
《試合結果》
SC相模原 2-4 横浜FC
得点
15'棚橋尭士(SC相模原)
41'竹内崇人(SC相模原)
48'伊藤槙人(横浜FC)
54'アダイウトン(横浜FC)
90+2'遠藤貴成(横浜FC)
90+8'アダイウトン(横浜FC)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j2j3/2026/031412/preview/#preview
シュタルフ悠紀リヒャルト監督

--試合の総括をお願いします。
残念ながら、いい前半を勝ち点3につなげることはできませんでした。それに尽きると思います。横浜FCの皆さんには素直におめでとうと言いたいです。
--前半はほとんど相手に何もやらせず、2点リードしました。前半の戦い振りをどう見ていましたか。
準備してきたことは出たかなと思います。
--特にどんなことを意識して準備してきましたか。
たくさんありますが、守備もきちんとできていましたし、個のところでもしっかり戦えていた。セットプレーからゴールもありましたし、すごくいい前半だったと思います。我々のペースで進められていたかなと感じています。
--ハーフタイムにはどんな指示や声を?
まだ折り返し地点なので、このままではいかないですし、相手も必ず巻き返してくると思っていました。仙台戦もそうでしたが、45分間はこちらが上回っても、残りの45分で相手に上回られてしまえば勝てません。今回は後半も引き続き上回ることができましたが、勝ちにつなげるためには、残りの45分でも仙台戦以上のパフォーマンスを見せ続ける必要があると思います。隙を見せずに戦い続けようという話をしました。
--試合後はどんな言葉を?
とにかく自分たちにベクトルを向けて、成長していくしかないと思っています。最終的にはこの試合も、そうした個の部分で上回られてしまったと感じていますし、一人ひとりがベースアップしていかないといけない。今日はそこを突かれてしまったのかなと思います。
ただ、それが必ずしも勝ちにつながるスポーツではない中で、勝利につなげるためには、やはり一人ひとりが自分の基準を引き上げていくしかない。だからこそ、練習からもう一度ペースを上げていこうという話をしました。
--横浜FCが後半戦い方を大きく変えてきたことは想定外でしたか?
そうですね。それだけ相手も追い込まれていた部分もあったと思います。想定外ではなかったですが、結果として4失点をしてしまいました。
我々としては1試合1試合、もちろん勝利を目指していますが、それ以上に今は成長の過程、いわば“修行の時間”だと捉えています。例えば今日も、5バックにして跳ね返し続けて、リードを守り切るという選択肢もあったと思いますが、どんな相手にも自分たちのエナジーフットボールをどれだけ貫けるかが大事だと思っているので、今はそこを選ぶタイミングではないと考えています。
--試合とは直接関係はないですが、天然芝の練習場が使えるようになることが先日発表されましたが、監督としてどう感じていますか?
本当に最高だと思います。環境面で言えば、我々はJリーグ60クラブの中でも下位に入る状況だったと思いますし、翌日の練習場所が前日の午後まで分からないこともある中で、各地を転々としながら活動してきました。それでもスタッフが会場を確保してくれて、多くの方々の支えがあって、今の活動が成り立っています。
そうした中で、拠点となる環境が整うというのは、本当に信じられないくらいのステップアップですし、さらに天然芝でトレーニングできるというのは、大きなプレゼントだと感じています。まだ実際に足を踏み入れてはいませんが、日常的に同じ場所で、良い環境の中でトレーニングできる未来を想像すると、本当に嬉しい気持ちになります。
ここに至るまでには多くの苦労があったと思いますし、関わってくださったすべての方々に感謝しかありません。そして、その環境にふさわしいチームにしていくことが自分の仕事だと思っています。この環境が、来季のJ2昇格に向けた最後のピースになるように、現場としてさらにチームを強くしていきたいと考えています。
MF/7 棚橋尭士

--まず初ゴールおめでとうございます。
ありがとうございます。
--PKキッカーは決まっていたんですか。
試合前に決まっていました。
--ゴールが決まったことで気持ちの変化はありますか。
試合前からどんな形でもいいからゴールネットを揺らすというのは意識していました。PKという形でしたけど、まず揺らせたのは自分の中で大きいです。
調子自体は良かったですけどゴールだけついてこない状況で、バーやポストに当たることもありました。監督も「そのうち入る」というスタンスだったので、自分も気負わずやっていました。
--後半に入って横浜FCが戦い方を変えてきました。
前半2点先行していて、こっちとしては次の1点が大事という中で、早い時間帯で失点して勢いを飲まれたというのが素直な感想です。
後半はアダイウトン選手とルキアン選手にボールを入れて、そこだけで収められてセカンドを拾われて押し込まれる展開が続いてしまって、こういう結果になってしまいました。
結局、1対1で勝ち切るところだったり、セカンドボールを拾うところだったり、チームとして前半より失速してしまったので、そこを修正しきれなかったのが敗因かなと思います。
--前半はハイプレスがかなり機能していました。
前回の仙台戦で前半は自分たちの色が出せなくて、後半に出せたというのがあったので、監督からも「逆になるなよ」という声かけはありました。ただ思った以上に相手が蹴ってきて、そこを収められてしまって、苦しい展開になったと思います。
--このハイプレスは上のカテゴリー相手にも通用する手応えがありますか。
この強度は上のカテゴリーに行くほど通用すると思いますし、全員が自信を持ってやれています。
実際にPKにつながった形もありましたし、チャンスも作れていました。ただ、今後はサイドチェンジやロングボール、裏へのボールは増えてくると思うので、そこへの対応として、1対1で勝つことと、2対1で囲んで奪うことをもっと練習からやっていかないといけないと思います。
--棚橋選手の個人としてのパフォーマンスについては。
自分自身は今日はあまり手応えがなくて、仙台戦の方がスペースもあって前を向けていたと思います。PK以外のシュートも少なかったですし、ラストパスもなかったので、もっと攻撃で違いを作らないといけないと思います。
--普段はクールな棚橋選手が、すごく悔しそうな表情をしていたのが印象的でした。
前半は自分たちのサッカーができていた中で、後半4失点というのは悔しいですし、自分含めて何をしているのかという感じです。結局は1対1のところなので、そこを強化しないとこういう結果になるというのは感じましたし、もっとレベルアップしないといけないと思います。
MF/17 竹内崇人

--まず個人として今季初ゴールでした。
うれしいですね。前節もチャンスを決めきれなかったですし、秋田戦でもシュートチャンスがあった中で、周りの選手がゴールを決めていたので、試合に出ている中で数字を残せていなかった分、嬉しかったです。
--ゴールシーンについて。
密集の場面では自分はファーに入ることが多いので、味方のブロックのおかげで点を取ることができました。ヘディングでゴールを決めるのは久しぶりです。
--前半の守備について。
相手はボールをつなぎたいチームなので、自分たちが積み上げてきたハンティングをマンツーマン気味に当てはめて、1人1人がデュエルで負けないことは通用していたと思います。
奪った後に相手の守備が整っていないというスカウティングもあったので、そこでもっとチャンスを作れれば良かったですが、前半はやりたい形ができていたと思います。
--前からプレスをかける時は、ボランチもついていく?
これまではほぼマンツーマンでどこまでもついていく形でしたが、仙台戦の反省もあって、今日は片方のボランチがセンターバック前のスペースをケアするという話がありました。
--守備の手応えについて。
バイタルに差し込まれるシーンは少なかったですが、ロングボールの後のセカンド回収で拾えないとチャンスを作られてしまうので、そこはもっと回収率を上げないといけないと思います。
--後半の立ち上がりの2失点について。
後半は相手がロングボールに切り替えてきて、風もあってフォワードも強力なので、セカンド回収がより重要になりましたが、自分としては拾えていなかったという反省があります。耐える時間帯で失点してしまったこと、特に後半の入りでの失点は防がないといけなかったと思います。 1失点ならまだしも、2失点してしまったのは悔しいです。
--竹内選手が68分に交代後、チームとしては3、4失点目を決められました。
最後まで取りに行った結果だと思います。
90分間、アディショナルタイムを含めて最後まで前に行く姿勢はチームとして掲げているものなので、その結果、カウンターを返されてしまったと思います。
--元J1チームと戦った経験を、どのように生かしていきたいですか。
J1・J2レベルの選手と毎週戦う中で、自分の能力を引き上げていけば、来季J3では余裕を持って戦えると思います。勝つことは大前提ですが、個人としてもレベルアップできる環境だと思います。
MF/4 島川俊郎

--試合を振り返ってください。
スコア通りです。自分たちのペースでサッカーができていましたが、ハーフタイムで「相手は来るぞ」という中で、相手の狙い通りになってしまったという感じです。
--前半は非常に良い内容でした。
自分たちのペースで試合を進められていたと思います。ただ後半は風やクロス、ロングスローも含めて、あと一歩のところで競り勝つ、触れるという部分で差が出ました。戦い方というよりも、一人ひとりの個の成長が必要だと感じました。
--後半の難しさについて。
疲労もありますが、それ以上に初動の一歩や競り合いで勝てるかどうかの差が出たと思います。そこは個人が自分にフォーカスして取り組むしかないと思います。
--上位カテゴリーとの対戦について。
このハーフシーズンで上のカテゴリーのチームとやれることは大きな経験です。僕自身もJ1でも少しですけど試合に出させてもらってましたけど、「あぁ、こうだったよな」と。実際にやってみないと分からない強度やスピード、判断の速さを感じられるので、チームとしてもプラスしかないと思います。
GK/22 杉本大地

--2点差をひっくり返されての逆転負けという結果になりました。
悔しいです。先発で出場した前回は途中交代になってしまったので、今日は90分出場できたことは良かったですが、結果として逆転負けという形になってしまったのは悔しいです。
--試合の入りについて。
前回は足がつってしまったので、そこは自分なりにいろいろ調べたり準備して臨みました。そういう意味ではしっかり準備して試合に入れたと思います。
--前半は相模原のゲームだったと思います。
前半は追い風もあって、自分たちのやりたいサッカーができていたと思います。ただ相手もつなぐチームだと思っていましたが、割り切ってきていて、後半は風も変わるので難しい展開になるとは思っていました。その中で個の部分でやられてしまったという感覚があります。
--後半からは相手の流れになりました。
やっていること自体は大きく変わっていなかったと思いますが、前線の選手に収められることで厳しくなりました。失点の時間帯も悪く、後半の立ち上がりと終盤で失点してしまったので、そこはチームとして我慢しないといけなかったと思います。
--後半はルキアン、アダイウトン、ジョアン・パウロとブラジル人を前線に並べてきました。
J1レベルのタレントだと思いますし、個の部分で負けたという感覚があります。ただその中で、自分たちの力不足や課題が明確になったので、成長につながる試合だったと思います。
--決勝点となった3失点目のシーンについて。
3失点目の場面は自分も触れていた感覚があったので、止めないといけない場面でした。ああいう場面を止めることが自分の価値だと思っているので、すごく悔しいです。
--4失点目となったアダイウトン選手との1対1について。
自分の動きを見られて、キックフェイントも入れられて打たれました。そういう駆け引きも含めて、いい経験になりました。
--次に向けて、どんな準備をしていきますか。
相手がJ2だから仕方ないという試合ではないですし、応援してくれるサポーターがいる中で、カテゴリーに関係なく勝っていかないといけないと思います。
アウェイでまだ勝てていないので、次の試合でまず1勝して連敗を止めて、そこからまた連勝していきたいと思います。



