MF/48 植田啓太
--前節システムが少し変わった中で、植田選手も63分からピッチに立ちました。プレーしてみて、いかがでしたか?
守備の時間が長かったので自分の特長を出せたシーンは少なかったですけど、チームとして攻撃でのいい繋がり方ができていたし、守備でも迷うことなくいけてたと思います。失点のシーン以外は問題なくできていたし、勝てたのでよかったと捉えています。ただ、あまり圧がなかった中での試合だったのでゴールももっと取れたし、チームとして勘違いしないでやり続ける必要があるなと思います。
--今後のチームの武器としてポジティブな面もあったのでは?
そうですね。監督やスタッフ陣が分析をして、あのフォーメーションとメンツがいいと判断してのことだったと思いますし、次の試合も同じ布陣でいくかどうかはわからないですけど、やることは変わらないと思っています。流れ的にも(連敗を止めることができて)勝てたことはいいことだと思いますし、そこに関してはよかったと思います。
--今節はプレーオフ出場圏内にいる、福島ユナイテッドFCとの試合になります。
中に人数を集めてくるので、こっちが間を締めていたとしても狭い隙間を狙ってきて、スピードアップしてくるチームだと思っています。逆に言えば、このチームのいいところはウイングの選手が優位性を保てることだと思うので、相手のサイドは人数が少なくなるはずですし、相手のサイドバックとの1対1で負けるようなウイングはうちにはいないので、そこをうまく使いながらやっていきたい。中央でも、ボールを引っ掛けることができれば相手も前に人数をかけている分、ショートカウンターが有効になってくると思います。差し合いのような試合になると思うので、ゲームを決められるようプレーしていきたいですね。
--自分がゲームを決めるような結果を残したい気持ちも強いですか?
今は勝つことが大事なので、そこにフォーカスをしたいと思います。最終的に試合を決める選手が自分であったら嬉しいですけど、まずは勝てるようにいい準備をするだけですね。
MF/6 徳永裕大
--前節のY.S.C.C.横浜で徳永選手に与えられた役割や狙いは、どんなものがありましたか?
役割に関しては、いつも通りやろうと思っていました。システム的には僕と(西山)拓実がいわゆる6番と呼ばれる(ボランチの)ポジションに入って、攻撃の時は相手の右サイド(相模原から見た左サイド)の選手がかなり出てくるというスカウティングだったので、拓実が上がり気味で僕が真ん中に立って試合に入ろうとやっていました。前半はそれがうまくハマったなという感じで、武藤くんが落ちてきたり、拓実が上がったりして、チャンスをすごく作れていました。相手も守りにくそうな感じをしていたので、僕と拓実のところは相手にとって嫌だったんじゃないかなと思っています。
--相手によっては、逆に徳永選手が上がっていくこともあり得る。
そうですね。僕もずっと留まらず、チャンスがあれば前に出て行きますし、その時に拓実が真ん中に入るようにうまくコミュニケーションを取りながらできたんじゃないかと思います。
--中盤と前線の選手たちの距離感が良くなったように見えましたが。
距離感は良かったですね。2人だけの関係性だけじゃなくて、3人、4人と繋がれていました。例えば拓実と武藤くんだけでなく、プラス(長谷川)雄志と僕だったり棚橋(尭士)とも連係がすごく取れていた試合だったと思います。
--これから大事な試合が続いていく中、チームとして違う戦い方を確立できた感触はありますか?
そうですね。この前のY.S.C.C.横浜戦は自分たちの時間にできることも多かったので、その感触をさらに伸ばして共に昇格を争っている次の福島とのアウェイゲームに向けて、勝ち点3を取れるように頑張りたいと思います。
--プレッシャーのかかる試合になると思いますが、年齢が上の選手として働きかけたいことはありますか?
プレッシャーはある程度かけながらやっていかないと、ここぞという時に力を発揮できないので、プレッシャーも楽しみながらやっていきたいですね。福島には中盤にうまい選手が何人かいるので、前節の失点シーンのように間を通させないでやっていけば、しっかりと勝てるはずなので自信を持って戦っていきたいですね。