《試合結果》
栃木シティ 2-1 SC相模原
【得点】
30' 髙木彰人(SC相模原)
33' 吉田篤志(栃木シティ)
84' 吉田篤志(栃木シティ)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2025/021515/live/#livetxt
シュタルフ悠紀リヒャルト監督
--試合を振り返って。
栃木シティさんにとっては今日が記念すべきJリーグ初ゲームだったと思うので、改めて昇格おめでとうございますということと、我々が引き立ててしまいましたけれども、初勝利もおめでとうございますと言いたいです。今季は栃木シティ戦で始まり、栃木シティ戦で終わるシーズンなので、最後に相模原に来た際は我々が優勝を決めた後で、我々のゲームに臨んでもらえればなと思います。
--今季は“攻守でのつながり”が一つのキーワードになっていましたが、今日の試合ではどのくらい発揮できましたか?
あまり発揮できなかったと思います。開幕戦の緊張感のようなものもありましたし、勇気を出してボールを持つことにチャレンジし切れなかった部分が少しありました。先制点を取れて、良くも悪くも守備的になってしまったことで、相手の攻撃やプレッシャーを受けることにつながってしまいました。1点目に満足することなく、2点目、3点目と取っていけるようなマインドセットが必要だと思います。そこのところが、結果としてこういうふうに逆転される内容になってしまったのかなと思います。
--ベンチ入りできるメンバーが今季からは9人に増えましたが、そのなかで62分に加藤拓己選手を最初の交代カードとしてチョイスしました。その狙いは?
1-1という状況でしたし、僕らは全試合で勝ちにいかないといけないので。攻撃に新しい選手を入れようとしたのと、ロングボールも増えていたので、そういったところを収めるのが加藤選手はうまいので、そこで起点を作って相手陣地でサッカーをするようにという狙いがありました。
--今日は敗戦となってしまいましたが、残りはまだ37試合あります。次週のホーム開幕戦に向けてはいかがですか?
選手にも伝えましたけど、やることは大きく変わりません。目の前の出来事に気持ちを揺さぶられすぎず、最終目標を見据えた上でのチーム強化が必要になってきます。今日出た課題は(改善に向けて)やりますけど、それ以前に自分たちの力を出しきれないゲームだったので、そこを思い出して臨みたい。今日もたくさんのサガミスタが来てくれましたけど、来週のホームゲームはもっとたくさんの人が来てくれると思うので、また勝利を目指して戦うだけかなと思います。
FW/14 髙木彰人
--まずは、ご自身の先制点を振り返ってください。
1タッチでしっかりと枠に入れられたことがよかったと思います。ワンツーみたいな形で(加藤)大育が抜け出してクロスを上げてくれましたけど、こぼれてくるとは思っていませんでした。最初はもしかしたら大育が横パスをくれるかもしれないと思ったので、中に入っていこうとした意識が結果的にあそこに転がって来てくれたのかなと思います。
--今日チームとしてやろうとしたこと、個人として意識をしたことはありますか?
チームがやろうとしたことはありますけど、相手ありきなので。相手がどういうサッカーをしてくるかということに対して、自分たちがやれることをやっていくなかで、今日は相手の前からの圧力や球際のところだったりは相手の方がいけてる回数の方が多かった。セカンドボールや球際でやられてしまうと、相手に流れは徐々に渡ってしまう。試合全体を通しても相手の方がボールを持っている時間は長かったと思いますし、ああなってくると今日みたいに苦しくなります。自分たちがボールを持つ時間を増やさないといけないなと思います。
--ボールが落ち着かない印象もありましたが、セカンドボールをしっかりと回収してマイボールにすることが大事だった。
そうですね。相手のウイングの選手がドリブルにキレのある選手だったので、そういったのも含めて、うちのコーナーフラッグのあたりまで侵入されることが多かった。そうなるとうちのボランチ3枚もカバーにいって、そこでボールを取って前にパスをつなぐとなっても、FWの自分と武藤(雄樹)さんしかいないので孤立しがちになってしまいます。そういったところで相手が潰しに来る狙いは自分もわかっていたので、多少厳しくてもみんなが頑張って守備してくれたボールを収めてあげないといけませんでした。そこで収められると起点になって、全体が押し上がることができます。それができている時間帯はよかったと思いますけど、その回数をもっと増やしていかないといけない。こういった相手は栃木シティだけじゃないと思いますし、もっとやっていかないといけないと思います。
--次週はホームでの開幕戦になります。優勝という目標に向けて、意気込みを聞かせてください。
初戦は負けてしまいましたけど、まだ37試合あります。長いリーグ戦のなかでこういう負けは絶対にどこかであること。そのタイミングが早かった捉えて、次はホーム開幕戦なので、サガミスタのみなさんと勝利を分かち合えるように頑張っていきたいです。
FW/23 加藤拓己
--復帰おめでとうございます。910日ぶりの公式戦になりましたが、いかがでしたか?
僕も数えました。3年前、相模原で鹿児島ユナイテッドFC戦に出場して以来の公式戦でしたけど、正直そんなのはどうでもいいかなと思います。自分のことも大事かもしれませんけど、なにより大切なのは、チームの勝ち点3だと思っているので。
--ピッチに立つ際はどんな気持ちになりましたか?
1-1で状況的には点を取りにいかなければいけなかったので、特に自分(の感情)に左右されずという感じでした。今日は仕事ができなかったので、そこは反省する部分かなと思います。
--ゴリ(加藤拓己)選手がカウンターを仕掛けて、最後にクロスをボレーで合わせにいった惜しいシーンもありましたが。
惜しいだけなので。結果は出ていないのでなにも意味がないですし、あそこはしっかりと精度を上げて、決め切る、勝ち切るということにこだわってやっていきたい。まだ1試合目ですけど、そう痛感しました。
--“エナゴリ”という肩書きも任命されていましたが、チームをどう引っ張っていきたいですか?
僕だけじゃないので、そこはチーム全員でまとまって、協力しながらやっていきたいですね。