MF／6 徳永裕大

－－最近はインサイドハーフでの起用が続いています。どんな役割を求められていますか？

攻撃面ではビルドアップに参加しながら、前を向いてFWやウイングバックとの関わりを増やしています。前期は攻撃回数やアタッキングサードへの侵入回数が少ないというのがデータにも出ていたので、その回数をもっともっと上げていけるように中間ポジションを取る役割を担っています。味方に対して近すぎず遠すぎないポジショニングを見つけて誰が出ても距離感よく前に進むことができれば攻撃回数は増えていくと思います。そうやって攻撃回数やシュートまでに持ち込む回数をどんどん増やしていきたいです。

－－距離感が良ければボールを失いにくくなるメリットもありそうですが。

そうですね。失わないようにビルドアップをして攻撃回数を確実に増やせますし、取られてしまった後も距離感がいいと奪い返してカウンターにつなげることもできます。

－－今、チームとしてできていること、突き詰めていることはそれぞれどんなことが挙げられますか？

ここ2、3試合は前期の試合より攻撃回数やシュートチャンスは増えていると思います。そうしたいいところは続けつつも、僕らの課題は引き続き攻撃のところです。後期は攻撃のクオリティを上げてシュートチャンスにつなげるということをもっと突き詰めていきたい。「フリック」というワードもよく出るのですが、ワンタッチのフリックをもっと使ったりして、コンビネーションで崩していければずっと上位に居続けるサッカーができると思います。

－－最近はクリーンシートが続いていますが、攻撃の時間が長いことも要因として挙げられますか？

それもあると思います。ボールを持つ時間が長ければ守備の時間も単純に短いので。シュートで終われれば（カウンターを受けて）攻められることもないですし、攻撃が良くなっているから守備も良くなっていると思います。

－－今節はサガミスタエナジーフェスということで、多くの来場者数が予想されます。ツエーゲン金沢との試合へ向けた意気込みはいかがですか？

たくさんのお客さんの前でプレーできることはうれしく思いますけど、個人的には前期の金沢戦では悔しい思いをしたので、ホームで負けられない試合になると思っています。いい内容のサッカーをして勝つことができれば前期の借りを返せると思うので、エナフェスも大事ですけど、そこも意識して試合に臨みたいですね。

DF／4 山下諒時

－－失点ゼロの試合が4試合連続で続いていますが、最近のディフェンス面の感触はいかがですか？

真ん中がマサさん（田代真一）になってからはコーチングの量が増えましたし、自分も3枚の真ん中から脇になってからは得意とする前に潰しにいく動きも増えて、いい感触でできています。

－－シュタルフ悠紀監督が就任してから守り方に変化はありますか？

今まで積み上げてきたものを再現性高くというか、みんなで連動しながら行えています。

今は自分たちが最後にシュートコースを限定できていたり、モトくん（三浦基瑛）に助けられていることもあって無失点の試合を続けられているのかなと思います。

－－前節は、オフサイドの判定になりましたが山下選手から前線の伊藤恵亮選手へ長いパスがつながって、ゴールネットを揺らした場面もありました。

あの場面は恵亮が動いていたのは見えていましたし、前線の選手が裏を狙うことはチームで言われていることです。前線のアクションを後ろが見逃さずやっていけたらゴール前での局面を増やせると思いますし、そうすることで迫力のある攻撃ができると思います。

－－次の金沢戦は多くの来場者も予想されますが、意気込みはいかがですか？

前期の金沢戦は相手のロングボールに苦戦して押し込まれる時間もありました。同じ勝ち点の相手との試合になるので絶対に勝たないといけませんし、シーズンダブルを食らっていたら昇格はないと思います。自分たちがエナジーを出したフットボールをして、お客さんがまた来たいと思うような試合をしたい。金沢はパワーのある攻撃をしてきますし、得点力のあるチームですけど後ろの選手としてはゼロに抑えて7月は無失点で終えたいと思っています。