SC相模原

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09-12-2025

 練習情報 

練習レポート(武藤雄樹選手、杉本蓮選手)

FW/11 武藤雄樹

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--AC長野パルセイロ戦を振り返って。

J2昇格という目標を達成するためにも、「連勝を続けていかなきゃいけない」という気持ちで臨んだ試合でした。同点に追いつかれた後に、もう1点取って勝ち切れたのは、最近のチームの調子のよさが出たんだじゃないかな、と。ここから負けられない試合が続いていく中で、今後も勝負どころをつかんでいく感覚を持つためにも、大きな1勝になったんじゃないかなと思います。

--85分の高野遼選手のゴールは、やはり「自分が決めたかった」という悔しい思いも強い?

そうですね。スピード持って仕掛けられてたんですけど、シュート打つ前の置きどころがちょっと悪くて、いいシュートにはなりませんでした。ただ、カウンターはチーム全体で狙っていところでもあるので、僕と髙木(彰人)が並走しながら、勢いは出せていました。途中出場の選手がああやってパワーを出せたのは、すごくいいシーンだったんじゃないかなと。自分は決められなかったですけど、結果的にゴールにもつながったのでよかったです。

--前半はどう試合を見ていましたか。

順位的には下位の相手だったので、正直「状態が悪いのかな」と思っていました。ただ実際にはいいつなぎがあったり結構前に人も出てきていて、攻められる時間も想定以上にあったなという印象です。それでも僕たちはここ最近守備で安定感も出てきているので、1失点はしましたけど、全体的には落ち着いてやれたんじゃないかなと思います。必ず勝たなきゃいけないと思ってましたし、最後の勝負どころで自分がピッチに入って、点を取れたらいいなっていうイメージを持ちながら準備してました。

--今チーム全体にある“安定感”や“自信”をどう感じていますか?

天皇杯を通して、みんな自信がついてきたなというのはすごく感じています。リーグ前半戦はなかなか勝てず、いいサッカーをしていても細かいミスで負けたり、自信を持ちきれなかったりした試合が続いていましたけど、粘り強くプレーできれば格上の相手でもやれるんだってところを示せたのは本当に大きい。その経験があるからこそ、ここ最近は押し込まれても、バタバタしなくなってきました。守備が安定すると攻撃も含めて全体もよくなるので、天皇杯はすごく大事な大会になったなと思います。

--少しずつ、“強いチーム”になれているなという感覚もあるのでは?

ありますね。途中から出てきた選手が活躍したり、日々の紅白戦での突き上げは、間違いなくチーム力を上げていくので。

練習を見てもらえればわかると思うんですけど、このチームはほんとにみんな真面目で、レギュラー組とサブ組とでの紅白戦も全員が必死に戦う姿勢を保てている。それを続けてきたからこそ、リーグ後半戦に入っての勝利につながってきているし、毎日「すごくいいチームだな」と感じながら練習しています。

--7月以降はベンチに回る試合も増えていますが、個人としてはどういった心持ちで残りの試合を戦っていきたい?

ハードワークを求められている中で、若い選手たちがそういう部分でチャンスを掴みつつ、攻撃でも結果を出しているので、チームとしてはすごくいい状態だと思います。僕自身はもうベテランと言われる年齢ですけど、そこにはしっかり向き合わなきゃいけないですし、ハードワークもしながら、自分の一番の特徴であるゴールに絡む部分で存在を証明したい。

大事なところで次々とヒーローが出てくるというか、やっぱり何かを成し遂げるチームって、そういう場面でいろんな選手がパッと活躍するんですよね。僕はそういう瞬間を、これまでも経験してきました。だからこそ、今の自分みたいに途中から出ることが多い立場でも、試合を決めるヒーローになることで「もっと頑張らなきゃ」とか「じゃあ次は俺も」って気持ちをみんなに与えられるようなプレーをして、引っ張っていきたいですね。

先発であれベンチスタートであれ、大事なところで1発決めたいというギラギラした気持ちは、シュートは外しちゃいましたけど長野戦でも表れていたと思うので。ここからもう一度自分のそういった気持ちをピッチでぶつけて、チームに貢献したいです。

--チームの勢いもありますが、10月4日のガミティフェスの告知がスタートし、SNSも盛り上がっています。風の噂で武藤選手が「ガミティ大好き委員会」に加入したいと話していると聞いたのですが……。

え、僕そんな話しましたっけ!?ちょっとまだガミティのことを知りきれていないので、試験を受ける資格はあるんですかね(笑)。 でも本当に可愛いですし、試合の日もピッチでずっと踊ってるじゃないですか。その姿勢が素晴らしいなと思っていつも見てます。グッズの売り上げも、1位ですもんね?(武藤選手は2位)僕が今まで所属してきたチームの中では、一番頑張ってるマスコットキャラクターだと思います。
ガミティについて勉強して、ぜひ試験は受けさせてもらって、委員会に入らせてもらえたらなと思います。

MF/24 杉本蓮

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--長野パルセイロ戦は得点には直接絡んではいないものの、攻撃のところで周りを生かす動きが光っていたよう見えました。振り返っていかがですか?

前半は内容的に見たら正直よくなかったですし、決定機も少なかったと思います。試合を通して全体的に見れば勝てたのはよかったですけど、やっぱりもっとチャンスを作らないといけないなとは感じています。

そこは、(徳永)裕大くんも前半から「テンポよく、距離感を近くして回していきたい」って言っていて、ある程度はやれたのかな、と。(河野)諒祐くんの武器、裕大くんのよさも自分は理解しているので、その中で自分がどう動けばうまく回るのかは常に考えながらプレーしています。ただ個人としては「悪くはない」という感じです。得点にもアシストにも絡めてないですし、前半からもっと自分の武器を出していくことが必要だなと思わされた試合でした。

--得意なドリブルで、もっと局面を打開したかった?

そうですね。カウンターのような形で何度か仕掛けた場面はありましたけど、前半からもっと自分のドリブルで相手を食いつかせたり、チームに違う刺激を与えられてたら、もう少しチャンスを増やせたかなと思います。サイドに比べて真ん中は人も多いので、シャドーで出た時は仕掛けづらいところもあるんですけど、その中でもタイミングよくボールをもらうとか、受け方を工夫するとか、そういう部分をもっと大事にしていきたいです。

--次のFC岐阜の印象は?

僕がこのチームに来て初めてシャドーで途中出場した試合の相手が岐阜でした。内容自体は相手のペースにのまれて、どうにかギリギリ引き分けたという印象が強いので、手強い相手だなと思います。

--FC岐阜は7月に監督が代わり、フォーメーションも[3-4-2-1]から[4-4-2]になりましたが、攻守のポイントは?

攻撃面では、噛み合わせ的に僕が出るかもしれないサイドやシャドーの位置でスペースが空きやすいので、そこを意識しながら攻撃していければうまくいくんじゃないかなと思っています。守備ではサイドバックのマーク受け渡しの部分で、周りとの連携やコーチングが必要になってくると思うので、そこはいつも通りはっきりやっていきたいです。