンを増やせれば、全然また違ったのかなと思いますし、引かれた相手に対してというところは、僕らの一つの課題でもあると思います。
--そのなかで、前半途中に常田選手の惜しいシュートもありました。
(中山)陸が持った瞬間、僕はファーでフリーになっていたので、来るかなというのもありました。いいボールが来て、どこを狙ったかというよりは、とりあえず振らせないようにということだけを意識してフリーでいました。それが点につながれば良かったです。
左足のキックは自分の武器なので、それが攻守にわたって、もっともっとチームの結果に直接つながるようにやり続けることは、すごく大事かなと思います。
--後半は棚橋選手のゴール後、相模原の時間が続いた一方で、一瞬の隙を突かれてシュートまで持ちこまれるシーンが続いた時間もありました。できるだけそういったピンチや失点を防ぐために、守備陣としてチームに求めていきたいことは?
今日の試合に関しては、後半、僕らが結構押せ押せで、点を取った後は長い時間押せ押せの時間帯が続きました。ただ、後ろは失点しないことが第一というのが僕の考え方です。
カウンターは僕ら守備陣が止めることと、それだけじゃなく、しっかり前の選手にも守備を求めることが必要です。やっぱり一人では守りきれないのがサッカーなので、きつい時間でも、押せ押せの時間帯でも、チーム全体で守備の強度を落とさせないような声だったり、自分のプレーで示したりすることは必要かなと思います。
--カウンターやピンチの場面では、ピトリック選手との分担も整理されているように見えました。実際の感覚はいかがですか?
僕らのベースとして、人に強く、決まった相手に対して強く行くというのはあります。それ以外のところで、個人個人でできること、できないことはお互いに分かっているつもりではいるので、僕のそんなに得意ではないところをケビン(ピトリック)にカバーしてもらうし、逆にケビンの苦手なところを僕がカバーするというふうにやっていければ、失点も減ると思います。
たとえ守備のブロックが崩されたとしても、最後は僕らのところで、身を挺して1点に抑える。失点を減らせるようにやっていきたいです。
--勝ち点1という結果をどう捉えていますか。また、次の松本山雅FC戦に向けての思いを聞かせてください。
昇格ラインの勝点は試合数×2が目安と言われています。また失点も試合数×1以下で推移していきたいと思っていました。そういう意味では、5試合で勝点8では足りないですし、このままでは昇格なんかできないと思っています。
そこの危機感をどれだけみんなが持って、練習からやれるかです。結局は練習でやったことしか試合に出ないので、そういう気持ちを持ちながら練習をやりたいです。
松本は個人的にはすごくお世話になったクラブです。プロとして試合出場数を重ねさせてもらったのも松本なので、成長した姿を見てもらって、やっぱりいい選手だなと思われるように、結果としても示していきたいと思います。
DF/19 沖田空

--9月5日、誕生日のホームゲームでした。率直には、悔しさの方が強い勝ち点1でしょうか?
そうですね。特に前半は反省点が多かったです。1失点目ではノーリスクを徹底できませんでしたし、今日のテーマだった「1個目を奪って、1個目のパスを大事にする」という部分でも、パスが通った後にシュートまでやり切れませんでした。
後半の立ち上がりは、それができたことで自分たちの流れを作れたので、90分間徹底することが今後の課題です。
--前半は先制を許したものの、ボールを握る時間も長く、中盤でセカンドボールを拾えていた印象でした。やっていてどう感じていましたか?
この5試合を通して、センターバックのトキくん(常田克人)とケビン(ピトリック)がしっかり跳ね返してくれていますし、(竹内)崇人と島さん(島川俊郎)もセカンドボールを拾ってくれている。そこで勝てている分、そこからの攻撃や、シュートまでやり切る部分が足りないと感じています。
セカンドボールは自分たちのストロングなので、そこを生かしながら、もっとシュートまで持ち込めるようにしたいです。目標の1試合シュート20本にも届いていないと思うので、試合を重ねながら成長していきたいです。
--アタッキングサードで、もう一つゴールに迫る迫力が必要というところですか?
いい形でシュートを打てる場面が、まだ多くありません。アバウトでも打てば、ゴール前で何かが起こることはあります。自分たちは速いサッカーをしているので、そこでやり切れないと相手にとっては怖くない。
相手が何を怖がるのかを考えながら、自分たちの勢いや矢印を前に出すことを徹底できれば、本当の意味で強いチームになれると思います。
--後半立ち上がりの棚橋尭士選手へのアシストのシーンを振り返ってください。中に持ち直して顔を上げた時に、イメージはありましたか?
今シーズンは縦突破や右足のクロスを警戒されているので、低い位置で受けて、アーリークロス気味に上げる場面が増えています。
尭士を狙った、(杉本)蓮を狙った、というよりは、練習から「ここに入ってきてくれ」と合わせている場所に入れました。狙い通りにハマったと思います。
--左足のクロスが入ってくることで、相手が的を絞りづらくなる感覚もありますか?
そうですね。右でも左でも蹴ってくるとなると、ディフェンス側は対応しづらいと思います。
この5試合で、ああいうボールから2アシストできたのは自分にとってもプラスですし、今後の選択肢も増えていくと思います。そこは良かったです。
--左足のクロスを警戒されれば、縦への突破も生きてきますか?
左も怖いから中を切ろうとなれば、自分が自信を持っている縦突破も生きてきます。両方の選択肢を持ちながら、駆け引きしていきたいです。
--リーグ戦5試合を終えて、手応えはいかがですか?
自分たちのサッカーには自信を持っていいと思いますし、5試合の内容も悪くありません。
ただ、今は1試合平均で勝ち点2を取れていないので、自動昇格圏を狙うには、イージーなミスを減らし、ゴールに迫る回数を増やすことが大事です。
--あと少しのところを突破できれば、流れが一気に変わりそうな雰囲気もあります。
惜しい場面があり、逆に「これで失点してしまうのか」という部分も見えてきました。そこをクリアできれば、強いチームになれると思います。自信を持って続けることが大事です。
--ここで焦れず、自分たちのフットボールを徹底することが大事になりますね。
本当に迷う必要はありません。基準は、自分たちのフットボールができたかどうか、相手を上回ったかどうか、常に自分たちにベクトルを向けていきたい。
反省点ははっきりしているので、とにかく徹底することが一番大事です。「惜しかったね」「強いね」ではなく、「圧倒しているね」と言われるようなフットボールをしたいです。
--今日の勝ち点1を生かすためにも、次が大事になります。
残り15分は、どちらに転んでもおかしくありませんでした。勝ち点1を取れたことはポジティブですし、次はこれを3にする作業が必要です。満足している選手はいないと思うので、もっと強くなっていきたいです。
--今のサッカーの中で、沖田選手自身の良さも出ているように見えます。
島さんが競り合ってくれたり、センターバック2人が勝ってくれたりするからこそ、信じて前に出られます。
負けるかもしれないと思えば守備のポジションを取らなければいけませんが、勝てると思った場面で味方が勝ってくれることで、一歩前に出られる。自分の矢印も前に出ていると思います。
今はそこで勝てていますし、(佐々木)快くんも勝ってくれます。チームがフワッとして、競り合いを五分にしようという意識になると、良さが出ません。そこは大事にしたいです。
--最後に、24歳の抱負を教えてください。
とにかく昇格です。25歳になる時、相模原がJ2で戦っているように。それだけです。



