FW/19 左部開斗
--前節・ヴァンラーレ八戸戦で、約3カ月半ぶりにリーグ戦に出場しました。どんな思いでピッチに立ちましたか。
僕自身の立ち位置的に、なかなかチャンスをつかめず試合に出られていない状況の中で、 単純に「やってやる」「自分がなんとかするぞ」という気持ちでした。
プレーオフ圏内とは勝ち点差があって、難しい順位ではありますけど、まだチャンスはある。
チームとしても諦めずに貪欲にやっていこうという中で、とにかく自分にできることをやろうと。シュートという部分は誰にも負けない自信があるので、そこでチームに勢いをつけられたらという思いでした。
--この2025シーズンは個人として難しい時間が続いていますが、どう向き合っていますか。
今シーズンに限らず、相模原に加入してからはなかなか試合に出られない時期が続いているので、サポーターのみなさんも僕がどういうプレーをするのか知らない方も多いと思います。
1年目の頃は、正直気持ちにムラがある時期もありましたけど、今シーズンは、「愚直にやり続けるしかない」というマインドで、自分の特徴を出して、アピールし続けることを意識しています。トレーニングマッチでは結果も残せている自負はありますし、体のコンディションも全然悪くない。なので、「出たら結果を残すぞ」という思いで、日々取り組んでいます。
--八戸戦の翌日には、清水エスパルスとのトレーニングマッチで1ゴールを決めました。久しぶりの公式戦に出場した直後に、結果を残せた手応えは?
(前田)泰良が打ったミドルシュートが相手に当たって、 こぼれた浮き球がペナルティエリアの中あたりにきたので、胸でトラップして左足のボレーで決めたゴールでした。
試合に出られない時間が長い分、いつもトレーニングマッチは“公式戦”だという意識でやっているんですが、久しぶりにリーグ戦に出たタイミングで練習試合でも点を取れたというのは、自分にとってかなりポジティブだと思います。
--一つでも多くの勝利が必要な中で、これまでベンチに入れていなかった選手たちの“新しいパワー”も必要になるかと思います。残り8試合をどう戦っていきたいですか。
自分以外にも苦しい思いをしている人はいますけど、みんな決してくすぶってるわけじゃなくて、「試合に出たら絶対にやってやる」という気持ちを持って練習しています。僕自身も長い時間、残り8試合で「自分がなんとかしてみせる」という気持ちは強くもっています。最後まで諦めずに、チームの力になれるよう、しっかりとやり抜きたいです。