SC相模原

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03-30-2025

 試合結果 

【3/30讃岐戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 1-1 カマタマーレ讃岐


【得点】
11'前川大河(カマタマーレ讃岐)
16'オウンゴール(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2025/033013/live/#live

シュタルフ悠紀リヒャルト監督

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--試合を振り返って。

ここずっと失点しているので、まずはそこを締めて試合に入ろうと思っていたところ、相手に先制点を許してしまったことが自分たちを苦しめてしまった要因の一つかなと思います。今まで先制されたゲームは負けていたので、そこから追いついて勝ち点1を取れたことは一つの成長と捉えています。ただホームですし、勝った方が見ている人もプレーしている人も楽しいわけですから。今週は3連戦で、選手もスタッフもギリギリのところ頑張ってくれていて、それが1勝という形で最後に報われてくれたら波に乗っていけると思っていました。ただ勝ち点1しか取れず、非常に悔やまれます。

今はボックス付近での迫力が僕らの課題で、一歩手前のところまではいけています。惜しいシーンは前半も後半もありましたけど、まだ数が足りない。来たチャンスを決め切る決定力も足りず、この2つに関しては引き続きブラッシュアップしなければいけないなと思う。そういったところもしっかりと繋ぎ合わせて、複数得点が取れるように、明日からまたやっていくだけだと思っています。

--前線に加藤拓己選手とラファエル・フルタード選手、後半からはイスマイラ選手を据えてゴールネットを揺らせそうな機会は何度かありました。チャンスを決め切っていくために必要になることは?

これと言った理由は一つではないので答えるのは難しいですけど、一人ひとりがゴール前で冷静にフィニッシュすることも一つだと思います。クロスも、(サイドを)突破したのなら焦って上げる必要はありません。余裕を持ってフリーな選手にいいクロスを供給して、いいシュートで合わせるといったペナルティエリア周辺での落ち着きや冷静さは一つ必要なんじゃないのかなと思います。

あとは仕組みのところで、まだ噛み合っていない部分があります。開幕してから怪我人問題が続いていて、(代わって入った)福井和樹が悪いわけではないですけど、今日も先制点をアシストした高野遼が負傷交代を余儀なくされてしまいました。そこに関しては呪われているじゃないですけど、次から次へとアクシデントが続いてしまっていることも尾を引いているなと思う。怪我人が戻って、フルメンバーでしっかりと戦いたいし、練習でもクオリティを出し合っていければ、レベルアップのスピードももっと上がっていくはずです。

あとは今季ずっとの問題ですけど、ジャッジの基準が分からなさすぎて、リズムができない。僕は(Jリーグで指揮を執って)7シーズン目ですけど、両側のベンチでこれだけフラストレーションが溜まるというのは今までに経験したことがありません。ぶつ切りのゲームになって綺麗なゴールがなかなか決まらず、流れが行ったり来たりする要因の一つにもなっていると自分は思います。

--選手起用に関しては、水曜日のルヴァンカップで先発出場した西山拓実選手が今日も先発で起用され、常田克人選手も復帰し、ウイングバックの高野も含めて左利きの選手が近い場所で3人もピッチに立ちました。そこにはどんな狙いがあったのでしょうか?

起用の狙いはいつだって一緒で勝ち点3を取るためです。それが勝ち点3に一番近い布陣だと思ってメンバーを選びました。(選考の)基準に関しては結構複雑で、その時のコンディションだったり周りとの兼ね合い、相手との兼ね合いで、どれだけ自然体で選手が持っている武器を出せるか、苦手なことをやらされるかというシミュレーションをして今日はそういう配置になりました。

拓実は中3日でのゲームということを感じさせないくらい一生懸命動いていましたし、役割もこなしてくれました。トキ(常田)に関しても、(3月1日の)鹿児島戦ぶりのゲームでしたけど頑張ってくれましたし、他の選手を含めても(期待に)応えてくれるパフォーマンスを出してくれたと思います。

--来週はアウェイでFC琉球との試合になります。勝ち点3獲得に向けて、どのように取り組んでいかれますか?

挙げている課題は毎週毎週、潰せています。レベルアップのプロセスは辿れていますけども、それが勝ち点3に繋がればそのプロセスは一気に加速すると思っている。それをここずっと逃してしまっていることが本当に悔しいし、もったいない。ただ僕の立場でできることは、今回も出た新しい課題を整理して提示して、その課題をどのようにして乗り越えていけるかという術を渡すこと。それで次の相手に向けて準備を整えていく。それ以上でもそれ以下でもないですし、今はそのプロセスをいい形で回せているので、あとは選手たちを信じるしかありません。

ここで勝利が乗っかれば一気に加速するはずです。今は我慢の時で、ポジティブな部分を選手たちにしっかりと伝えつつ、みんなで1週間頑張って「次こそは」とファイティングポーズを取り続けることも非常に大事だと思っています。

シュタルフ悠紀リヒャルト監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://www.youtube.com/watch?v=RW9fbCvBa7w

MF/4 島川俊郎

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--先制さなれがらも追いついて、その後に勝ち越しのゴールを奪うことができませんでした。今日の試合でできた部分とできなかった部分、それぞれどう感じられていますか?

勝たなければいけない試合だったと素直に思います。2トップにラファとゴリ(加藤拓己)が入って、その強みを生かすことはできましたけど、もう1点取らなければいけなかった。1失点目のところは完全に僕の判断ミスだったと思いますけど、何試合か簡単な失点が続いているので、攻撃だけでなく失点のところでもゴール前の厳しさだったりを頭に入れなければいけませんでした。

--そのために高めていきたい部分は、どんなことが挙げられますか?

今日の失点に関しては完全に僕の不注意からですけど、能力の高い選手は多いので、僕自身も含めてもう一歩寄せるとか、しっかり弾く、ゴールを決め切るといった部分は練習から高めなければいけないと思います。

--攻撃面では、ゴールを決め切っていくため島川選手はどんなことが必要になると感じますか?

質と回数を増やすことじゃないでしょうか。今日は今までの試合と比べても、たくさんクロスが入ったと思います。まだ映像を見て振り返れてないですけど、(ボールがこぼれた時に)もう一つ拾えるかとか、クロスに対する入り方はどうだったかが大事。1点しか入らなかったのは、そういうところに課題があるからだと思います。

--21分には敵陣で島川選手が相手のパスをカットして、武藤雄樹選手へラストパスを出したシーンもありました。

パスカットは自分の武器でもあるので、ああいうシーンも増やしていければいいなと思います。

--シーズンはまだまだ長いですが、ここまでの結果を受けて自信をなくしてしまったりブレてしまってはいけないのかなと感じます。次節以降へ向けてはいかがですか?

今言っていただいた通りだと思いますし、やり続けるしかありません。シーズンの中でいろんなことがあると思いますけど、うちには5連勝、10連勝とできる力はあるはずです。誰も逃げてはいないですし、今はそのために自分の課題、チームの課題に向き合っている時間なのかなと思います。

FW/23 加藤拓己

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--試合を振り返ってください。

シンプルに、足りない。その一言に尽きるかなと僕は思います。勝ち切れず力不足だったなと感じますし、チームとして追い求めなければいけないものがもっともっとたくさんありました。

水曜日のルヴァンカップで試合に出ていなかった選手たちがあれだけのパフォーマンスを見せてくれましたけど、それと今日の試合を天秤にかけた時、どちらの気持ちが優っていたか。僕は水曜日の試合に出ていた選手の方が勝ちたいという気持ちを持っていたと感じるし、そこがもっともっと出てこなければいけないと思います。

--技術や戦術の前に、気持ちが大事だった。

そうです。点が入ったシーンも気持ちでしかなかったと思います。心技体の中で心が最初に来ているように、気持ちがあって初めて技術が必要になると思う。そういう意味では、自分も含めて気持ちがまだまだ足りないなと感じます。僕は戦術には問題ないと思いますし、戦う選手たちが最後に足を出したり、最後にゴールに向かって突っ込んでいったり、最後に骨が折れてでも止めるという気持ちがあるかどうかが勝負の分かれ目だと感じる。ルヴァンカップを見ていても、J1とJ3の差もそこまでないと思っていて、結局は気持ちですね。そこがまだまだ必要だなと思います。

--同点弾のシーンは、ゴリ選手が迫力を持って飛び込んだからこそオウンゴールが生まれたように感じます。振り返っていかがですか?

監督からも相手の前に入っていくことを口酸っぱく言われていましたし、僕がニアに入ってボールが流れても後ろにはラファがいてくれるので、そこは信用していました。ああいう気持ちがゴールを生むというのは証明されているし、そこをもっともっとチーム全体でやっていければなと思います。

--最初のアナウンスではゴリ選手の得点として紹介されて、ホームでの初ゴールにサガミスタは盛り上がっていました。なのでオウンゴールに変更となって、少し残念な気持ちはありませんでしたか?

僕、そのアナウンス聞こえていなかったんですよね。自分の中では最初から僕のゴールじゃないと思っていて、Jリーグ側がうまく僕のゴールにしてくれたらラッキーだなくらいに考えていました(笑)。でも、ようやくゴールに入っていく感覚が戻ってきたなと感じますし、それが自分の強みだということも理解しています。そういうところをもっともっと追求していきたいですね。

もっとサガミスタを喜ばせたいし、もっとこのスタジアムを盛り上げたいし、もっと強くなりたいと思っていて、欲がたくさんあるので、それをしっかりと解消していきたいですね。

--そうしたゴールや勝利へ向けた意気込みを、最後に教えてください。

僕は甘えを許すべきではないと思っていますし、ほんの少しでも目の前の相手に対してひるむような選手はいてはいけないと思っています。今のメンバーはできると思っていますし、だからこそまだまだ成長できるはずで、そういう気持ちがお客さんを呼んで、このクラブを大きくしていくと考えています。サッカーで一番大事な部分は、先ほども言ったように心技体の心です。昔の人が言葉を作った時に心を最初にした理由は、気持ちが一番大事だから。僕はうまくもないし、速くもないし、そんなに強くもなく、気持ちだけでやっています。そういう選手がJ3でプレーできているよというのを、子どもたちにも見てもらえたらうれしいですね。