SC相模原

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06-13-2024

 試合結果 

【6/12モンテディオ山形戦】試合結果・監督・選手コメント

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《試合結果》

SC相模原 2-3 モンテディオ山形

■得点
9' 山田拓巳(モンテディオ山形)
12' 松本凪生(モンテディオ山形)
21' 福井和樹(SC相模原)
38' 加藤千尋(モンテディオ山形)
55' オウンゴール(SC相模原)

■Jリーグ公式ホームページ試合結果
https://www.jleague.jp/match/emperor/2024/061232/live/#live


戸田和幸監督

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--試合を振り返って。

昨年はここのラウンドで札幌と対戦して敗れたんですけど、クラブにとって、選手にとってもう一つ先に進むことは我々自身も一つ上のステージに押し上げてくれることにつながると選手に話をしたので、新しい歴史をつくるって言ったら大袈裟ですけど、そういう気持ちをもってここに来ました。

選手は最後まで全力を尽くしてくれたと思うんですけど、今日に関しては勝ちに値する試合ができたかなと言うと、サポーターが本当に最後まで声援を送り続けてくれたので、選手があきらめずにゴールを目指したと思うんですが、失点の部分を見ていくと、我々としてはおそらく勝利に値しないものだったので、全力は尽くしましたけど、まだまだ全力の質は低いということで、次に向けて見つめ直してトレーニングを頑張りたいと思います。

--結果は1点差の敗戦になりましたが、切り替えの部分で上回るシーンもあり、そういう部分をどのように評価してさらに良くしていきますか?

今のチーム状態で言うと、前節もですけどしっかりとプレーできるようになってきた。敵陣に入っていく回数や時間も増えてきたと思います。ただ、その裏返しでこぼれ球もそうですし、切り替えの局面でその展開を続けるか終わらせるかということをしないと、当然ながら相手のカウンターのチャンスが生まれてしまう。そこが僕たちが直面している次のレベルに行けるかどうかのすごく重要なところだとは思っているので、選手たちが全力を尽くしていることは間違いないですけど、まだ試合で結果を得るところまでは足りていないのかなと。奈良で負けた試合も含めて感じているところではあるので、追求し続けるのが一つ。

今日で言うと、序盤は敵陣に入っていってロングスローも多かったですし、ゴール前に迫ったんですけど、我々はどこから失点したかと言うと、山形さんはスローインも速い。ボールが(コートの外に)出てもすぐに出てくる。基本的にボールは保持しますけど、背後にも鋭く出てくるんだよということは伝えてゲームに入ったんですけど、スローインから背後に落とされて、明らかに準備不足で失点をするのを見た時に、この試合に勝つために本当に必要なことができたのかというのは全員の話ではないですけど、ハーフタイムにハッキリと伝えました。このまま終われるかという話をハーフタイムにして、自分たちはこのまま帰るわけにはいかないということと、勝敗は別にして自分たちがここに何をしにきたのか示せというのを選手に伝えて後半に送り出したので、その部分に関しては交代で入った選手も含めて良いプレーがありました。

負けた試合の後というのは伝え方とか総括の仕方は難しいですけど、昨年と違うのは結果を絶対に度外視してはいけないのが今の僕たちです。昨年は歯を食いしばりながらプロ1年目の選手が多かったなかで土台をつくって、まずはプレーできることと、結果も求めるんだという時期もあったと思いますけど、今は違います。

天皇杯も含めて上に上がっていく、我々が目指すところに向かっていくために必要なことを高いレベルで行い続けないといけないと思うので、負けた試合の後は本当に言い方が難しいですけど、全員じゃなかったですね。すごく良くやってくれた選手もいました。実際にそういったところから、クロスから点が入りましたし、狙ったところは出ましたけど、試合をモノにする上では足らない部分、足らない選手がいたことは事実なので、やっぱりできるだけ全ての選手が自分のもっているものとこの試合でやるべきことに全力を出し尽くすところまでいかないと、上に上がっていくことはできないと思う。

こういった試合も個々に成長とか成果とかプロで生きていく、上に上がっていくことにつなげれられるように伝えて感じてもらって、また次につなげていければいつか負けの意味が出てくると思いますけど、負け自体には意味がないんで。負けていいことなんて一つもないですし、負けたけどよくやったということは僕は言わないし、言うつもりはないので。逆に勝ってもよくなかったらよくないって言うだけですから。負けたということをきちんと受け止めて、なぜ負けたのかをしっかりと見て次に向かっていかない限りは繰り返してしまう可能性があるので、ここはシビアに受け止めて僕自身もまた努力しなきゃなと今、思っています。

▪︎戸田監督記者会見のコメント全編はYouTubeで公開中!
https://youtu.be/lf20OFftuds?si=Kzd4cO0r6YGJS33F

FW/66 栗原イブラヒムジュニア

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--試合を振り返ってください。

格上の相手との対戦ということで、チームとしては試合のところで自分たちが食らいつく上で優位に時間を進めようとしました。立ち上がりはセットプレーで押し込む時間があって悪くなかったんですけど、本当に一瞬の気の緩みで、自分も含めた最初のポジショニングを誤ってしまい、セットプレーで立て続けに失点してしまいました。そうは言っても、残りの時間、みんなは自信を損なうことなく、自分のクロスから得点に結びつきましたし、形としては何回もゴールに迫るシーンがありました。最後にも(決定機は)ありましたけど、そういうのを含めてあと一歩が及ばず、全体としては悔しい結果になりました。

--チームの1点目に繋がったクロスの場面を振り返ってください。

ファーストタッチで前に置いた時にまずは遠くを見て、(福井)和樹とセヌさん(瀬沼優司)がゴールに向かって走っていたのがわかったので、自分が蹴りやすいところにボールを置いて、そこにしっかりとボールを蹴ればチャンスになるなと思い、結果それにFWの2人が合わせてくれました。思い通りのプレーで、あの状況としては一番良いプレーができたんじゃないかなと思います。

--ファーの瀬沼選手を狙って、折り返してもらうことをイメージして蹴った?

ぶっちゃけ自分のアシストになるようなボールを蹴ったつもりでした。セヌさんの体の向きとかがあったと思いますし、自分が点を取るためにあそこに入ったと思うんで、それが結果セヌさんのアシストになってゴールにつながったので、それは良かったです。

--直近は途中出場で右WBに入るシーンが多いですけど、もともとはコーチからの提案だったと伺いました。

ある練習で「右WBで試してみて」と言われて、その時は「?」と、それが本当に試合につながるためのオプションとは思っていませんでした。ただそれは自分次第で、自分がそのポジションをこなせたことでああやってチャンスをどんどんもらえるようになっていきました。

まずはサッカー選手として試合に出ることが大切で、自分としては練習からその可能性を見出せました。今日の試合はポジショニングとかまだまだなところが多かったですけど、結果的には2点に絡めました。そういった爪痕を残しつつも、どんどん自分の直していかないといけないポイントをしっかりと見て、もっと脅威的な選手になれるように切り替えてやっていきたいです。

--WBで最初にプレーしたのは練習試合でですか?

いえ、練習の対人のメニューでした。そこである程度(感覚を)つかんでから、天皇杯1回戦のメンバーに入りました。試合には出なかったですけど、一応WBとしてメンバー入りして、その次の甲府との(練習)試合でフルタイムでプレーしてアシストをして、自信をつかんだ流れです。

--個人として一つ糸口をつかみかけている感覚なのでは?

今このポジションで出るということで、「自分だったらやれるぞ」って言うところを見せられたと思うし、ただ自分が出たことで起きてしまった場面もあると思うので、そこは本当に減らさないといけない。逆に自分の良さをどんどん出していくところは、本当にやり続けるしかないです。

MF/13 吉武莉央

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--公式戦で久々の先発出場でした。全体を振り返っていかがでしょうか?

試合前から戸田さんから「最初の15分は思い切っていけ」と言われていて、そのなかで前半の3失点は、本当にいらない失点でした。メンバーも普段リーグであんまり出てない選手が前の方は出ていて、もっと責任感をもってやるべきだったと思います。

--立ち上がりは押し込めていましたけど、相手のクオリティの高さを感じた部分はありましたか?

1個1個の質、ゴール前でああいうのを決めたりして、「カテゴリーが上の選手だな」と感じることはありましたね。相模原も結構チャンスがあったなかで決め切れるかという展開で、ああいうところを決めるのが上に行くチームかなと感じます。

--1点を返したシーンは、長いボールを岩上祐三選手が触って、金城ジャスティン俊樹選手が左につないで、落としたボールを右サイドに展開したのは吉武選手でした。

失点した後で、蹴ってしまいそうなところだったんですけど、ピッチ内で選手たちが「自分たちのサッカーをしよう」っていうふうにずっと声を掛けていた。あのシーンは全員がつながってゴールまでいけました。

--後半8分のミドルシュートは惜しかったですね。

入ったと思いました。でも、ボールが逃げていくなというふうには感じていました。ボールがリーグ戦のよりも軽いと感じていたので、もらった時に打つって考えていました。イメージ通りだったんですが。

--今日の試合をリーグ戦にどのようにつなげていきたいですか?

リーグ戦でも本当に全然出られていなくて、今日はチームもそうですけど、個人的に本当に重要な試合だったので、結果がほしかった。でも、パフォーマンスはそこまで悪くはなかったですし、リーグ戦にはつながるかなと思います。

--疲労を回復するのが大変だと思いますけど、この後の連戦は大切になると思います。

強度の高い練習をやっているので、体力的には大丈夫だと思います。


MF/7 金城ジャスティン俊樹

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--かなり食らいつきましたが、悔しい敗戦になりました。

シンプルに悔しいですね。失点の仕方もそうだし、特に後半はうちもチャンスがいっぱいあったなかで、相手はしっかり決め切って、うちは決め切れなかった。たらればを全部言えば「勝てたな」ってなるんですけど、これが現実ということで、もう受け止めるしかない。でも、悔しいです。

--カテゴリーが1つ上の相手で、前半は風をうまく利用して裏にボールを蹴ってきたり、ロングスローを入れてきたりしましたが、精度の高さは感じましたか?

風はあんまり感じなかったですけど、うちがああやって前に前にプレッシャーにいくなかで、それをうまくひっくり返す技術とか、そこはしっかりしていたなと感じましたけど、完全にやられていたかって言われたら、そうではなかったと思う。僕の左サイドでは(若林)龍を(前に)出して蹴らせたっていう部分もあるし、入ったところにいく意識もありました。そこでしっかり奪い切ることだったり、競った後のこぼれとかは意識していましたけど、それをもっともっと拾えていたら、もっとこっちのペースになるのかなっていう部分はありました。

--0-2から1点を返したシーンは、金城選手が起点になりました。2点を連続して取られて、蹴ってしまいがちな流れだったと思いますけど、よくパスを繋いだと感じました。

自分としては特に焦っていなかったし、自分はああいうプレーができないといけない。あれで蹴っちゃうと、もっともっと相手のペースになる。決められた後も、俺はずっとチームに「やることを変えないで、しっかり下から繋いで、怖がって蹴るな」っていうのは言っていたんで、それを自分がしっかり示せて、そのファーストプレーから得点が生まれたっていう意味では良かったかなとは思います。

--ビハインドながらも、今みんなでやろうとしてやってきていることをちゃんと出そうとする姿勢をすごく感じました。そこはチームとして目線が揃っていたからでしょうか?

そうですね。サッカーなので常に僕らがリードし続けることは難しいですし、こうやってビハインド1点、2点っていかれるときは絶対あって、それでやり方を変えてみんなバラバラになっちゃうと厳しいと思う。そこはいくら点を決められても自信をもってやって、ゴールを目指せば全然できるという声掛けはしていました。前半の得点シーンもそうだし、後半も惜しいシーンは結構あったので、そうやってしっかり作れれば絶対にできる。そこは僕も自信をもっています。ただ、それを最後に決め切る力とか、結局そういう部分ですよね。

--右サイドからクロスを上げてヘディングシュートでゴールに迫るシーンがありました。

そのちょっとのズレを突き詰めていけば、もっともっと強いチームになれるし、もっともっとやれることは多くなると思います。それはこの試合でしっかり学んで、今後につなげていきたいですね。リーグ戦はまだまだ続くので、そこに生かしていくしかないかなと思います。

--昨年からの積み上げがかなりあって、やれることが増えてきていることをすごく感じるのですが、実際にプレーしてどうですか?

それは間違いなくあると思います。昨季から残っているメンバーも多いですし、新しいメンバーも含めて自信をもってやれている部分は多いと思うので、そこの質をもっともっと高めていきたいなと思います。

--連戦でキツイと思いますが、今週末の試合がまた大事になります。

アウェイ3連戦になりますけど、こうやって奈良や山形、次の今治にも応援しに来てくれる方はいっぱいいると思うので、その人たちのためにも次はしっかりと勝利して、この3連戦を締めくくりたいなと思います。