
《試合結果》
ベガルタ仙台 3-1 SC相模原
得点
5'五十嵐聖己(ベガルタ仙台)
27'武田英寿(ベガルタ仙台)
44'岩渕弘人(ベガルタ仙台)
77'杉本蓮(SC相模原)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j2j3/2026/031412/preview/#preview
シュタルフ悠紀リヒャルト監督

--試合の総括をお願いします。
私にとって、初めてのユアテックスタジアム仙台での公式戦でした。3月14日ということで、さかのぼれば15年前に震災がありましたが、実際に仙台を訪れてみて本当にいい町ですし、スタジアムの雰囲気や熱量を感じることができたので、まずサッカー以外の部分でもいい一日だったと思います。
前半はスコアも内容も正直完敗だったと思います。入りで早い時間に失点してしまい、オウンゴールというアンラッキーな形でしたが、ベガルタの勢いを感じましたし、苦しい展開になってしまったことは反省点です。ただチャンスが全くなかったわけではなく、棚橋尭士のシュートがポストに当たるなど狙い通りの形もありました。3点離されていなかったら、もっといい後半になったのかなということは、悔やまれます。
後半は戦い方を整理して、我々のほうが若干いい内容だったと思います。それは僅差ですが(後半の)1−0というスコアにも表れていますし、盛り返した選手たちは誇りに思います。ポストやクロスバーに阻まれたシュートも3本くらいあったと思うので、もう少し運があれば勝ち点を持ち帰れるゲームだったと思います。ただ5連勝中の相手にたくさんの悔しさを与えられたので、これをみんなで噛み締めて、これからバスに6時間くらい揺られて帰りますが、成長エネルギーに変えていけたらなと思ってます。
--前半は仙台のワイドを使った攻撃やサイドチェンジに苦しめられたと思います。ハーフタイムは、どういった修正を?
トップを変えましたし、少しボランチの位置も変えました。あとは選手の意識の部分で、入ってくるボールの位置やこぼれるボールの位置を把握するために整理しました。
--個々のプレスの強度というのは、仙台という相手と戦ってみてどう感じられましたか。
我々は“エナジーフットボール”というものを掲げていて、球際の強度だったり、走力だったり、そういったもので相手を圧倒していくことを目指しています。
それを踏まえた上で、前半は我々が負けていたと思います。やっぱり仙台さんは非常にパワフルだったと思いますし、シンプルに前線に放り込んでくるボールの競り合いもそうですし、その後のセカンドボールの奪取の球際だったり、そこから湧き上がってくるスピード感だったり。我々がここ数試合見せていたようなエナジー感を、逆に高いレベルでやらせてしまったという感覚です。そこで勝ち切れなかったというのは本当に悔しいですし、反省しないといけない部分です。
それでも後半は、選手も徐々に慣れてひっくり返すことはできたと思いますし、我々の本当の力を引き出してくれたというか、成長するチャンスを与えてくれた試合だったと思います。今回はこの3-1という結果を授業料として、またホームに皆さんをお迎えした時にはリベンジできるように、これからも良い準備をしていきたいなと思います。
MF/24 杉本蓮

--綺麗に入れ替わってのゴールでしたが、振り返っていかがですか。
カウンターみたいな形で、足元に入ったら仕掛けようと思っていたんですけど、(棚橋)尭士くんが入れ替わるような形で、自分がスピードに乗るだけのパスを出してくれました。その流れに乗ってあとは落ち着いて、あまり力まずにシュートを打てたのかなと思います。
--これで3試合連続ゴールになりました。
点を決めたからといって勝てていないので、正直、自分の中ではそこに大きな意味はないかなと思っています。ただ、3-0で終わるよりは3-1の方が、次の流れにもつながると信じて、いいゴールだったと思い込んでおこうと思います。
--試合全体を振り返って。
前半はやっぱりスタジアムの雰囲気とか相手の勢いに飲まれて、なかなか自分たちのボールにできなかったり、セカンドボールも拾われてしまって、苦しい時間がずっと続いていました。そこは自分たちの武器である勢いとかハイプレスを、もっと前半から出していかないといけない。そうしないと後半も苦しい展開になってしまうので、前半の入りのところはもう少し改善できたらいいなと思います。
--ボールの攻防で負けてしまったのは強度だけでなく、相手のウイングバックが高い位置にいたことで、全体が間延びをしてしまったことも影響しているのでしょうか。
そうですね。僕たち前の4人はハイプレスでどんどん前から行くのに対して、相手の後ろのウイングバックはロングキックを受けるために上がっていました。前半はそこで数的不利になった部分もありますし、自分自身も強度の部分で負けていたところはあるかなと思います。
--それでも、前半の苦しい時間から個人でチャンスをつくっていて、通用する部分も感じられたのでは?
うーん。ただ、前半のああいう場面では、もっと自分のところで流れを変えないといけないと思います。やっぱり前の選手が流れを変えていかないと、後ろも苦しくなって失点も増えてしまうと思うので、3失点は前にも責任があると思います。
DF/37 山内琳太郎

--久しぶりの複数失点での敗戦となってしまいました。
序盤、だいぶ早い段階で失点してしまって、相手に少し飲まれてしまい、そのまま前半はズルズルいってしまいました。いつもだったら跳ね返せる場面で収められてしまったり、ちゃんと前に弾けなかったりしたシーンがありました。そこから2次攻撃、3次攻撃という形で攻め込まれる時間もあったので、その強度という意味では、まだまだ足りないところがあったかなと思います。
--相手の五十嵐聖己選手は、いわきFCでも一緒にプレーしていたと思いますが、対戦してみた感覚は?
特徴はある程度わかっていたんですけど、やっぱりいい選手だなというふうに感じましたね。
--後半は立て直し、自分たちのペースを長くつくっていました。守備陣ではどんなことを意思統一しましたか。
守備については、今まで何試合か続けてやってきたことをもう一回しっかりやろうということで、チームで取り組みました。それを意識したぐらいですね。もう一回、やることをちゃんと徹底しようという話をして。そうしたことで、しっかり回収できる部分も増えてきて、自分たちのリズムにだんだんなってきたかなという感じでした。
--今日は頭でなく、キックでの決定機がありました。
ちょっと自分でもびっくりしました(笑)。3戦連発いきたかったですけど……。また頑張ります。
DF/19 沖田空

--試合を振り返って。
首位相手ということで、今までの相手よりも、個の質もチームとしての完成度も高いというのは、自分たちでも理解できていたと思います。ただ、入りのところで、自分たちのサイドバックの背後のスペースに走ってくるという相手のストロングを出させてしまいました。まず入りが良くなかったというところと、特に前半は相手のストロングの部分を受けすぎてしまったかなという印象です。そこでうまく修正することができなかったのが、試合を通して一番もったいなかった部分かなと感じます。
--システムの噛み合わせとしても、狙われそうな部分はわかっていたと思いますが、想定以上の速さや強さを感じた部分もあるのでしょうか。
どちらかというと、そこで上回られたというよりは、うまくアジャストできなかったという印象です。
自分がウイングバックのところに行って、本来であればシャドーのところにボランチをつけて、そこで回収だったり跳ね返すというところを狙っていました。ただ、いるべきスペースにいられなかったりとか、ちょっと中途半端に自分たちが出てしまったところをうまく使われてしまいました。相手が背後を狙ってくる分、そこでうまく駆け引きをして蹴らせて、自分が跳ね返すぐらいの方が良かったのかなと思います。チームとしての狙いはもちろんありましたけど、そこで最初にうまくアジャストできていれば、もう少し前半はいい展開に持っていけたかなというのが課題かなと思います。
--武藤雄樹選手に代わって1トップの位置に入りましたが、準備してきた形だったのでしょうか。
練習でもいろんな選手を試していました。試合の流れの中で自分がやることになりましたけど、そこはチームとして、誰が出ても役割は認識できていたと思います。
--後半は、本来の自分たちの攻撃や守備を体現し、押し込めていましたが、ピッチ上ではどう感じていましたか。
前半が全部受けだったかと言うと、そうでもないですし、奪ったところからチャンスをつくれた形もありました。後半はもう本当に失うものがないというか、それが思い切ってできた結果、チャンスも増えていったと思います。さっきも言ったように、前半に相手の勢いになった時に、自分たちの中でうまくアジャストして、その時間を経過させるような展開に持っていければ良かった。今日で言えば後半は勢いをうまく出せていたと思いますし、そういう意味でも前半の3失点はすごくもったいなかったので、次への反省点です。



