SC相模原

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02-22-2025

 試合結果 

【2/22栃木SC戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 1-0 栃木SC


【得点】
3' 髙木彰人(SC相模原)


■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2025/022214/preview/#live



シュタルフ悠紀リヒャルト監督

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--試合の総括をお願いします。

今季最初のホームゲームで、たくさんの方が来てくださった中、みなさんに勝利を届けることが大切でした。1-0という形でしたけども、勝ち点3を獲得できたのは、非常に良かった。内容は僕らが目指しているところから逆算すると、足りない部分がたくさんあるので、この課題を持ち帰って、次はさらにいいパフォーマンスを出せるように頑張っていきたいと思います。お互いに怪我人が出てしまいましたが、大事に至っていないことを願いますし、次節、栃木SCさんもフルパワーで戦えるようになればいいなと思います。

--開始3分に、福井和樹選手のクロスを逆サイドの高野遼選手が収め、その折り返しを髙木彰人選手が決めて先制点が生まれました。一連の流れを振り返ってください。

早い時間に点が入ることもあるので、みなさんにはぜひ試合前にスタジアムに来ていただきたいですね(笑)。崩しに関しては(選手同士の)繋がりが見られた、いい攻撃だったと思います。最後はクロスがちょっと合いませんでしたが、遼が粘って折り返してくれました。詰めた彰人もいいところに入っていて、そういう回数をもっと増やさないといけません。立ち上がりのゴールが決まった後も、いい時間が続きましたけど、後半は守備の時間が長くなってしまいましたし、そういったところが反省点でした。

--先ほど、「足りない部分がたくさんある」という言葉もありましたが、どんな部分をブラッシュアップしていきたいですか?

「繋がり」と「切り替え」、そして「対人」が今季のキーワードですけど、攻守で繋がれていない部分がまだまだあります。先週の開幕戦より今日の方がいい場面は増えたと思いますけど、まだまだ今季のベストマッチではありません。修正点はたくさんあって、そういった繋がりの部分はやっていかないといけませんし、切り替えの部分や対人の部分でも、もっと迫力のある守備、もっと迫力のある攻撃をしないといけない。切り替えでも常に相手を上回れるスピード感は、伸び代だらけのチームですけど、こうして勝ち点を取りながら伸ばしていければベストですね。来週はまたホームゲームですし、そういったところへ向かっていきたいと思います。

--風がかなり強かった中、ハーフタイムの交代でゴリ選手(加藤拓己)を入れて、風上になった後半戦に臨みました。前線でロングボールを収める意図があったのでしょうか?

ちょうどハーフタイムに選手にも言いましたけど、そういう意図はありません。彼を入れてロングボールを蹴るやり方は、僕らが目指している繋がりではないので。ただクリアボールやロングボールが(前線へ)すり抜けた時に、ゴリのようなフィジカルに長けた選手の方が特長が生きると思いました。あとは相手が(ロングボールを)放り込んできたり、セットプレーが増えてきたので、高さのアップにも期待しました。追加点が取れれば良かったですけど、ヘディング1本くらいしかチャンスがなかったので。本人にもまた1週間頑張ってもらって、次に向かってほしいなと思います。

--相手に押し込まれることはあれど、崩された印象はありませんでした。守備での手応えはいかがでしたか?

前節もそうでしたけど、組織的に崩されるよりも個人による崩しで痛い目を見ました。今節は昨季まで所属してくれていた棚橋尭士の突破で一本危ないシーンがあり、そこもまだまだ伸び代はあると思いますけど、隙を作らない繋がりに関しては、守る時間が長かった後半も頑張っていたと思います。毎試合アップデートしなければいけないと思っていて、来週は今日よりも良くなるよう修正していきたいですね。
J3とはいえ、みんなプロですし、レベルは上がっています。一般の目には映りづらい、1、2mのズレやスライドの遅れはまだまだあります。優勝に値する完成度の高いチームになるために、自分が練習から鍛え上げていきたいなと思います。

--今日がデビュー戦の竹内崇人選手が、プロ初出場とは思えない落ちつきぶりを見せ、左WBで起用された藤沼拓夢選手が攻守でいい働きをしていました。

崇人は昨年の終わりに練習参加をしに来た時、強化部へすぐに「取ってほしい」と伝えた選手です。非常にポテンシャルが高く、今日のゲームも勝ちましたし、デビュー戦としては申し分ないですけど、そのポテンシャルから逆算すると彼もまだまだこれからだと思います。それは本人もわかっていると思うし、今季は彼のもっと高いパフォーマンスを見ることになるはずなので、これからも期待してもらいたいなと思います。

拓夢に関しては、高野の後に入って、不慣れなポジションで驚かれたサガミスタの方もいるかもしれませんけど、左WBはプレシーズンにずっと取り組んできたポジションでもあります。そこの役割も理解してくれていますし、彼の高いフィジカル能力が出しやすいポジションでもある。おっしゃる通り、攻守で非常にいい見せ場を作っていたんじゃないかなと思います。

--今日のホーム開幕戦は、風も強く寒い中、4,993人もの方が相模原ギオンスタジアムに集まりました。足を運んだサガミスタへメッセージをお願いします。

5000人近くもの方に集まっていただいたことは、チームを代表して感謝申し上げたいです。ただ、今日はホーム開幕戦でしたし、栃木SCさんのサポーターもかなりの人数が来てくださっていました。今日は風が強くて寒かったとはいえ、いい天気でしたし、これを続けていかないといけません。人数では我々の方が圧倒的に多かったですけど、長年J2で戦っていた栃木SCのサポーターからずっと歌声が続いていて、僕らにはみんな伸び代があるなと感じるゲームになりました。

今季の新体制発表会でも言いましたけど、サガミスタも、僕も含め、全員がレベルアップする1年にして、全員が優勝に値する個人へと成長する年にしたいと思っています。今日、サガミスタはいいスタートを切ってくださったと思います。あたり一面が緑に染まったスタンドはパワーになるので、これを雨が降った時も、チームがうまくいってない時も、ポンチョがプレゼントされない時も続けてほしい(笑)。とにかくみんなで“J2”という切符をつかみ取ってほしいと思います。今日は本当に、最高の後押しをありがとうございました。

シュタルフ悠紀リヒャルト監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://youtu.be/WucfIexhy10?feature=shared

FW/14 髙木彰人

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--2戦連発となりましたが、ゴールシーンを振り返ってください。

あれは自分がどうこうよりも、(高野)遼くんがゴールラインを割るか割らないかのところで粘ってうまく折り返してくれて。いいボールが自分のところへ来たので、慌てずに落ち着いて足に当てられました。

--高野選手からすればいてほしい場所に髙木選手が構えていたように思えました。どんな意図でゴール前へ顔を出していましたか?

遼くんの体勢を見て「大体このへんに来るかな」と思って立っていました。練習でもああいう形で打つシュートの感覚が最近は良くて、そういったことも試合に繋がったのかなと思います。

--ただシュートは、フリーで打てたからこそ逆に難しかったのかなと思いましたが。

でも、今は“流れ”がいいので。この前のこぼれ球もそうですけど、自分のところに来るので、しっかりと慌てずに打とうと思っています。

--その後も追加点を取れそうなチャンスもありながら1-0で試合は進み、押し込まれる時間もありました。

90分振り返ると、前半の入りから途中くらいまでは自分たちのサッカーができていたと思います。ただ、立ち上がりは裏へロングボールを入れつつビルドアップができていたのが、途中から向かい風が強くなったことで徐々にひっくり返せなくなって、そこも難しくなった要因の一つでした。その中でも、足元でしっかりと繋いでいきたかったですけど、相手の圧に少し負けてしまったと思います。

後半に関しては、自分たちがボールを握る時間帯はほぼなかったと思います。試合には勝ちましたけど、90分通してボールをもつ時間を長くしないと、やられてしまう時はやられてしまいます。僕自身もFWとしてしっかり収めなければいけない場面はありましたし、そういった意味では、チームとしても課題あり、自分にも課題ありという感じでした。

--前節課題に挙げられていた、球際やセカンドボールの回収に関しては良くなったように見えましたが。

そうですね。アフター気味にいってしまった場面もありましたけど、開幕戦で見られた球際の課題は選手みんなも口にして、この1週間取り組んできました。そういったサッカーをする上でのベースはぶらさずにやっていこうという感じでした。そこができたから、栃木シティ戦のように失点することなく、ゼロで抑えられたのかなと思います。

--髙木選手個人で言えば、開幕から2戦連続ゴールを決め、今節はフル出場を果たすことができました。とてもいいスタートを切れているように感じますが、いかがですか?

昨季が不甲斐なかったので、今季に懸ける思いは強いですし、個人としてはいい滑り出しができています。他のプレーどうこうもありますけど、FWは点を決めていたら評価されるポジションです。昨季は他のプレーが良くて、点が決められないということが多かったので、そう考えると数字を残せている今の方がFWとしてはいいと思います。ただ、個人のスキルはもっと上げていきたいですし、それがチームの力になればいいなと思っています。

MF/17 竹内崇人

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--先発でのプロデビュー、おめでとうございます!初出場とは思えないほどの落ち着きでしたが、緊張はありましたか?

いや、緊張はそれほどしませんでした。昨日もいつも通り寝て、今日もいつも通り試合に入れました。ピッチに立つ時はやっぱり、込み上げてくるものがありましたけど、いい緊張感をもてたので、慌てることはなくプレーできたと思います。

--監督は「崇人のポテンシャルを考えたらまだまだやれる」と話していましたが、ご自身のプレーをどう振り返りますか?

もっとボールを運んだり、攻撃に関わったりできたと思います。デビュー戦にしては悪くはなかったと思いますけど、監督が言う通り、自分の中ではまだまだ満足のいく内容ではありませんでした。そこはこれから、チームとしても個人としても、もっともっと積み上げていきたいですね。

--ミドルシュートを放つ場面や、セットプレーでキッカーを担う場面もありました。

キックに関してはあまり良くありませんでしたし、ボールを握ってゲームを組み立てるところを任されている中、自分たちで持つ時間をもっと増やさないといけませんでした。自分やシマくん(島川俊郎)で相手を見て下から繋いで、敵陣へ繋げる攻撃をもっと増やして、主導権を握れるようにしたいですね。個人としてはゴールやアシストの数を伸ばしていくことが自分の武器なので、そこはもっともっと前に関わっていきたいと思います。

--今日がプロとしての第一歩だと思います。次節を含む、今後に向けてはどんな未来を描いていますか?

来週また試合がありますし、監督もおっしゃっていましたけど、今日の内容で次も勝てるかと言われればわからないと思います。自分たちが積み上げてきたものをゲームでもっと表現しないといけません。そこはチームで来週からまたやっていきたいですね。

個人としては、僕はSC相模原というクラブにプロ選手にしてもらったと思っています。だからこそ、ここで結果を残して恩返しをしたいというのが今の思いです。先のことは考えていなくて、毎日毎日、自分がやれることをピッチの上で積み上げていきたいと思っています。

FW/97 藤沼拓夢

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--昨年9月7日以来の公式戦でした。久しぶりにピッチに立って、いかがでしたか?

そうですね。久々でしたけど、特に気負いもせず、「やっと戻ってきた」という感じもなく、淡々とプレーできました。

--ポジションが主戦場の前線ではなく、左WBでしたね。

チームのシステムとやっているサッカーを考えると、現状左WBが一番自分の特長を生かせると感じています。今日は相手DFラインの背後へのボールはそんなに来ませんでしたけど、もうちょっとそこへボールが来たら良かったなというのと、もっと仕掛けられたら良かった。でも、新しいポジションで今日は最低限できたかなと思います。

--攻撃では敵陣深くで仕掛け、守備では出足の速さを生かしたプレスで強い存在感を出していて、いい感触を得られていたのかなと思いました。

守備のタスクはちょっと違いますけど、アカデミー時代は左サイドハーフでプレーしていたこともありますし、攻撃時の役割はその時とあまり変わりません。WBとはいえ、気持ちはFWのつもりでゴールを狙っています。そんなに抵抗もなかったですし、自分の能力でカバーできると思ったので、最初にそこでやるように告げられた時も「なんとかなるでしょ」という気持ちでした(笑)。

--背後へ走って、ボールを受けたら個人で仕掛けてゴールを狙っていくイメージでしょうか?

そうですね。例えば(同じポジションの)遼くんは相手の裏でボールをもらう回数がチームでも一番多いですし、決定機は多いから、「あのポジションはボールが来るんだな」という感覚です。ゴールが狙えるポジションなので、左WBでプレーすることをポジティブに捉えていました。

--裏へ抜け出せれば、左45度からのシュートも狙いやすそうですね。

そうですね。(右足で)ファーに巻けるので。あと、GKとの1対1はサッカー人生でめちゃくちゃ外してきたからこそ、その分誰よりも練習してきましたし、ある程度決められる自信もあります。

--これまで自分が培ってきたものを左サイドで発揮できるイメージもあると。

ありますね。左のFWみたいなイメージで、そのまま中央へランニングしていってもいいと思っています。プレーしていてもおもしろいですね。攻撃では違和感はないですけど、守備ではSBが後ろにいないので、自分が一番後ろの選手という責任感をもちながらプレーしています。でもそこは、今日だったらトキ(常田克人)に「お願いね」とコミュニケーションを取って、声で細かくサポートしてもらっていました。

--今季は背番号が9から97に変わりました。どんな意味が込められているのでしょうか?

1997年生まれというのもありますし、元々7番が好きだったんです。あとは、2桁の整数の中で一番大きな素数なので(笑)。いろいろ理由が重なって97にしました。昔は13番をつけていたこともありましたし、素数が好きなんですよね。

--ホーム開幕戦を勝利で終え、藤沼選手自身もいいスタートを切れたのではないかと思います。今季に懸ける思いを聞かせてください。

昨季は全然試合に絡めなかった悔しさがありますけど、今季はこうして早くから試合に出ることができています。新しいポジションにも挑戦できているので、このままピッチに立ち続けるために、WBでもゴールを狙っていくことが自分の持ち味です。FWの選手に負けないくらい、ゴールを狙い続けたいですね。