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07-21-2025

 試合結果 

【7/20栃木SC戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

栃木SC 1-2 SC相模原

得点
1'福森健太(栃木SC)
16'西久保駿介(SC相模原)
90+3'常田克人(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2025/072009/live/#live

シュタルフ悠紀リヒャルト監督

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--試合の総括をお願いします。

日本の会見ではあまり突っ込んだ質問がないので、あえて自分から言わせていただきますが最後のゴールシーンは多分ラインを割っていたと思うので、今日は我々に運が味方してくれたなと思っています。拮抗したゲームだったので、逆の立場を考えると本当に悔しい思いをされたと思いますし、最後ああいう形で勝敗が分かれ、我々に運があったというしかないかなと思います。

ただゲームの内容としては、勝ち点3に値するような戦いが特に後半はできたんじゃないかと思います。我々は前節の福島ユナイテッドFC戦、天皇杯の川崎フロンターレ戦、そしてこの試合へと臨みました。川崎戦は延長120分とPK戦にまでもつれ、本当に大変なゲームをしたので、前半は選手たちが少しグロッキーな状態で入ってしまい、安易な失点から苦しい展開になってしまいました。

そこを、この夏に加わってくれた(西久保)駿介が振り出しに戻してくれたことが良かった部分で、セットプレーも準備していた形からしっかり得点できたのでポジティブでした。後半は、逆に少し疲れが抜けたのかいつも通りのコンパクトな守備から、すごくいいカウンターやボールの繋がりも出せたかなと思います。

杉本(蓮)から河野諒祐へ、2回くらい決定機があったと思うので、本来であればそこをしっかり決め切ってクリーンな形で勝てたら一番よかったんですけど、相手同様に我々も非常に勝ち点3が必要な状況でした。今日は最後まで諦めずに選手たちが戦ってくれたからこそ、勝利を引き寄せたと思うので、この勝ち点3を相模原に持ち帰って、次のリーグ戦に繋げていけるように頑張りたいと思います。

――前半は栃木SCの左サイドから崩されるシーンが多かったが、試合途中に戦い方を変えた部分があったのか?

前半の飲水タイムあたりから戦い方を変えました。栃木SCさんのビルドアップは、新しい選手(内田航平)も加わっていて、どういう形で出てくるかが読み切れなかったこともあり、事前に準備していたことがうまくいきませんでした。五十嵐太陽選手のところがフリーになっていて、そこからチャンスを作られて我々が意図していた守りができていませんでした。それを前半のうちに修正できたのは良かったと思います。ハーフタイムでもう一度整理をしましたし、後半は相手の変化も少なかったので後半は大きなピンチもなかったと思いますし、安定した戦いに繋げられたんじゃないかと思います。

――今日の試合は最後のシーンがクローズアップされるかもしれませんが、それまでにも何度もチャンスを作り、栃木SCにはほとんどチャンスがありませんでした。勝ち点3に値するゲームができたと感じていますか?

先ほども言いましたように、我々の選手が勝ち点3に値するパフォーマンスを発揮したと思いますけど、とはいえ逆の立場でこのゲームを捉えると。納得のいかない部分があるのも理解できます。私自身が願っていることは、毎週毎週の試合がクリーンで公平に行われるということです。こうしたエラーが減っていくことが、魅力的なリーグに繋がっていくと思います。

そういった願いを持ちつつ、今日の我々の選手たちは、この試合までの流れも考えて本当によくやってくれたと思います。それから、彼らをなんとか試合に送り出すためにリカバリーに専念してくれたメディカルスタッフの働きも、勝ち点3に値する内容だったと感じています。

MF/26 西久保駿介

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--移籍後初ゴールを決めて、どんな気持ちですか?

覚悟を決めて来たので、得点という形でチームに貢献できてホッとしています。

――あの形は、ご自身としても得意な形だったのでしょうか?

そうですね。チームとしての狙いもありましたし、自分のストロングである空中戦での強さを発揮できたのかなと思います。

――水曜日の天皇杯はレギュレーションの関係で出場できませんでしたが、今日の試合はどんな意識を持って臨みましたか?

自分が一番フレッシュな状態だったので、相手の背後を取る役割があると試合前から分かっていたので、積極的に背後を取っていくことを意識しました。そういったところは前半も後半も出せたかなと思います。

ただ得点を決めたシーン以外にも、チャンスは全然ありましたし、そのチャンスを得点に結びつけられるように、自分自身もっと改善していかないといけないし、全然満足はしていません。

--今日の試合のことではありませんが、天皇杯の川崎戦は外から見ていてどう感じましたか?

一番は、試合に出たかったという気持ちがありますけど、見ていてJ1相手にも通用するところもあって、チームとしても自信になりましたし、個人的にも「もっと基準を上げていかなきゃいけない」と感じました。

――西久保選手自身は移籍してきて4試合に出場しましたが、連係面だったりチームメイトの特長はどの程度把握できてきましたか?

移籍して1カ月弱ですけど、最初は名前を覚えるところからのスタートでしたが、最初の試合では自分のストロングを見せて仲間に知ってもらうことを主にやっていました。今ではチームメイトのストロングも分かってきて、連係やコミュニケーションもだいぶ取れるようになってきたと思います。逆に、自分のストロングもみんなが理解してくれてきたので、連係面はもう少し良くなっていけるかなと思います。

――ちなみに、チームの中で仲がいい選手は誰ですか?

ゴリくんには良くしてもらっています。歳が近い(大迫)塁や(竹内)崇人くんや(杉本)蓮くんも結構、仲良くしています。

――次節はリーグ戦で初めて連勝が懸かる試合ですが、意気込みを教えてください。

勝った後の試合が一番重要だと、個人的には思います。その試合をホームでできるということで、サガミスタの応援もありますし、チームとしても個人としても「絶対に勝たなきゃいけない試合」だと思っています。得点という形で勝利に導けたらいいなと思いますけど、アシストや献身的なプレーも含めて見てほしいなと思います。

DF/33 常田克人

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――得点が認められるまで時間がかかりましたが、どんな気持ちで待っていましたか?

正直、僕もラインからボールが出ていたか出ていないかはわかりませんでした。決めた後にレフェリーの方をちらちらと見ていたんですけど、オフサイドでもなく、ボールアウトでもないという感じだったので、得点になって、素直に喜べました。

――あの位置にCBの常田選手がいたことが驚きだったのですが、どんなことを考えて上がっていましたか?

後半の最後の方の時間は、僕が前の位置を取れる時間帯が多くて、今日のメンバーには左のウイングバックに河野選手や杉本選手といったドリブラーが入っていたので、チャンスがあれば前線に関わろうという意識は持っていました。

点が決まる前にも、杉本選手には「持ったらどんどん仕掛けろ。取られたら帰ってきてくれ」と伝えていました。その中で、右サイドから左に展開され、杉本選手がボールを持った瞬間に「これはクロスが上がってくる」と信じて中で構えていたことで、得点に繋がったと思います。

――これまで歯痒い思いをされてきたこともあったのかなと思いますが、今日は勝利に繋がる得点を挙げました。

ここまで多くの試合に出させてもらっている中で、チームの結果に直結するようなプレーやパフォーマンスは出せていなかったと個人的には思っています。それでも起用してもらっている以上、結果を出さなければいけなかった。いろいろ考えながら始まったシーズンですけど、ここでようやく目に見える形でチームを救えたので、ホッとしたという気持ちが強いです。

――今日の試合では、竹内選手や西山拓実選手がアンカーを担いましたが、守備の感触はいかがでしたか?

前半早々に失点してしまって、自分たちが準備していた守備の形をなかなか出せず、自分たちで難しい展開にしてしまいました。でも前から行けないならしっかりブロックを作るという意識で、みんな粘り強く守ってくれました。もちろん反省点や修正点はありますけど、今の僕たちにとって一番必要なのは「結果」だと思っていたので、そういう意味では前半の失点以外は、全員で守って、チャンスをモノにして勝てた試合だったと思います。

――次節はホームでテゲバジャーロ宮崎と対戦します。試合に向けた気持ちを教えてください。

今のリーグでの順位は、正直良くありませんし、上を目指すには「連勝」は絶対に必要です。今の僕らにとっては、ほとんどのチームが格上になりますけど、川崎戦や今日の試合のように粘り強い守備はブラさずにやらないと結果は出ないと思っています。

――常田選手は今季、松本山雅FCから強い覚悟を持って加わったと思いますが、改めて残りのシーズンをどんな気持ちで戦っていきたいですか?

いろいろなことを考えた上で、この移籍を決断しました。5年間在籍したクラブから移籍するというのは、気持ちの面でもすごく難しいものもありましたけど、違うチームでプレーする以上は、そのチームのことだけを考えてやろうという気持ちは決断した時からブレていません。

同時に、今はなかなか結果が出ていないことへのもどかしさや、やるせない気持ちは正直ありますけど、今日のように苦しい展開の中で勝ち切れたというのは、今までの僕らではなかなかできなかったことでした。こういう試合で勝ち点3を取れたことは、チームにとってもすごく大きな一歩になったと思うので、こうした試合を続けられるようにやっていきたいと思います。