SC相模原

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03-23-2025

 お知らせ 

【3/23松本戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

松本山雅FC 2-0 SC相模原


【得点】
20'浅川隼人(松本山雅FC)
55'山本康裕(松本山雅FC)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2025/032312/preview/#preview



シュタルフ悠紀リヒャルト監督

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--試合を振り返って。

まずこの試合に先駆けて、我々のクラブにも所属していた安藤翼選手が大怪我をしたという情報を聞いたので、彼の早期回復を我々も願っています。お大事にしてください。

試合に関しては、結果が出なかったので最悪な結果でした。本当に考えないといけないと思うのは、アクチュアル・プレーイングタイムを伸ばしていく試みです。毎回試合前に我々もマッチコーディネーションミーティングでその旨を伝えられるんですけれども、ファウルはファウルですし、流すところと流さないところの基準が見えないと、ゲームというのはなかなかリズムが作れなくて、リズムを作ろうとするチームに不利益が生じてしまう。そこは本当に日本のフットボールの発展に繋がっていくのか、クエスチョンを掲げています。そこが非常に残念でした。

自分たちは試合の入りからできていたことはありましたけど、怖さが今日は足りませんでした。ゴールに迫る迫力だったり、背後を取るプレーが全然足りなくて、結果的に0-2で負けてしまった。またこれを持ち帰って、次に生かしていかないといけないゲームになりました。

個人的には、ここはいつもたくさんのサポーターが詰めかけて、非常に熱い応援をしてホームチームを後押しする熱いスタジアムだと思っています。今日は特別なゲームでしたし、楽しみにしていました。そこで我々のベストパフォーマンスを出して、我々が勝つという結末を願っていましたけど、それができず非常に悔しかったので、後期に山雅といい対戦ができるようにしっかりと上を目指したいと思います。

--2点ビハインドの後半は70分あたりから松本の足が止まり、スペースが生まれてくることも織り込み済みで前に強い選手を入れて、そこからひっくり返すプランを想定していたのでしょうか?

誰も負けて逆転するようなシナリオで準備はしないと思います。もちろん先制点を奪って、という考え方が理想的ですし、目指していた部分はそういうところでした。相手が2点目のリードを奪って守りに入るのは、よく見られる光景だと思います。そういったところも作用して、我々は終盤に圧力を上げられましたけど、それを最初からやらないといけません。

ハーフタイムでの修正がある程度選手にも伝わって、背後を取れるシーンだったり、ボックス内に入っていくシーンは後半になって増え、チャンスはありましたけれども残りの20分だけではゴールネットを揺らすには至らなかった。ポゼッション率が50%・50%というゲームだったと仮定すると、45分ある中でどれだけチャンスを作れるかという意味では、今日は全然足りませんでした。相手の2点目はスーパーゴールだったと思いますし、この悔しさをしっかりとレベルアップに繋げていかないといけません。


FW/80 高井和馬

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--ホーム開幕戦を迎えたサンプロ アルウィンでの試合で、高井選手は後半の頭からの出場になりました。

昨シーズンまで在籍していた古巣との試合で、アルウィンでプレーするのは楽しみでしたし、意識しないというのは難しかったです。山雅はホームの力がすごく伝わってくるゲームをしてくるので、立ち上がりからそういうのを受けないようにしようとチームで話していた中、先制されて難しい展開になってしまいました。でも、1点差なら僕からすればおいしい展開でしたし、1点を返して逆転していくことが理想でしたけど、追加点を取られてしまい、さらに難しくなってしまったことはすごく悔しい。このスタジアムで自分のプレーをもう少し出せれば良かったですけど、今日はチームのためになれなかったなという気持ちが強いです。

--後半はチームとしての決定機が増えた印象もありますが、0-2で敗れてしまいました。ポジティブに感じられた点、課題に感じられた点をそれぞれ教えてください。

ネガティブだった場面はスローインでのリスタートから失点をしたことや、ミスから2失点目を喫したこと。それはミーティングからチームとしてやってはいけないこと言われていることでもあります。そういったところは一人ひとりの意識で変えられるところだと思うし、もったいないと感じます。あとは、シュートが少なかったことです。公式記録を見ると前半のシュート数は0本でしたし、試合を通しては4本だったので、チームとしてシュートをもっと打っていきたい。そこが問題点かなと感じます。

ポジティブな面で言うと、最後は僕たちが押し込んで惜しい場面を何度か作れたので、そういうところを前半からやっていければ、チャンスはもっと来ると思うし、ゴール期待値はもっと高くなると感じています。

--今シーズンは「繋がり」というキーワードを掲げて攻撃面に取り組まれていますが、シュート数を増やすために必要なことは?

距離感が僕はすごく大事だと思っています。練習の中では距離感がすごく良かったりするけど、試合だとボールを受ける勇気があまりなく、距離感の遠さに出ているのかなと感じます。クロスだけじゃなくて、中央からの崩しも何回かできているところがあるので、そういうものがもっと増えて、真ん中とサイドの両方で崩せればシュートシーンも増えてくるのかなと思います。

--その中で、高井選手にも惜しい場面がいくつかありました。振り返っていかがですか?

(69分の)横からのパスに関しては、河野(諒祐)選手がすごくいいボールをくれて、ちょっとバウンドしていましたけど、枠内に入れようというイメージでした。ただ枠に入れなければゴールは生まれないですし、枠に入れなければいけないなと思います。そうしないと相手のミスを誘う事故も起きない。決定機の際はいかに枠へ入れるかというのをこれからもっと練習したいなと思います。

--プレータイムが少しずつ伸び、高井選手がいい場面に絡む機会も増えてきた印象があります。これから連戦も続いていく中で、今後に向けてどんな気持ちでいますか?

僕のいいところをもっともっと出さなきゃいけないし、今日は正直あまり出せなかったと思っています。良さを出すにはもっと出場時間を得なければいけないですし、そのために日々の練習からやっていかなきゃいけません。連戦になるのでチャンスはまた来ると思っています。チームとして「3連戦を3連勝しよう」と話していた中で最初の試合を落としてしまいましたけど、気持ちを切り替えてルヴァンカップから2連勝できるようにやっていきたいと思います。


GK/1 三浦基瑛

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--まずは、今日の試合を振り返ってください。

相手はホーム開幕戦ということもあって、スタンドはたくさんのお客さんで埋まっていました。サッカー選手として、こういう機会で試合ができるのは嬉しいことですけど、試合の入りはその雰囲気に呑まれないことを意識してゲームは進んでいきました。ピンチはそこまでなく、途中までは自分たちが繋がりの意識の下、やりたいサッカーをできていました。ただ一瞬の緩みだったり、ファウルで止められたり、自分たちがファウルだと思ったプレーでそのまま試合が続行することがあり、フラストレーションが溜まっていった中で自分たちのミスが立て続けに続き、失点に繋がってしまいました。それは次の試合以降、絶対に断ち切るべきポイントだと思っています。

--1失点目は相手のスローインからボックス内にボールを入れられ、後ろに人数はいた中で決められてしまったように見えました。

スローインへの準備が遅いのもありますけど、その前に相手のゴールキックからのポジションチェンジで、右と左の選手が変わったことに対して後ろがなにも気づかず、なあなあと準備してしまいました。相手GKにキック力があるというのは頭に入っていたはずですけど、ああやって狙っている形で思い通り運ばれてしまって、スローインからやられているので、そういうのは非常にもったいなく思います。そういうことが続いて、中で枚数は足りているはずだけど(相手の)動き出しに対して自分がマークについていくのか、味方に渡すべきなのかというジャッジが足りなかったなと思います。

--前節も同じようにクロスからの失点を喫してしまい、似たような形にも感じましたが。

そうですね。前節もクロスから失点していますし、その前にミスがあった中で、あそこまでずるずると持ってかれてしまったというのがあります。そこで自分も含めてコーチングをしたり、首を振るといった準備はしていましたけど。

--2失点目は、防ぐのが難しいミドルシュートだったと思います。打たせる前の対応も含め、どうするべきだったでしょうか?

失点に直結したわけではないですけど、一本のキックミスがあって、その後に自分たちが整う時間は多少あったはずです。それでも、ああやってミドルシュートを打たれてしまったのはちょっともったいなかったと思います。自分がシュートを止めていればベストでしたけど、その前に選手一人ひとりがやることをやらないといけません。

後半の入りの時間帯で、自分たちの後ろ側には松本のサポーターの声援があって、前半とはまた違う雰囲気の中でのプレーでした。そういったところでチャレンジのパスを選択できないことが続いたりと、最初から勢いを持っていかなければいけないところを逆に構えてしまった。前半はボールを多少持てていたというのもあって、距離感(の近さ)に重きを置いてしまったのかなと思います。

--今日は8,831人というJ3ではトップクラスの観客がスタジアムに足を運び、ピッチ内でのコミュニケーションの取りづらさはありましたか?

そうですね。普段はホームで届くはずの声も聞こえないですし、それがゴール前の局面となると、クロスボールだったり、セットプレーのボールに対して自分がいこうとした時に味方同士で交錯する可能性も全然ありました。自分もそれに負けないぐらいの声も出さないといけないですし、センターバックだったり近くの選手に短く、具体的にコーチングをして、それを他の選手に伝えてもらうという工夫も必要だったと思います。

--ここから中2日→中3日とホームでの連戦が続きます。この短い時間で高めたいこと、擦り合わせたいことはありますか?

結果が出ていないので、とにかく自分の持てるすべての力を出したいと思います。個人の頑張りがチームの結果に繋がると思うので、まずは目の前の対峙した選手に負けないこともそうですし、自分のベストパフォーマンスに持っていくための準備をしていきたい。出た課題を丸々改善する時間はないと思いますけど、良かった点をさらに伸ばしつつ、一人ひとりが全力を出していきたいと思います。