このたび、清水エスパルスより期限付き移籍加入しておりました加藤拓己選手の期限付き移籍期間が満了となり、松本山雅FCへ完全移籍することが決定しましたのでお知らせいたします。
加藤拓己(Takumi KATO )

・生年月日:1999年7月16日(26歳)
・身長/体重: 180cm/82kg
・ポジション:FW
・出身地:茨城県
・経歴:龍ケ崎ペレグリンジュニアFC-鹿島アントラーズつくばジュニア-鹿島アントラーズつくばJrユース-山梨学院高-早稲田大-清水エスパルス-SC相模原(期限付き)-清水エスパルス-SC相模原(期限付き)
・Jリーグ通算出場(J1/J2/J3):0/0/31
・Jリーグ通算得点(J1/J2/J3):0/0/6
・コメント
SC相模原に関わる皆様・サガミスタの皆様
この度、清水エスパルスからの期限付き移籍期間満了による退団、並びに松本山雅FCへの完全移籍を決断いたしました。
皆様と1年間共に戦えたことに、心から感謝しています。
それと同時に、クラブ目標達成の力になれなかったことが心残りです。
自分自身、今シーズン喜びを感じられたのは片手で数えられるほどで、それ以外は葛藤の日々でした。
試合を重ねるごとに消えていく自信と、本来の自分自身の得点感覚を見失い、思い描いていた結果に至らず、己の力不足を感じ続けたシーズンでした。
そんな状態でも、来シーズンもSC相模原の一員として戦うことを期待してくださった西谷社長・平野さん・鷲田さん、そしてフロントスタッフの皆様には、本当に感謝しています。
自分自身、葛藤の日々の中にいた時にオファーをいただき、長い月日をかけて考えました。
「来年もSC相模原のために」という強い想いが常に心の中にあると同時に、「自分は相模原に必要なのか」という2つの迷いが相克しました。
そんな頭が痛くなるような日々を過ごす中で、次第に後者への思いが強くなりました。
今年、大怪我からピッチに戻り、シーズン終了を無事に迎えられたのは、三栖さんと中島さんが日々私と本気で向き合い、トレーニングをしてくれたこと、3名のトレーナー陣をはじめとしたメディカルチーム、そして栄養士の田辺さんの多大なるサポートがあったからこそです。
本当にありがとうございました。
悠紀さんが最後に私に伝えてくれた「活かしてあげられなくて申し訳なかった」の一言を、私は忘れることはありません。
1年を通して意見が食い違い、ぶつかることもありました。
監督にとっては扱い難い選手だったと思います。
それでも最後まで見捨てずにいてくれたこと、本当に感謝しています。
サガミスタの皆様には、たくさんの期待を背負わせていただきました。
その期待に応えられず、申し訳ございませんでした。
皆様一人ひとりの声は、選手に大きなエナジーを与え、ピッチ上での闘争心を最大化させ、すべての恐れすら消し去る強大な力を持っています。
サガミスタは、これまでもこれからも、このクラブの最大の守護者であり開拓者です。
これからもその熱い心で、クラブの未来への挑戦をサポートしてください。
今シーズン、私たちの歩みに間違いはありませんでした。
前進し、時に立ち止まり、進み続けた日々に後退はありませんでした。
天皇杯の記憶も、リーグ戦での喜怒哀楽も、まだ先へ歩み続けるクラブの道筋であり、到達点ではありません。
クラブの未来に、私たちが何を残せたのかは分かりません。
それはこの先、このクラブに残る仲間たちが証明してくれると信じています。
これから先、このクラブはもっと大きくなります。
西谷さんを先頭に、地域に根差し、地元の未来に必要なものをつくり続けます。
これからの過程に同じ足踏みを揃えることはできませんが、同じ夢を見た一人として、このクラブの発展を心から祈っています。
違う緑でギオンスタジアムに現れ、優勝争いへ立ちはだかる大きな壁となれるよう、素晴らしい仲間と過ごした日々を財産に変え、新たな旅へと向かいます。
Thank you for being my reason to smile.
また会いましょう。



