
《試合結果》
SC相模原 1 - 0 栃木シティ
【得点】
17'オウンゴール(SC相模原)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j2j3/2026/042916/live/#livetxt
シュタルフ悠紀リヒャルト監督

--本日の試合の総括をお願いします。
今日のゲームは本当に勝ったのがすべてだと思います。人数が少ない中で、この連戦っていうのは結構タフな戦いになるというのは分かっていて、僕らは自ら望んですごい消耗するフットボールスタイルを今年は選択しているので、そんな中で8人スタートを入れ替えて臨みました。簡単なゲームではなかったですけど、しっかり1点取って、最後は全員で守り切りました。
本当にみんなよく頑張ったと思うので、湘南戦のような派手な展開ではなかったかもしれないですけれども、勝ち点3を取れて、ひとまず栃木シティさんに勝てていないというジンクスをここで一回破れたのは本当によかったと思います。これをまた力に変えて、中2日と時間はないですけど、次の試合に向かっていきたいと思います。
--スタメンを8人入れ替えて臨んだ中で、どのような言葉をかけて送り出しましたか。
チームとしてのコンセプトをまず出そう。エナジーフットボールとして、我々が定義している内容のもの、プレーの原則、そういったものを、一人一人がまずはその色を全力でやり遂げる。その上で、それぞれの色をブレンドしていってほしいという。そういうものが見ている人も見たいところだと思いますし。
結果的には前半、自分たちがこれまで積み上げてきたものを色濃く出すことはできないようなシチュエーションもあったので、そういったところは課題です。誰が出ても同じようにできるように、もっとトレーニングから徹底していかないといけないなというところは感じる部分もありました。
--プロ初先発となった川畑優翔選手がゴールに絡みましたが、今日のパフォーマンスについては。
彼にはめちゃくちゃ期待しているので、期待から逆算すると全然物足りないゲームでしたけれども、それでもしっかりと初めてのスタメンで勝利で飾って、得点にもああいう形でしたけれども絡んでっていうのは、結果としては立派だったと思うので、ここからもっともっとみんなも楽しみにしてくれたら。
(怪我で)ちょっと出遅れちゃいましたけど、フィットネスレベルも高い選手ですし、今日はGKの正面に打ってしまいましたけれども、フィニッシュのクオリティーは僕らのチームでも本当にトップクラスのものを持っている選手です。我々を勝利に導くようなプレーっていうのをやってくれるんじゃないかなと。
--1-0で折り返した後半の戦い方について、ハイプレスを継続するのか、ブロックを下げるのか、そのあたりの意図はどういうものでしたか。
もう一回立ち上がりからハイプレスをかけようというのが狙いでした。追加点を取って、そこから少しゲームをコントロールして、なるべく体力を温存した形で次に臨めればなと。カウンター気味のチャンスがあった中で、そういったところで決まっていれば本当にプランどおりだったのかなと。
そこで決まらなかったところで、最後は選手の顔色を見て、結構消耗していたので、少し早かったですけどミドルブロックからローブロックに切り替えて、1点でも守り切るという判断をしました。結果的には守れたのでよかったです。
--レギュラーシーズンは残り5試合となりましたが、ここからどのように戦っていきたいと考えていますか。
1つ、選手にも伝えているのは、この連戦の中でどれだけ自分たちのエナジーフットボールを出せるかといったところに挑戦していこうという。
それはいろんな意味合いがあって、1つは疲労との戦いもありますけど、2つ目は選手が入れ替わったときにも同じようなパフォーマンスを継続できるかどうかといったところ。特に次のアウェイでのスリーゲームはそういったところの立ち位置で捉えています。
その中で勝ち点を積んでいかないといけない中で、今日みたいな舵切り、この前の栃木SC戦もそうでしたけれども、このリードでこの戦いだったら勝ち点につなげられるといったところで、しっかり切り替えて勝負に徹していくといったところも、少しずつチームの引き出しとして増やしていけたらなとは思っています。
残りの5ゲームは、なるべく高い順位でフィニッシュすることを目指すんですけど、順位よりも今言った内容の部分、最初からずっと言っていると思いますけど、僕らの修行のシーズンなので、どれだけあと5ゲームで力を蓄えられるかというところにフォーカスしていきたいと思います。
--試合終盤、コーナー付近でのキープや時間の使い方など、1点を守り切る意思統一ができていた印象がありますが、これは監督からの指示なのか、それともピッチ内での判断だったのでしょうか。
もちろん僕らも指示を出しています。さっき言った勝ち切るところの術みたいなところは、僕らはすごく弱いので。他のチームと比べてもクローズのうまさみたいなのは感じないですし、実際にこのシーズンでも終盤に多分3回、4回、スコアを動かされて勝ちを失っているシーンもあったと思うので、そこも1つの課題ではあるので。
そういったところにチャレンジさせていって、そういった引き出しも増やしていくというのはもちろん1つ意図としてはあります。
ただその上で、やっぱりみんな栃木シティに勝ちたいという気持ちもものすごいものがあったと思います、最後、前田(泰良)のプレーとかは本当にパッションそのものでしたし、あれが勝利を呼び込んだと思うし、その前田の気持ちがチームに乗り移ってほしかったからキャプテンマークも任せたし、それは本当によくやってくれたなと。
前期(の栃木シティ戦)も僕らが優勢に進めていましたけど、僕らは(PK負けで)勝ち点1で相手が(PK勝ちで)勝ち点2で相手の方が結果的に持っていってるので。今日はそれをこっちが3で向こうが0にできたっていうのは、非常に大きい収穫なんじゃないかなと思います。
--誰がキャプテンマークを誰が巻くかというのは、監督からある程度本人に伝えているのでしょうか。
伝えてはないですね。基本的にはキャプテンは島川(俊郎)なので。
今日は島川も副キャプテンの中山陸もピッチにいなかったので、誰にするかというところでスタッフで議論して徳永(裕大)に任せました。徳永には試合直前まで特に何も言ってないですけど、クラブのことを一番知っている選手だと思いますし、このゲームにかける思いも強かったと思うので任せました。
交代した後は前田が90分立ち続けるだろうなと思って、疲れているときにムードを変えられるのは前田なんじゃないかなというのと、キャプテンマークを巻くことで責任感や闘争心が芽生えてくれるんじゃないかなと思って任せました。
結果的には本当にパーフェクトなプレーというか姿勢で、最後の10数分チームを戦わせてくれたのでよかったと思います。
--残り5試合に向けて、サガミスタへのメッセージをお願いします。<
みんなで作っていくチームなので、この前の湘南戦は9000人弱集まって、今日は2000人台に落ちてしまっているので、1人1人でもいいから、みんなで育てていく気持ちが大事だと思います。
フットボールは勝利を約束できるスポーツではないので、絶対勝つとは言えないですけど、勝利を目指して一生懸命戦うことは約束できるので、足を運んで一緒に戦うことを楽しんでほしいです。
ユニフォームを着ている人はみんなチームメイト、このチームでいうと“ファミリア”として一緒に戦っていきたいです。
残り5試合、そしてプレーオフに向けて、楽しみながら成長していきましょうと伝えたいです。
MF/20 川畑優翔

--プロ初先発、スタメンとしてピッチに立ったときの率直な気持ちを教えてください。
ピッチに立てていなかった時間があった中で、トレーナー、チームとも協力して、いいコンディションで復帰させてもらったので、今日はだいぶ動けたなという感触はあります。
--今季初のホームゲームでプロデビューして期待も高まっていた中で、ケガでしばらく離れる時間があったと思います。その期間はどのように過ごしていましたか?
復帰までのプログラムはトレーナー陣がしっかり管理してくれていたので、試合に入って「きつい」と感じることもなく、うまく戻れたなと思っています。
--今日の試合で監督やチームから求められていた役割は?
自分に求められているのは結果だと思っています。ゴールに直結するプレーはもっと増やしていかないといけないですし、シュートも入らなかったですけど、打てる感覚はあったので、ああいうところを決め切れるようになれば、もっと良くなると思います。
--ゴールシーンでは安藤翼選手からのクイックスタートを受けてクロスを上げましたが、あの場面はどういうイメージでしたか?
中に1人しかいなかったので、速いボールを入れて、何か起きればいいなという気持ちでクロスを入れました。結果的にオウンゴールになりましたけど、うまくゴールにつながってよかったです。
--川畑選手のゴールとなっていたのがオウンゴールに訂正されました。
ホームだし、「ワンチャンあるかな」と思ったんですけど、さすがになかったですね(笑)。
--プロ初ゴールは次に持ち越しですね。
自分の武器はシュートだと思っているので、早く決めたいです。
--シュタルフ監督は川畑選手について「彼への期待から逆算すると物足りない」とコメントしていましたが。
自分的にもプレー自体は満足いってないので、もっと周りより技術が劣っているし、個人のクオリティーというのを上げていきたいなと思います。
--プロの世界でどんなところに課題を感じますか?
技術の部分だったり、スピード感というのはもっと上げていかないといけないと思うし、プロのクオリティーとは一段階違うので、もっと練習しないといけないと思います。
--川畑選手がスタメン争いに絡んでくると、相模原にとってもプラスになりそうです。
誰が出ても相模原のサッカーができるというのは目指さないといけないので、自分が出ても相模原のためにプレーして、その上で自分の色も出していければいいなと思います。
MF/15 前田泰良

--フル出場となりましたが、90分プレーしてみての率直な感想と試合全体の振り返りをお願いします。
先発もフル出場も久々なのもあって疲れましたけど、勝ったのでほっとしています。
--今日はスタートは右サイドで、途中から左サイドへポジションが変わりましたが。
相手のビルドアップの形やずらし方を見た時に、最初は右の僕が行こうとしていたんですけど、うまくハマらなかったので、監督から指示があって、左右を変えて左から行こうという風になった感じです。
--“プレッシングモンスター”ぶりがすごかったですが。
めちゃくちゃ走ったと思うんですけど、個人的にはシュートを打っていないし、得点というところは狙っているので、まだまだ物足りなさを感じています。守備の部分はよかったかもしれないですけど、得点の部分はもっとやらないといけないです。
--前節の湘南ベルマーレ戦では試合終盤にポストに当たるシーンがありましたが、その悔しさをどのように今日の試合に持って入りましたか。
ポストに当たったシーンも、PKも止められてしまって、次の日もフラッシュバックして本当に悔しかったです。でも切り替えて今日臨んで、こうやって新しい試合で勝っていって消化していくしかないので、今日はしっかり勝ち点3を取れたのは大きいと思います。
--今日は徳永裕大選手の交代後、キャプテンマークをきましたが。
キャプテンマークを巻くことで、もう一段階パワーが出るというか、やらなきゃいけないという気持ちは強くなります。中学・高校・大学とキャプテンをやっていたので、懐かしい感じもありました。
--試合終盤は前田選手がコーナーフラッグ付近でボールをキープしていて、鹿島アントラーズのようだなと見ていましたが。
僕自身もアカデミー出身なので、ああいう時間の使い方も勝つためには大事だと思っています。うまくクロージングできてよかったです。
--次の試合に向けて、連戦が続く中での意気込みをお願いします。
2日後にまた試合があって、J2のチームやJ1から落ちてきたチームとの連戦になるので、前期の悔しさをしっかり返せるように頑張ります。
MF/8 神戸康輔

--フルタイム出場となりましたが、まずは今日の試合を振り返ってください。
こういうゲームを勝ち切れたことが、チームとしてすごく大きいかなと思います。
--スタメンを大きく入れ替えた中での試合となりましたが、試合の入りで意識していたところは。
スタートから出る機会が少ない選手や久々のスタメンの選手が多かったので、入り方はすごく意識しました。チームとしてやりたいことをやろう、チャレンジしていこうという気持ちで入りました。
--前半の立ち上がりは準備していた形と少し違う展開もあったと思います。
最初はうまくいかないシーンが続いたんですけど、ピッチの中でコミュニケーションを取りながらやり方を変えて対応できたと思います。ただ、もっと早くアジャストできればよかったです。
--ボランチとして前からのプレスと後ろのケアのバランスはどのように意識していましたか。
フォワードの選手が間に落ちてきたり、サイドバックが中に入ってきたりしていた中で、後ろを警戒したい気持ちもありましたけど、チームとして前から行こうというところは意識してやっていました。
--後半は1点リードの状況でプレスのかけ方や守備のバランスも変わっていったと思いますが。
理想としてはもっと前から行きたかったですけど、ピッチの中で行ける・行けないの判断ができていたので、大きく崩れることなく進められたと思います。ただショートカウンターはもっと増やしたかったです。
--前半14分には神戸選手がカウンターからの長い距離を走ってミドルシュートを放ちました。
ああいうシーンは決め切らないといけないですし、カウンターで出ていく回数や質はもっと上げていきたいです。そこは自分の課題だと思っています。
--昨年は大きな怪我をしてプレーがほとんどできなかった中で、試合感は戻ってきていますか?
はい。試合でしか得られないものがあると思いますし、まだ試合終盤は疲れてきているなと感じているので、もっと強くなって走れるようにならないといけないと思っています。
--ボランチのポジション争いも激しくなってきています。
チームは良い競争がないと強くなっていかないですし、今回、このメンバーで結果を出せたことは、すごく大きいと思います。チームメートでもありますけど、絶対に負けたくないライバルでもある。練習でやるのはもちろんですけど、試合で結果を出せるか、どれだけできるかが、プロの世界では本当に大事だと思っています。
--中2日でアウェイの横浜FC戦を迎えますが。
湘南ベルマーレ戦もサガミスタがすごいいい雰囲気を作ってくれて、なんか心を動かされたというか……。たくさんの人が応援してくれることに本当に感謝しています。だからこそ勝ちたいですし、アウェイですけど、横浜FCにチーム一丸となってリベンジしたいです。
--神戸選手はクールなイメージがあったので、マイクで試合後に盛り上げる姿が意外でした。
自分から率先してやりに行く感じではないんですけど、振られたらしっかりやります。一応、関西人なので(笑)。



