MF/22 福井和樹
--前節、リーグ戦では4月の第9節・アスルクラロ沼津戦以来の先発となりました。どんな気持ちでピッチに立ちましたか?
沼津戦から試合に絡めていませんでしたけど、メンバー外練習でも腐らずやってきました。最近は調子がいいと(監督から)言ってもらえて自信になっていました。スタメンとわかって気合いがすごく入ったし、「ここでやらないと」という強い覚悟で試合を迎えて、相手を怖がらせるプレーは意識してできたかなと思います。
--福井選手にとっては今季がプロ1年目で、監督交代など初めて経験することもあったのでは?
いい選手はどの監督でも使われます。自分と向き合ってどれだけやれるかを意識していましたし、練習が終わった時間の過ごし方は人よりこだわってやれたからこそ、チャンスが巡ってきたのかなと思っています。
--試合に出られなかった期間を経て成長を感じる部分は?
メンタル面は変わったと思います。プロになる前はトントンと試合に出続けることができてチームでも中心となってやってきた中で、出られない期間をここで経験して、そこで腐ってしまう選手もいると思いますけど、そうはならないように「自分が上にいくぞ」という反骨心を持って毎日を過ごせました。これからもそういう機会はあると思いますけど、同じように腐らない気持ちを大切にして上を目指したいです。
--FC岐阜戦では、いいタイミングで背後に抜け出して決定機を迎えていました。感触はどうでしたか?
日頃の練習で(長谷川)雄志くんがああいう裏へのボールを蹴れるのは知っていました。雄志くんも僕があそこを走れるというのはわかってくれているので、自然といいボールをもらえたなと思います。でも、決められなかったので雄志くんにはすごく申し訳ないですけど。次は絶対に決める気持ちでいるので、またいい準備をしたいですね。ゴールを決められなかったことは悔しいですけど、勝った試合に90分間出続けられたことは自信になりました。あの試合をきっかけに、これからどう変わるかが大事だと思っています。
--今週末はFC今治、次週は大宮アルディージャと上位陣との試合が続きます。福井選手の意気込みを聞かせてください。
前期の今治戦はベンチ入りはしましたけど、出場できず悔しい思いをしました。大宮戦もホームでなにもできなかった印象があるので、後期での試合は成長した姿を見せたいですね。そのために、またメンバーに入れるよう頑張っていきたいと思っています。
MF/47 岩上祐三
--前節は岩上選手とディフェンスラインに入った長谷川選手が中心になってボールを握っていた印象があります。振り返って、どんなゲームになりましたか?
岐阜がスカウティングとは違って5-4-1で守ってきたのでボールを握れる時間は長かったですけど、攻撃に厚みをもう少し出したかったなと思います。
--厚みを出すには、どんなプレーが必要でしたか?
FWとWB、シャドーが横並びになっていたので段差を作る必要がありました。裏のスペースが空いていたので裏を狙いたい気持ちもわかりますけど、誰かが引いてきて裏を狙うというコンビネーションでゴールに向かえたらよかったなと思います。
--結果としては、7試合ぶりに勝利を得ることができました。チームの雰囲気に違いはありますか?
雰囲気は変わらず、いいですね。「あとは結果がついてくれば」とずっと思ってやっていて結果がついてきたのでよかったし、なによりホッとしています。これから今治、大宮と(上位陣との試合が)続きますけど、勝てていないなかでそこに臨むより一つ勝って臨めるほうがいいと思うので、前節勝てたことは大きかったと思います。
--ベテランとして、終盤戦に臨むチームへ働きかけたいことはありますか?
ないです(笑)。俺らがなにを言ったところで若い選手がそれを受け入れるかだし、試合中や練習中しか言うことを聞かないから(笑)。だからなにかを言うというよりは、ピッチで一緒にプレーして、一緒に上を目指していければいいなと思います。やるしかないですね。