SC相模原

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05-26-2025

 お知らせ 

「相模原駅北口地区土地利用計画の民間意見公募」の提案内容について


SC相模原を含むコンソーシアムの提案の概要をお知らせします

去る5月19日(月)に「相模原駅北口地区土地利用計画」の土地利用計画骨子が公表されました。
相模原市の認定ホームタウンチームであるSC相模原、三菱重工相模原ダイナボアーズ、ノジマステラ神奈川相模原、ノジマ相模原ライズの4チーム(以下、ホームタウンチーム)は他のステークホルダーと形成したコンソーシアム(以下、本コンソーシアム)として2024年8月から9月にかけて行われた「相模原駅北口地区土地利用計画に係る民間提案募集」に応募し、「スタジアム・商業を核とした高層高密度・交流重視ケース」に関する提案書を提出するとともに、同年10月の「プレゼンテーション・対話」にも参加いたしました。
残念ながら実現には至りませんでしたが、多くの方々のご尽力とご協力によりつくりあげることができた本コンソーシアムの提案を、期待をもって見守っていただいた市民の皆さま、地元企業の皆さま、その他関係者の皆さまにはお伝えすべきと考え、今般その概要をお知らせいたします。

「新設する“多目的スタジアム”を象徴としたまちづくり」を提案

本コンソーシアムは、相模原市が標榜するコンセプト「多様な交流が新たな価値をうみだす ライフ×イノベーション シティ」を実現すべく、相模原駅北口地区土地利用計画検討会議により提示された3つの方向性の中から、街に「にぎわい」を創出し「シビックプライド」の源泉ともなることを目指して「スタジアム・商業を核とした高層高密度・交流重視ケース」にそった提案をいたしました。

具体的には、以下の5点を提案の骨子としました。
① 相模原 のシンボルをつくる
② ホームタウン・スポーツを核としたまちづくりの中心となる
③ 国際的な人流を効果的に誘い交錯させ、賑わいを創出する
④ 多様な人々の交流をすすめイノベーションを促進する
⑤ 脱炭素の取り組みを地域に根付かせる

5つの機能を持つ複合施設構想

以下、5つの機能を持った複合施設構想を提案しました。
①交流にぎわい機能
 人の流入を促しにぎわいを創出するだけでなくシビックプライドのシンボルともなる多目的スタジアム
②商業機能
 生活ニーズを満たしつつもエンタメや子育て支援の側面を持つ、宿泊施設を備えた複合商業施設
③業務開発共創機能
 スタートアップ企業、教育機関、学術団体などが相互にコラボレーションし新たな価値をうみだすだけでなく、
 庁舎機能等の新規移管も視野に入れたオフィス棟
④居住生活機能
 440戸のレジデンス
⑤交流ハブ機能
 他4つの機能(施設)の中心に位置し、交流を促進する芝生プラザ

実現のための想定スキーム

構想実現のため、本コンソーシアムが提案したスキームの概要は以下の通りです。
資金調達:寄付、助成金/補助金、ふるさと納税等を利用して調達
施設設計:民間のコンソーシアム主導で実施
施設建設:民間のコンソーシアム主導で実施
施設所有:相模原市(建設後に民間のコンソーシアムから市へ寄付)
土地所有:相模原市(市所有の公園という位置づけ)
管理運営:民間のコンソーシアムによる指定管理



代表取締役社長 西谷 義久 のコメント

平素からSC相模原にご支援とご声援をいただき、誠にありがとうございます。
SC相模原は、ホームタウンにスポーツの力で「にぎわい」を創出することを祈念し、2014年から多目的スタジアムの実現を目指して相模原市と意見交換をしてまいりました。2018年からは同じ相模原をホームタウンとするスポーツチームの皆さまとも一体となって様々な活動を行いました。特に地元企業、各種団体、商店組合など多くの皆さまにもご協力いただいた「多機能複合型スタジアム整備を要望する署名運動」では104,201筆の署名をいただくこととなり、スポーツによる街の活性化に対する市民の皆さまの期待を改めて強く認識いたしました。
このような背景から、ホームタウンチームを含む多くのステークホルダー様と形成したコンソーシアムとして、「相模原駅北口地区土地利用計画に係る民間提案募集」に参加し、「スタジアム・商業を核とした高層高密度・交流重視ケース」に関する提案書を提出いたしました。提案にあたりご協力をいただいた皆さまには、心より御礼申し上げます。
今回、私たちコンソーシアムとしての提案は残念ながら採用には至りませんでしたが、地元の皆さまの願いと取り組みが結実した「一部返還地」にふさわしい特徴を備えた、相模原市民の皆さまにとって魅力的なものであったと自負しています。
SC相模原に限って申し上げれば、現在取得しているJ2クラブライセンスは例外規定に依拠しており、2025年6月までにJリーグに対して「ホームタウンにおける新スタジアムの建設計画」の提出が義務付けられています。当クラブとしてはホームタウンとする市町において今回提案と同規模以上の計画を引き続き検討し、期限までに具体案をJリーグに提出することを目指します。
クラブの経営理念である「地元の未来に必要なものをつくる」のもと、まちのにぎわいや市民の誇りのシンボルとして“スポーツを通じた地域振興の拠点”づくりに尽力してまいります。
今後ともホームタウンエリアの発展に資する活動を続けてまいりますので、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします。