《試合結果》
FC大阪 1-0 SC相模原
【得点】
77' 坂本修佑(FC大阪)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2024/111501/live/#live
シュタルフ悠紀リヒャルト監督
--試合の総括をお願いします。
(前節からオフを除いて準備期間が)3日しかない中で、一生懸命選手を鍛えました。この敗戦でプレーオフの可能性はなくなってしまいましたが、最後まで信じて応援してくれるサガミスタのためにも、来週のガイナーレ鳥取戦で少しでも喜んでもらえるように頑張ってまた準備していきたいと思います。
最終戦まで希望は残せませんでしたけど、昨季の順位(18位)から考えると、プレーオフ争いをしてくれた選手たち、スタッフ、ボランティアスタッフ、いろんな方たちが一丸となって関わって、ここまで生き残ることができました。そこに対しては非常に感謝していますし、すごくいいプロセスをクラブとしてもチームとしても進めたのかなと思っているので、今日は敗れてしまいましたけど、指揮官として選手たちを誇らしく思います。
GK/1 三浦基瑛
--試合を終えて、今の心境を教えてください。
自分はここまで全試合に出させていただいて、いい時もあれば悪い時もあって、その中でベストは出していたつもりですけど、自分の実力不足というのを感じています。一番試合に出ている身として、感じるものはありましたし、信頼に応えられなかったことに悔しさがあります。
--前半は球際で相手を上回る回数もありました。その中で、後半に退場者が出てしまって難しくなったのでしょうか?
後ろから見ていて、前半でできていた部分が後半は苛立ちだったりで自分たちがバタバタしてしまったなと感じています。ああなってしまい10人でなにができるかというところではありましたけど、10人になったから諦めるということはなかったですし、その時は0-0だったのでセットプレーでもなんでもいいから決めて、あとは守りきれば勝ちだと思っていました。
--そこからCKで失点してしまいましたが、今日は今まで取り組んできたシュートに対してディフェンスの選手が身体を投げ出す遮断もよくできていたように見えました。
そうですね。前半からいい入りで、自分たちでボールを拾って攻撃につなげることができたのですごく良かったと思います。後半の入りに失点していたことが多かったので、そこも引き締めて守備やセカンドボールの回収は気合いを出しながらよくできているなと感じていました。
10人になって一人少なくなった中で、配置が変わったところもありましたし、その前でも、いらないところでのファウルや段々セカンドボールを拾えないということが続きました。そういったちょっとした積み重ねでCKからやられてしまったと思います。
--来週は、ホームで今季最後の試合になります。プレーオフ出場はなくなってしまいましたが、どんなプレーを見せたいですか?
あと1試合でどれだけ順位を上げられるか、そのために戦う姿勢を見せたいと思っています。ホームに一人でも多くの方に来ていただいて、最後は勝ってみんなでファミリアをしたいと思います。
FW/14 髙木彰人
--プレーオフ出場へ向けて重要なこの一戦に、髙木選手自身は7月の第23節・ツエーゲン金沢戦以来の先発出場となりました。どんなことを考えて試合に臨みましたか?
FWなので、ゴールを意識していました。みんなも今日の試合に懸ける思いは強かったと思います。そういった大事な試合でスタートとして使ってもらえたということも踏まえても、しょうもないプレーはできないなと思ってやっていました。
試合は退場とか、いろいろありましたけど、そこを含めて今のチーム力だと思います。そこで失点したり点を決められなかったことは、誰が悪いとかではなく、チーム全体で1年間やってきて積み上げられなかったというところでもあると思う。「自分のやるべきことはしっかりやろう」と思っていましたし、個人としてはこういう試合で点を決めてヒーローになりたいと思っていましたけど、それができなかったということを考えると、FWとして責任を感じる試合になりました。
--一人少なくなって難しさもあったと思いますが、どんな部分にやりにくさや課題感がありましたか?
10人になったから課題が出たというよりかは、相手のサッカーに対して球際だったりセカンドボールの拾い合いで後半は流れを持っていかれたのかなと思います。実際、サッカーはセカンドボールを拾えていたら流れは自然と傾いていくもので、それが相手の方が回数が多かったから押し込まれる時間が多かったと感じます。
--その中でも、髙木選手がドリブルでゴール前まで運んで植田選手へラストパスを出したり、バイシクルシュートを放つなど気持ちを見せながらチャンスを作ろうとしていた印象があります。
ゴールへの意欲は、そこしか最後は出すところがなかったので、自分が点を決めるなり得点につながるプレーができればいいと思ってやっていました。それができなかったから、個人としても結果がなかなか出ていないですし、チームとしても無得点に終わってしまったのかなと思います。
--その他にも、前半から前線に張るだけではなく、プレス回避のためにボールを受けにいこうとする意図も感じられました。
裏のスペースを狙える時は裏を狙いますけど、相手のサッカー的にも押し込まれる時間はあると思っていました。押し込まれた時、前に一人で残っている分、しっかりとボールを収めてあげて後ろから押し上がる時間を作ってあげないといけないと思っていました。
--この結果を受けて、プレーオフへの出場がなくなってしまいました。来週、ホームで行われる最終節に向けてどんな姿を見せたいですか?
1年間やってきたことの集大成を示す場でもありますし、最終節をホームでやれることはすごくいいことで、最後にサガミスタのみなさんの前で僕たちの『エナジーフットボール』を見せられたらいいと思っています。監督も最後に言ってましたけど、サガミスタのみなさんに勝利を届けることだけを考えて、一つでも上の順位でフィニッシュできるように頑張りたいですね。