《試合結果》
SC相模原 1-1 AC長野パルセイロ
【得点】
13' 棚橋尭士(SC相模原)
90' 進昂平(AC長野パルセイロ)
■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/j3/2024/083117/live/#live
シュタルフ悠紀リヒャルト監督
--試合の総括をお願いします。
毎試合毎試合、デジャブみたいで疲れてきたんですけど、本当に勝たなければいけないゲームだったと思います。まずは(試合を)開催するにあたって協力してくださったスタッフ、ボランティアスタッフもそうですし、どうなるかわからないなかで駆けつけてくれたサポーターもそうですけど、そういった方に勝ち点3で応えることができなかったのは非常に悔しいです。
難しい部分は、あと一歩の戦いが続いているということ。追加点を取れれば楽に進められるようなゲーム内容だったと思います。数多くのチャンスをなんで決められないのか、なんでラストパスが決まらないのかというところを練習で突き詰めていくだけだと思います。
3試合連続でセットプレーから失点しているところも非常に悔やまれますし、セットプレーの与え方も、GKがカバーに入っていましたし、まったく危険なシーンではなかったので倒す必要もなかったし、退場になる必要もありませんでした。そういったところも含めてゲームコントロールという僕らが抱えている課題を選手と対話しながら改善していかなければいけないと思います。
1回でも多いのに、それを2回、3回と連続でやってしまい、もしもフットボールにアディショナルタイムがないスポーツだったら僕らはプラス勝ち点5あるわけで、5ポイントを上乗せして順位表を見れば全然違う印象になると思います。そういった詰めの甘さは結局は弱さになります。試合はどんどん続くので、早く(この流れから)脱出して、内容だけではなくしっかりと連続して勝ち点3を取れるチームに成長させられるよう、また1週間頑張りたいなと思います。本当に、応援ありがとうございました。
シュタルフ悠紀リヒャルト監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://youtu.be/5Ni40lRHQt0?feature=shared
DF/2 加藤大育
--90分の失点で悔しい引き分けになったと思います。
1週間で準備してきたことを結構出せていました。前半に1点を取って、そこで追加点を取れていればゲームを決めることができたのに、決め切れず自分たちで苦しい方向にいってしまったかなと思います。
--後ろからのボールの前進がスムーズになったように見えました。1週間取り組んでいたことは、そういった組み立ての部分になりますか?
そうですね。相手のCBとボランチの裏のスペースが空くということをチーム全体で共有して、そこを狙おうと取り組んでいていたなかで、そこは出せました。
--相手の守備陣系的に、アンカーの選手がフリーになっている場面も散見されましたが。
(岩上)祐三さんのところにプレッシャーがかかっていなかったらそこを使って、逆にそこへマークに来ていたら裏のスペースが空くので、いい形で縦パスをつけられたかなと思います。
--今日は加藤選手が3バックの中央を任されていました。見慣れない光景でしたけど、プレーしてみてどうでしたか?
公式戦では、昨シーズンの天皇杯予選のY.S.C.C.横浜戦でちょっとやったぐらいで、それ以外はやってなかったですね。でも、全然違和感なくプレーできたので、自分の幅を広げる意味でも良かったなと思います。
攻撃時での縦パスや配球を監督からは求められていたので、そこは意識していて、良くできた方だと思います。守備面に関しては、おがくん(小笠原佳祐)と(山下)諒時が前に出ていく守備をして、裏へ蹴られたボールの処理やカバーを自分は気にしながらやっていました。個人としては上出来な方だったと感じます。でも、後ろの人間としてはクリーンシートで終えることが大事なので、自分が良くても勝たなければ評価されないので突き詰めていかないといけないなと思います。
--最後の失点はFKからでした。
試合前から「ここ2試合、セットプレーから連続でやられているので、セットプレーからの失点はなくそう」という話をチーム全体でしていて「無駄なファウルは減らそう」と言っていました。あそこでファウルを与えてしまったことが勿体なかったなと思います。
--ただ、それまでの時間で押し込まれても際のところでピンチを防ぐ場面もありました。その点に関してはいかがですか?
インプレーでのピンチがそこまでなかったことは良かったです。でも、昇格するチームはああいうところでしっかり勝ち切ったりゼロで抑えるゲームコントロールができていて、それが大事になるので、練習から常にそういうマインドでやっていかないといけないと思います。
--悔しい試合が続いていますが、来週もホームでの試合になります。
ホームは“自分たちの勝たなければいけない場所”であるので、サガミスタの皆さんにも喜んでもらいたいですし、みんなでファミリアを踊っていい週末にしたいと思っています。次のテゲバジャーロ宮崎戦では必ず勝利を届けられるよう、1週間しっかりと取り組んでいきたいと思います。
DF/28 小笠原佳祐
--今日の試合を振り返っていかがですか?
気をつけてはいても、この3試合はみんなのなかでの共通認識として「最後は絶対に守ろう」と声をかけ合っていたはずなのに……というところがあります。正直、試合が終わったばかりなので整理はついてないですけど、なんでだろうというのが一番ですね。
--小笠原選手としては前々節の松本山雅FC戦以来の出場でした。ご自身のプレーを攻守それぞれで振り返っていかがでしたか?
松本との試合は、加入してから練習試合を1試合して臨みました。その時は守備も攻撃も頭ではなんとなく理解しているけど、ピッチでは落とし込めていないような感覚があって、自分のところで失点しているので変えられても仕方ないと先週は思っていました。スタメンから外されて、一つ吹っ切れたというか、思い切って自分の持ち味を出していこうという気持ちが自分のなかではあったので、前にいくという自分の強みは発揮できたと思います。
--58分に小笠原選手が相手のボールをカットして、そのまま前につけるというシーンも見られました。
いろんな守り方があるなかで、元々は自分のなかでは引く側がセオリーでした。でも監督からはあそこで引かずに一人が出ていって判断を奪って、そこでボールを取れたらベストということだったので、あの場面では前にいって、そこはうまくハマったかなと思います。
--後ろからの組み立てに関してもCBにプレッシャーがかけられていたなか、そこもうまくできていたようにも見えました。
相手を想定した練習が相模原では多いので、「こう来るな」というのがわかった上で試合に入れるので、僕的には助かっています。あとはミスをせずにやるだけでした。でも、僕よりもダイ(加藤大育)とかの方がいい縦パスを入れられていたと思います。僕ももうちょっと入れられるようになれば、ダイや他の選手もプレーしやすくなるかなと思います。
--守備面に関しても、押し込まれたなかでもピンチを防げていたと思いましたが。
松本戦ではクロスからやられていたので、入ってくるボールに対してはタイトにいく意識を一層強くしていました。僕のところではないですけど、あそこ(失点の場面)も食いつきすぎてしまって裏を蹴られてしまったので……もう一回見返したいなと思います。
--初めてのホームゲームとなりましたが、相模原ギオンスタジアムやサガミスタの雰囲気はいかがでしたか?
雨のなかでもああやって多くの人が応援に来てくれましたけど、自分はファミリアをまだ動画でしか見たことがないので、自分が出て勝って、歌いたいなと思います。
--次もホームでの試合になります。意気込はいかがですか?
昇格の力になるために呼ばれていると思うので、自分が出て勝たなければ意味がありません。勝つことに執着したいです。今日はフィーリングは良かったので、個人としてはこのまま続けていきたいと思います。